両親が離婚し父親に引き取られ
離婚のショックで根暗になった一人の野球少年

まだ幼い弟達の面倒も見る為に野球部に入ることも出来ずに
学校が終わったら即帰宅し夕食の準備
朝は朝食の準備と休みは掃除に洗濯という日々で
友達もできずに音楽だけが心のよりどころだった

そんな少年の前に現れたある一人のロック少年
そのロック少年はたまたま近所のレコード屋で少年がレコードを買ったのを目撃し
またまだ幼い弟達を連れていたことから複雑な家庭環境を察し
少年が心を閉ざしている理由を知り
積極的に声をかけた

そしてたった1枚のレコードの貸し借りから交流が始まり
その後唯一無比の親友となる

少年とロック少年の中学の卒業文集の寄せ書きにはそれぞれ

俺の最高にイカしたツレ小野瀬潤!死ぬまでコイツと歩いていきたい!井上

何もなかった俺にcoolな刺激と最高のダチを与えてくれた Rock 'n' Rollに感謝 小野瀬

と綴られている