"D"dly dozen
┌──────────┐
|どうなってるのこれ・・・。|
└──‐v───────┘
∧∧ ∧[Y]
(;゚ -゚) (゚o ゚;)
U | (っc ノ
""'''""""''' 〜| | ""'"" | |〜 ",.:;:`"`"'';; ""'''"" "'"''" .:;:`"`"'';; "'"''
(/"U U"U ガホッ ∧_,.,, ,,_,,ノ ;;::.,::
,,., ,, ,.,_λ,,, ゲホッ ;: .,(゙-;;゙;);;_#つ;: ,.
::.;;'' ;;:;: :::'' :: γ;; ;;∧_,.,, :: (0;;゙#);; ヽ ""'(/ (/ ,.; :; ,.,,_∧
:: 〜(;;);;o#゙;;0゙)っ :: ,.;∴,.U^U;;(;;)〜 (#゚;;-゚) ∧[Y]
"'"' U;; ;; と(- ゚; )ヽ
アウゥ… ::.;;'' ;;:;: :::'' ,,.,_,., ,,_,,_,,ノ 〜0;;_;;@ (ノ 、(,,)〜
λ_,., ;; ;;ヽ "''" ;; :; ; と(゙-;;゙il)@;;_;;@ ;:,
(゙-;;゚#)U(;;)〜 "'"'" ∵" ::.;;'' ;;:;: :::''
"''"' ''"'""' ┌‐^────────────────┐
|分かりません、鳴き声で目が覚めて・・・。 |
└─────────────────┘ ┌────────┐
|なんで、こんな・・・ |
└────‐y───┘
キィィ…
∧_,.,, ∧∧ :
""'''"" ''"'"' "' [Y]∧ ""'"'' (゙o;;゙#(* ) :: ""'''"" ''"' "' "'''.''"'"' "'''.'
( ;) @;; @ と ヽ_ ::
;;: : ;; / つ と;;_;;0ノ :: (_,、_,,) :: ,.,,_λ ;;: ::;
〜 ノ (#゙;;-゙) ,.,,_ノi, ウゲェェェ
(/^ J ,,.:; /;;J;;J (゚0;;゙#)、
~(@;;_;;つ o il;;し;; ヽ
┌────────‐^───────────────┐ ;; ::; , ,.∴., ,;;(;;)〜
|しぃ先生、とりあえず、ギコ先生の所へ。 呼んでますので。 | ''" ''"''"
└────────────────────────┘ ┌──────┐
| や、 おはよ。 |
└────‐v─┘ ∧∧ ∧[Y]
(0 ゚ ;) (゚- ゚*)
∧◎ (っ U ミ ( )
゚。 ∧[Y] (;゚Д゚) 、 | |〜 | |〜
.,,, ..,.,., ,,.。 (;゚ 0゚)つλ_と ヽ ゚ .,,, ..,.,., ,,. ,.,. U^ヽ) ,, ,,.. U"U ,. . ,,,,
/ つ (゙-;;゙;r)__,,)〜 ,;: .;'":;. :.. ;'"'":;
と_,)_,) ノ;; ;;@;: .., ;; ;:;..,"'`',:'':'`:: ;; ::; : .
