社交辞令? 皮肉? なにそれ?

 アスペルガー症候群の方で日常生活で一番困っているのはやはり言葉の裏の意味が分からない事だと思います。

 特に日本人は明文化されてない空気を読むことを重んじるのでそれが出来ない、出来ても莫大な労力をかけないと難しいアスペルガーの人にとっては何気ない一日が、文字通り比喩表現でも何でもなく生きるか死ぬかのサバイバルです。




 例えば社交辞令なんてものは一切分かりません。「また今度飲みに行きましょう」というのはいわゆる社交辞令とかいうもので、特に行く予定が無くても言うらしい定型文らしいです。



 しかし私にはそれが分からないのでそんな事言われたら

 「じゃあ予定が空いてる日はありますか?私は来週の金曜の夜と日曜が丸1日空いてますけど」と言いながらスケジュール帳を取り出します。

 相手が「いや、そういう意味で言ったんじゃないんだけどさぁ」って引き始めても「そういう意味で言ったのでないのならどういう意味で言ったんですか?」と問い詰めるでしょう。