・インターネットの誹謗中傷を専門にあつかったり、自分
も攻撃を受けるなかで、気付いたことがあります。一口で
言うなら、それは「インターネットの闇は深い」というこ
とです。他人を傷つける誹謗中傷をおこなっている人は、
想像以上にたくさんいます。

・いったん、攻撃の対象になってしまうと、情報が本当な
のかウソなのかきちんと検証されないまま、悪口がどんど
ん書き込まれます。しかも、真偽不明であるにもかかわら
ず、たくさん書き込まれることで、あとから見た人が「本
当」のことだと思ってしまう。

・川崎市の中学生殺害事件でもそうでしたが、犯人の過度
な追及など「ネット私刑」が横行しています。そこでは
「悪い奴に対しては何をやってもいい」という風潮がみら
れる。しかしそれは本来おかしな事で、犯罪については、
それを捜査するための法律があり、それにもとづいて捜査
機関が対応することになっている。