┌─────────────‐^─────────┐
|朝から悪いね。 こっちはちょっと手が離せないからさ、 |
| 子どもたちの朝ご飯、頼めるかな。|
└──────────────────┌───────‐^─────┐
|わたしも何かお手伝いを・・・! |
└─────────────┘ l!./ゞ、 .,.;;'ノ /⌒ヾi! ,┌─────────────────────┐
i´ // ,.、 ;.,、_,.;'')/ |餅は餅屋に任せてよ。それより子どもたちを・・・、 └─────┐
|/./'".,゙'" ., ;:' ;.,'")ノ └───────────────┐不安にさせないようにね。 |
l!/ (⌒;.,;. ;、.,;ll! l|.ヽ|i!l| lv/;.,、__,.、.;:ノ'" `ヽ └───────────┘
|、wv从/l'|、wv从/l'|、wv从/l';.,'|l! l|. |i!l| |i!|.'|i!|' 、.,;'゙:、.,;., ,.;_..;') キィ !! :: ,.,_ノi, : アァゥ…
川 /|ノル'川 /|ノル' ノルバl 彡ハ///vw彡|i!|,,;.、,:'゙、,:' ,:;゙ヽ,;.,ヾ ∧_,,, :(#';;0゙) :
VjjNw/〃lVjjNw/〃レ'ヘ lル'/vwjj/从jj/彡彡,..|i!|,,,,,,____ハ (゙0;;゚#) λ,.,, : /;;J;;J :
---――''"""""´´~."""""" ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄```゙゙゙゙゙゙゙゙''''''''''―― ,.,,_,.,, ―--
;: . ウゥ ,.,,_∧ ,, ,. ;: :: と(゙-;;`#);;ヽ
,. ,,. (゙p;;゙il); ;;ヽ (,._,,_,, ,.,_λ `U (;; ;;@〜 ;:
ケホッ ,. ; :;: . ,.,_ノiし ., , (/ill ,.U (;;) と;; ;;@(#゙;;o゙) "'∵'"'
ゲホッ , ;; (( (0;;゙#;)、)) ,, ""'∵"' ; ::;; ∧_,.,, ;: ;. ;:
,. ;:;: );; ;;U ;; ; ∧_,,, ;: ;; (゙0;;゙#) ,. ;:
┌‐───────┐ と;;_;;@ノ〜 ,,_,,,(#゙;;o゚)つ しし;;ヽ : ;,
|∧∧ ・・・はい。 | と;;_;;U;;ノ ;: ,. ;;: ; ,;(;;_;;_;;;)〜 ..: ,; ;; .: ::
|(; −) | ダ…ゴ… キィィィ !!
└───────‐┘ |l: : : : :l|l: : : : :l|
l  ̄ ̄ l  ̄ ̄ | ガラッ…
| ∧∧ |
____|___ (; −)_|______ ┌───────────────────┐
と i) |∧◎ まだみんな寝てるはずだから、 |
〜| | |(,,゚Д゚) できれば外に出さないでほしい。 |
し^J └───────────────────┘
Zzz…
, ハ,,ハ、‐-、 スピー
(:,(゙ー゙*)ヽ::,;;,) ,ィ⌒ ∧,,∧ , -∧∧‐-.、
(;; ::ノっ,,-∀) (:: (- ゙*)、:: ;:)
……。
,, ハ_,,, ハ_λ,, , - ハ,,ハ.、 Zzz
:: ::.. `(;;(#゙;;-)(゙-;;゙#);;)~ (:: :;:(゙-゙*)::) |l: : : : :l|l: : : : :l|
l  ̄ ̄ l  ̄ ̄ |
| ∧∧ | ……。
____|___ (; −)_|_______ ┌───────┐ ____
( っc) |・・・お姉ちゃん?| スー
〜| | └──────‐v┘ ('(´0`*)>
し^J ィ⌒`ゝ つ .:
ん〜U~´. :: スー
, ハ,,ハ、‐-、
(:,(゙ー゙*)ヽ::,;;,) ,ィ⌒ ∧,,∧ _、 , -∧∧‐-.、
(;; ::ノっ,,-∀) ´ (:: (- ゚*)、:: ;:)
,, ハ_,,, ハ_λ,, , - ハ,,ハ.、
:: ::.. `(;;(#゙;;-)(゙-;;゙#);;)~ (:: :;:(゙-゙*)::) ..::
ウニャ… ┌──────────────┐
| 大丈夫。わたしは落ち着いてる。 |
└────── 0───────┘
o
゚
∧∧
( −;)
(っc ) ┌─────────────┐
| | |∧∧ お姉ちゃん? |
し^J |(*゙ o゚) ・・・お姉ちゃん? |
└─────────────┘
。
o
┌── 0──────────────┐
| 大丈夫。わたしは大丈夫、大丈夫・・・。 |
└─────────────────┘ ┌───────────────────┐
|・・・おはよ。今日はわたしがご飯の支度なの。|
| チィちゃん、みんなを起こしててくれる? |
└──────────‐y────────┘
∧∧
(*^ー)
/J つ ,- ∧∧‐-.、
〜(,,___) (::ノ(- ゚*)、:;: ::)
┌─────‐^─┐
| うん、分かった。 |
└──────┌────┐
|・・・あと、 |
└────┘ ┌──────────────┐
| 絶対、みんなを外に出さないで。 |
└─────‐y────────┘
∧∧
( *)
┌───‐┐ ( )
| え? | _____ 〜| | ______
└─v──┘ 彡 し^J ∫ チィィ
_ ∧∧ :: , - ハ,,ハ 、
ノ:::..( *゚)、 :: cノ ソo(*゙ー゙)っ :;;
(;;::: ::::::ノ っ.::) ~〜~ ...: ::::
┌──────────────‐^─────────┐ プルプル…
|ケガをしたでぃちゃんが来たの。 |
| 先生たちは治療で忙しいから、邪魔しちゃいけないの。 |
└────────────────────────┘ .
