あの当時の僕らのリスナーってどんな曲でも発売されれば買うんですよ 
非難することはあってもやっぱりそれでも買うんですよ(笑) 
そういうコアなファンに支えられていたのは恵まれていたと思いますよ 
だから僕なんかは曲のクオリティーを高める作業をするよりも 
曲の質が落ちてもリリースをどんどん増やすほうが効率がいいと思ってたくらいで 
だって買ってくれるんですから誰も損はしないわけですよ 
そういうビジネスモデルだって他業界ではあるわけじゃないですか? 
訳有り物件だったり訳有り食品だったりね 
一球入魂が原曲者の美学だったんでしょうけど僕なんかは数撃ちゃ当たるが美学ですから(笑) 
最近秋元康さんとお話したんですがやっぱり同じようなことを仰ってて 
「大衆は失敗の数なんか覚えていない」なるほどなって思いましたね