┌───────┐
|わっ、分かった。 |
└──‐v────┘
…アニャ ? ∧∧
ハ,,ハ - 、 ∫ ,(゚- ゚;)‐- 、
c(゙o ゙;)ノソゝっ:;, (( 〜(,,っヽ:: :;;) ))
`u' ~∵.:;
ゴソゴソ
┌───────┐
| ・・・よろしくね。 |
└───────┘ ガラガラ… .
┌──────────────┐
|・・・なんかお姉ちゃん、怖かった。 |
└── 0───────────┘
o
从从 ゚
ハ,,ハ ∧∧
, (。。;)- 、 , ( *゚)‐- 、
ん' cuuo)~ソゝ (:.. (,,っ ヽ:: :;;)
"'"∵"'`'
. .
.⊃ ∧◎ ◎λ
⊂. (,, ) (,, )
、,,_,,_λ_,., ,.,,_∧ ノ 、 ∧_,,, / ヽ
,.,_,.,,(;; ;;(#;。,,。) ,.,,_(゙-;;゙r;);;ヽ ,,_,,, ∧_,.,, 〜/ ヽ)(ヾ;;0゙)、/)(/ 〉 〜
と(゙-;;゙ilと;;`U;;Uc(゙q;;゙#);; ;u;;(;;)、#;;@(#゙;;o゙);:,., (/⌒ヽ) ヽ;; ;; # ノノ (/ ^J .,,, ..,.,., ,,.
"''"'"'" "'"''" ''" '' (/ "''"''"" "'"'" '"'''" ;;: : :"'"''"''" '"''"'' '"'"
''"" "" ""
"''""
**************************************
この日、施設に流れ着いたでぃたちはおよそ30。
治療の甲斐なく死亡したもの9。四肢の損壊など重傷のもの12。
************************************** .
∧∧
,-,-─- 、 (,, )
|::l R.I.P| U |
,. ,. ,. ;,,|::l:. ..:|,. .,., ,..., | |〜 .,,, ..,.,., ,,. .,,, ..,.,., ,,.
,.;:~;:.;:^;:`゙ ;: ..:: ,;.;; U"U ,.;: ::.;'" :;. :.. ;'"' :;::.;;'' ;;:;: ::: ''""'''""
:: :,; :: ; ;:. ., ;;: : ∧∧ ∧_,.,,
∧∧ ∧∧ ''"" (゚* ) (゚-;;゚#)
""'' (*゙ -゙) (゚- ゚*) ''"" U | |;; ;;U
/ J J と i) | |〜|;; ;; |〜
**************************************
後に「津波」と呼ばれたこの出来事は、彼らに様々な影響をもたらした。
************************************** 。゚。[Y]∧゚ 。 アタフタ
.,,, ..,.,., ,,. ≡ ('( ;)') ゚
'"'"' "''' ''"'"' "'''.' ,.:;:`" ''"'"' "'''.' ,.:;:`"`"'';; ""'''"" ''"'"' "'''.'
""'' ''"""
""''
……
,.,_,.,, "''"
''"" (゙-;;゙#) ,, ,..,_λ
|;; ;;ヽ γ;;(#゙;;-゙) ∧_,.,, キィィィ !! ''""
''"" (;;_;;_;;;)〜 (;;);;U^U …キィ (゚0;;゚#)
|;; ;;U
""'' (;;_;;#;;)〜 ''"""
**************************************
元からいた患者たち。彼女たちの治療は後回しにされることが多くなった。
放置されていることからの精神的ストレスにより、回復の遅れが目立ち始めた。
************************************** |l: : : : :l|l: : : : :l| オ勉強ノ 時間ダヨ !!
|  ̄ ̄| ̄ ̄ | 静カニシテ !!
| | | \ /
____|___|___|_______________ ∧∧ _____
('(゚0゚;)
キャハハハ ハ,,ハ ,,_ノ ∧,,∧n_)n __φ,,)~
(*^ヮ^),,`っ (>∀<*) ,,ノ /_/
u^u (/ (/
〜* ハ,,ハ ハ,,ハ
(,,_,, ハλ ■⌒ ('(゚0 ゚#) (*゚ー゚)っ ミ
c';_;;(゙-;;゙n ~(o,,uっ ▲cu,,oノ~ ■ハ_,,,゚ 。
`っ Zzz ● 、,_,(#゙;;0゚) ゚
ギィ c';;_;uu'
**************************************
子どもたち。彼らも同様に、自習という体で放置されることが増え、
怠惰と規律の低下が目立つようになった。
************************************** ┌───────────────────┐
| しぃ先生。ギコ先生が、みんなを集めてます。 |
└──────‐y────────────┘
∧[Y]
(*゙ o゚) アァァゥゥ〜
""'''"" / J J ""'''" "''"'"' "'''. '""'''"",.:; キィィ !! :`"`"'';;""'''""
〜( / "''"' ,.,_,.,,, ∧∧ λ,,ノi,
し^J ''"" (゙0;;゙#) (゚; ) (#゙;;o゙) ''"""
〉;; ;@と ヽノ /U;; ;J
""''"' ''"" と;;_;;0ノ (_,、_) ,;~(;;@;;@;:, ;,
""'' "'"'" "'"' '"
""'' ┌───‐^─┐
| ・・・ハイ。 |
└─────┘
**************************************
施設の医師、職員たち。新たな患者の治療に忙殺され、
過労による体調不良や施術ミスが続出した。
************************************** ┌───────────────────────┐
|お疲れ様・・・なんて言うのも白々しい言い方か。 |
|みんな本当によくやってくれてるね。心から尊敬するよ。 |
└────────‐y──────────────┘
∧◎ λ◎
(;-Д) (゚- ゚;)
| ヽ | ヽ .,,, ..,.,., ,,.
""'' ∧[Y] ""'''"" "''" (UU(,,)〜 ''"'"' "'''.',.:' (UU(,,)〜 ;:` "`"'';;
(*゙ -゙) ,, ., ∧[Y]
/J | [Y]∧ [Y]∧ [Y]∧ ∧∧ (゙o ゚*) ,. ,,,
〜(,,),,_,,) ( *) ( ,,) ( ;) (* ) U |
/ | | U | U | ヽ (__,,)〜
〜(___,,) 〜__,,) 〜(_,,つ ,. .., と,,__,,)〜 ┌─────────────────────────────┐
│忙しい中、こうして時間を取ってもらったのは ∧◎│
│大事な決定についてみんなに話しておこうと思ったからなんだ。 (Д-;) |
└─────────────────────────────┘
.,,, ..,.,., ,,. .,,, ..,.,., ,,.
""'''""''"'" ' "'''.'" "'''"",.:;: ;; ::. `"`"'';; ""'''""
∧∧ ,_ ? ∧[Y] ∧[Y] ∧[Y]
……。 (*゚ -゚) ` (;゚ o゚) (- ゚ ,,) (゚- ゙*) シィィ…
∧[Y] / | | U | U | ヽ ∧[Y]
(*゙ o゚) 〜(0UUつ ''"" と,,_,,0)〜 (__,,)〜 (UU(,,) (゙o ゙*)
U | | Uヽ
〜(,,__) ''"" (,,_,,,(,,)〜 ┌──────────────────────┐
│知っての通り、2週間前、大勢のでぃがやってきて │
│その対応でいっぱいいっぱいになってしまってるね。 │
└──────────────────────┘
∧◎ [Y]∧
(;゙Д゚),._∧ (; ) ,.,_,.,,
""'''"" ''"'"' "'''.' / つ#゙;;p゙),, 白と ヽ_ 、,,_,,_,, ∧_,., (゙0;;゙#);;ヽ ,.:;:`"`"'';;""'''""
:;. :.. ;'"'"; 〜(,,),,_,,)ヽ@;;_;;;つ (_,、_,,) と;;_;;_;@(#゙;;o゙)つ U^U;;(;;)〜 .;'":;. :.. ;'"'":;
''"''" ''"'"' "'''.'.;'":;. :.. ;'"'":;
. ;'":;. : .. ;'"'":;
┌─────────────────────────┐
│そして、その影響はいろんな所に出てる。・・・悪い意味でね。│
└─────────────────────────┘ ┌────────────────────────┐
│それで、新しい患者についてなんだけど・・・ │
│彼女たちの中にはここで治療が続けられないものもいる。 │
└────────────────────────┘
,.,_,.,, λノi, ,.,,_∧ ∧_,.,,
(#゙;;-゙) ,.,_λ (゙o;;゚#) (#゙;;-゙) (゚o;;゙#)
|;; ;;@ (#゚;;0゙)、,,,ノ |;; ;;U @;;と;;〉 /@ ;;|
と;;_;;0)〜 UヽU;;_;;@ @;;@;;)~ @;;_;;0〜 〜0;;_;;つ
┌────────────────────────────────┐
│高性能の義肢も、 高度な再生医療も、 ここでは用意できないからね。 │
│だからといって受け入れ可能な施設も今は無いに等しい。だから ─── |
└────────────────────────────────┘ ┌─────────────────┐
| 重傷の子たちは、ふもとに返そうと思う。 |
└───────‐v─────────┘
∧◎ λ◎
(゚Д゚,,) (Д-;)
| ヽ | ヽ .,,, ..,.,., ,,.
""'' [Y]∧ ""'''"" "''" (UU(,,)〜 ''"'"' "'''.',.:' (UU(,,)〜 ;:` "`"'';;
( ;゚) ,, ., ∧[Y] て
/J | [Y]∧ [Y]∧ [Y]∧ ∧∧ (; ) て ,. ,,,
〜(,,),,_,,) ( ;) ( il) ( ;) (; ) U |
/ | | U | U ヽ从_从人_从人ノし | ヽ (__,,)〜
〜(___,,) 〜__,,) 〜(_,, < > ,,__,,)〜
< !!? >
< >
/YY⌒YY⌒YYヽ ヽ从_从人_从人_从人_从人_从人_从人_从人_从人_从人_从人ノ
< >
< 待ってください!そんなことしたら死んでしまいます! >
< >
/YY⌒YY⌒YY⌒YY⌒YY⌒YY⌒YYY⌒YY⌒YY⌒YY⌒Y⌒Yヽ────────┐
│ここに置いていても、他の患者も我々も、一緒に心中することになるよ。 │
└────────────────────────────‐v─┘
∧[Y]
(;゚ 0゚)') ∧[Y] ∧[Y] ……。
Σ と / (; −) ε= (゙- ゙;) ∧[Y]
""''"'" 〜/ 〈 ''""'" | U "''"''"" | ヽ "''" (il゚ -゚) ''"'"' "'''.' '"''"゙"
(/⌒ヽ) ,., (__,,)〜 とUU,,0)〜 / っc
〜(,,),,_,,)
''"''""" ∧◎
''"" (Д-;)
""'''" と ヽ
┌─────────────────────────────┐
│ここを一日でも長く運営することで、一人でも多くをしぃに戻せる。 |
│ つらい選択だけど、それが結果的に最善なんだよ・・・。 │
└─────────────────────────────┘ ┌─────────────────┐
│まだ・・・まだやれます!わたしたち! |
│もう少し、限界まで頑張りましょうよ・・・。 |
└─────────‐v───────┘
。∧[Y] 。。
゚ (;T0゚) ゚
(( と つ )) ∧◎
""''"'" 〜/ / ""''"'"""''"'" (;-Д)c ノノ
(/´(/ / っ ノ
┌───────────────────‐^─────────┐
│ レディーには失礼なセリフだけど、今のみんな・・・ひどい顔してるよ。 |
└─────────────────────────────┘ ┌────────────────────────────────┐
│それにね、僕らが忙しくしてガードを甘くしてると、別の危険が出てくるんだよ。│
└───────────────‐y────────────────┘
∧◎ λ◎
(;゚Д゚) (- ゚メ )
と つ ノノ | ヽ .,,, ..,.,., ,,.
""'' [Y]∧ ,_ '""'''"" "''" (,,_,,(,,)〜 ''"'"' "'''.',. ' (UU(,,)〜 ;:` "`"'';;
( *) ` [Y]∧ ,, ., [Y]∧ ?
/J | [Y]∧ [Y]∧ (# ) ∧∧ (゚; ) ,. ,,,
〜(,,),,_,,) ( ;) ( ,,) U | (゚* ) U |
/ | | U | |〜 | ヽ (__,,)〜
〜(___,,) 〜__,,) し^J ,. .., と,,__,,)〜 :::::::::::::::::::::;;::::::::::::...........,,,,,,......................,,,,,............ , ... ,,ノ ┌─────┐
;;;;;;;::::::::::::::::::;;;;;;;;;:::::;;;;;;:::;;:::::::::;;;;;;::::::::::::::::::;;;;;;::::::::::::::::::;;::::::;;;;Z" │・・・別の? │
;;;;;;;从;;;V;;;;;;::;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::;;;;;;;;;;:::::::::;;;;;:::::::;;;::::::::::;;::::::::::;;;ノ └─────┘
:V;;;;;;V;;;;;;::;;;;V::::;;;;;::从V::::::;;;V;;;::;;;;:::::;::::;;;:;;:::;;::;;::::;;:::Z" _,,,...:-‐‐=-..,,,_
V从;;;V;;;;VV;;;;;V从;;;;;V从;;;VV;;;;V::::;;;:::;;;;:;;::::::::::/"" ,r'":: :: ::\,,.....,
;;;;W;;;;;WW;;;;W;;;;;;;::::;;;;;;;W;;;;;W;;;;;;;;;;从;;;;;;;::::::::::ノ ,,r'":: :: :... ::: . ::; :::.`'::.、
/W从;;;;::;;;;WW::从W::;:::;;;;;::WW;;;;;;;::::;;;;;;::::::::V ,:r'::: :: .::: :: :: :; ::: .:: `':.、
从W从;;;;/W从W;;;;;W;;;;;;;从W;;;;W;;;;;;;;:::::::/ ,r'":::.. ..:: ..:::. .... : :: :; :: ::. ::`'::、_,(("
WIW从/W从W/W;;;;从W;;;;::::;;::::::Vノ"" ,r'":::: ...::: :...::: :: ::: .:: :; :: _,,(("::::; :;
|;;l:/;/:://wwwv从;;;;;;;;//;;;;ノノ""" ,r'"...::::.. ......::::: ::. _,,,(( :;; .:;,i'::
ル|l从WW;|//vw;W;;;;;wリリリノノ" ,r'":::,,,,,, :::::......:::::: ... ._,,,"( (( ::;;; r;; ::
|l||W从W///W;;;;;wリリリノノ .('"")),r'"::....::(~::~~j;, .:.... ::...... _,,,, ._,,,-":((: (:;;:; Z;; ;; (:: ::;;:
I|l|llij;;;;:/:/'''//Wリリリノノ"ノ(;;;::;;;;;; リ f;;;:;;:::::::リ . f;;::: :;'')) (( ..::从 ;;:f::;;: :( ::::;;;; f;.. ::;;;
l|ll||l|i;;|l;::::|//''''"";;;;;;;;::::::リ !ミ|l lリノ ((从wyル ム;;::;;;::;;;::リ ((:;;;::(::: :::;(:::::;;; :f:::; ;; (::::;::
||l||lji(_);l:l:|/ 〈ミ从WW从ノ jl | ll ,'丁 ト 卅 ji从 个 YwWWリノ v;;;:: ;((;;:::;;;((:;;: :; ゞ::;;;.. ;;::: ;;
l|il|ll|l;;;;:ll::l| '''''|lY彳" ^~''""' ゙゙゙ jl; j| ゙゙゙ ゙゙゙ . ゙~` ゙ "' ' |l; :| " `゙';ミwリノwv从w从wv从w从
|l|lil||i;;;;:ii::h. ||;; :| ~^゙゙'""" . ,,,j|l; |.. |l:: |ll;:: |ll;;: |ll ;;: ||ll;; i:: |
!l||l|ll|;l;;;i:;;イ , jll;; :j、 ''""゙'' `"'' ^' .::jl: jll;:: |ll;;: f:l i;: !: ,
┌───────────────────────────┐
│∧◎ この子たち、どうしてここに来たと思う? │
│(,,゚Д゚)') 近くには、 こんなに大勢のしぃは住んでなかったよね? |
└───────────────────────────┘ ┌────────────────────────┐::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
│たまたま誰かが、街でいじめたしぃを捨てに来たんなら、 │::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
│ ・・・ひどい言い方だけど、まだマシだ。 │::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
└────────────────────────┘::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.....................::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒i ............:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|_∧ .........:::::::::::::::::::::::::::::::::
|::.. ) ........:::::::::::::::::::::::::
|::::. つ ...........:::::::::::::::
|::ノ 、,,., ∧_,,, ,.,,,.,. ∧_∧ ...::::::::
| ⊂;;';';;@(#゙;;0゙) c(゙o;;゙#)ヽ(ヽノ (,, ..::::::::)
〜〜〜〜〜〜〜、ゝ,,,.,ノ.(゚o;;゙#);⌒)〜⌒O(#゚;;-゚)っ;;';ヾ,λ ( ..::::::::)
──( ◎ )─┘,.,(゙-;;゙#)と;;,';;つ#゙;;0゚).(。-;;。#)@;;':;⊃(#゙;;-゙)っレ ,,.、 〈 .::::|:::::|
"' " '' ゙ ー‐' "^''' "`゙ '' " "'' ゙ ""'''"" ''"'"' "'''.' ''"'"' "'''.' (_;;)::;;) ""'''""
::::::::::::::::::::.................. ;:;..,"'`',: '':'`::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::................. .;'":;. :.. ;'"'":;
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┌从从从从───────────────────────┐
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│けどそうじゃなかったら!この施設が虐殺者たちに知られてて、 │
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│ 意図的に彼女たちを連れてきたとしたら! │
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::└───────────────────────YYYYYYY┘ ┌─────────────────┐
│今の状況は・・・危険だって分かるよね? │
└─────────────‐v───┘
∧[Y]
(;゚ -゚) ∧[Y] ∧[Y]
U | (゙- ゙;) (*゙ -゙) ∧[Y]
""''"'" 〜 | | ''""'" (∽ | "''"''"" | ヽ "''" (;゚ -゚) ''"'"' "'''.' '"''"゙"
U"U ,., (__,,)〜 (UU,(,,)〜 / っc
〜(,,),,_,,)
''"''""" ◎∧
''"" (゚,, )
┌──────┐ ""'''" と i)
│ ・・・・・・。 |
└──────┘ ┌────────────────────────────┐
│みんな、自分のことも顧みず、本当に献身的に世話をしてくれてる。 │
│間違いなく君たちは、世界一の看護しぃだ。 │
└────────────────────────────┘
∧[Y]
∧[Y] ∧_,.,, (゚ー゚*)
(*^ー^) (゚-;;゚#) 0■と |
/ つつ |;; ;;U | |〜
〜(,,),,_,,) と;;_;;0)〜 U"ヽ)
[Y]∧ ξ
( *^) ∧[Y]
| つ (il −) ,.,,_,.,
,..::: / J J (#;゙Д)
,;:,.;: :: 〜(,,__,,) |;; ;;U
.. ::;, : :. n_ノ @;;@;;)〜
(,,_,,_,, ∧_,.,, λ_,., ;;つ .:; :; :::
. :: ;;. と;;_;#;@#゙;;-゙) と(゙0;;゙#)ノ ;;:
;; :: ∧[Y] (/ ,,∧[Y] ;:,
:: ., ε= (゙o ゙;)ヽ γ (;゙ -゚) ,;
;: U^U (,,)〜 (0,,UUつ ,;:
┌─────────────────────────────────┐
│そんな君たちを預かる身としてはね、たとえみんながどれだけ望んでも、 │
│ ダメになると分かってて、今の状況をこれ以上許すわけにはいかないんだ。 │
└─────────────────────────────────┘ ┌───────┐
│∧◎ 頼む・・・。│
|(;-Д) |
└───────┘
∧[Y] ∧[Y] ∧[Y] ∧[Y]
(;゚ -゚) (,,゚ -゚) (゙o ゙;) (゙- ゚*)
U | / | (∽ | U U ヽ
┌──────┐
│ ・・・・・・。 |
└──────┘ ┌────────────────────┐
│・・・分かりました。もちろん納得はしてません。 │
│けどそこまで言うのでしたら従います。 |
└──────────────┌────────────┐
│ すまない・・・ありがとう。 │
└────────────┘
キィィ…
λ,.,,
∧[Y] アゥ ? [Y]∧ ∧(゚-;;゙#) λ∧ ,.,,∧ ∧[Y]
(;T-゚) ,.,_,.,, (゙; ) (Д ,,と;; ;ヽ (Д゚;(゙o;;゙#)(− ;) ))
/ 、 (゙-;;゙#)@;;ヽ / ヽ (i と;; ;;ノ~ ヽつ ヽ;; ;, と ヽ ))
〜( ヽ)=i===========i=(/) 〜 〉 ヽ〜 〉 〉;; @ノ〉 ,、 )〜
""'''"" (/"U ''"'"' "'''.' (/ ^ヽ) "''" (/⌒ ヽ) ''"" (,,/(,,ハ,,) ゙ (,,/ ヽ,,) ''"'"' "'''
.,,, ..,.,., ,,. ::.;;'' ;;:;: :::''
::.;;'' ;;:;: :::'' ,.:;:`"`"'';; ;:;..,"'`',:'':'`:: ,.____________,、_
/__,、__,,__,、___,:;__∧',
/ ̄"'" ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄' ̄ ̄,;;//\\
 ̄" ̄ ̄ ̄`' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄//.::::::::..\\
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翌日、山を下りたところにある、今は使われていない炭焼き小屋に
12匹のでぃを連れて行きました。手足を失い、ここでの治療を望めない子たちです。
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 ̄;:'' ̄`´ ̄ ̄//; ; ; ; : : ! l;;;;;;;;;;l.:| : :l:..:::: λ_ノi, \
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三^三三´三`'|il|;:;..,"'`',:'':'' `γ;; ;;∧_,.,, .:;:`" |;; ;;U ` |li|´'"'":; .;'":;. :..,;:'"'":; ""'''"" ::.;;'' ;;:;: :::''
""'''",''"'"' "'''.'.::`"`"'';;" (;;)@;(#゚;;-゚):: .: @;;_@;;)~. ,.,,_,.γ;; ;;ヽ "' ,.:;:` ,.,,_∧ "`"'';; .":;
;; ;; :.,; ,,.,_∧ ;;,, ,;:∴(p;;゙#);;@;;(;;)〜 (#゙;;-゙) ;; ,.
;:,; ア゙アァ….; : (゙0;;゙#) ;:,. "''" ピチャピチャ /;;J;;@ ;:;:; キィィ
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数日分の食べ物は置いていきましたが
判断能力の低下したあの子たちでは、すぐに食べ尽くしてしまうでしょう。
************************************** ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...................................... キィィ…
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::............................
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::............................. アゥ…オイてク…
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::................ ナイヨ…
:::::::::::::::................ キィィ !!
∧∧ ∧∧-、 λ∧ -、
(− ;) -、 (,, Д) 'ヽ (− ;)-〈
6 0l-i 6 0lノ 6 0|
""'''"" '" ヽ ノ-' 〉 |〜 ''"'"' "'''.' ,.:;:`"`" | |-' '';;""'''""
,.:;:`"`"'';(/ ヽ) (/.⌒J .;'":;. :.. U^ヽ);'"'":;
**************************************
仕方がないとはいえ、簡単に割り切れるものではありませんでした。
命を救うために働くわたしたちが、患者を見捨たのです。
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( ノソゝヾヽノ;;;; ゞ:;ヾ ;;;;(;;;);l'´ヽlilシ'"
::;; :: , : ,; :;:, :.;;'' ;;:;: :::' ' ( ;; :::ヾ;;:;:::ヾ) ;;:: :: ,. ;;;;;ヾ);;;)|
::.;;'' ;;:;: :::'' ∧∧ `ー''''";;::l ノ~~ '〜| i iト,, |li |,,::.
∧λ ,.:;:`" `"'';. ,-‐-、il) l il | |li l | ;;、":. "~
;; ;; :, i´ ̄`i,,) ;:;..,"'`',:'':'`:: |ー' |G | i;| |i l ;| 、:. ;,:;;、
:: ;. ;, ., !`ー´i)i) i,,__,,ノ | |; l i| ,, ;: vw"゙"、":. ;,:;;:
ヽ,__,,ノ | .;'":;. :.. ;'"'":; (/"U vv|il| ;; ; 、:. ;,:;;、
(/ U vレ( ゙" :;;、":. ;,:;;、:. ;, ''" ";;: :"
.;'":;. :.. ;'"' ":;,.:;:`"`"'';; ,,,, (:;;、":. ; ,,.:; ゙,:;;、:. ;,:;;、
::.;;'' ;;:;: :::'' ;:;..,"'`',:'':'`:: ( :;;、":. ;,:;;、:. ;,:;;、
キィィ… ダ…コ…
アゥゥ… マっテ…
**************************************
でぃたちの、しぃたちの最後の拠り所となるべきわたしたちですが、
今のわたしたちに、加害者たちとどれほど違いがあると言えるでしょう。
************************************** | | |i;;:iii| /;;ゞ :;ヾii| <:;ヾ:ヾ;;>ヾ;ゞ'';ゞゞ:ヾ;;>;ゞヾ | |
| |二二二二二二|lニニニニニニニニニニニニニニニ];ii| ノ / :ヾ;;>ヾ;ゞ ;;ゞヾゞ :ヾ;;>;ゞヾ;ゞ) | |
| |\ /|| [フニニニニニフ !;:ii |;;::ii| |i| :,;ヾ;;>;ゞヾ;ゞ | |
| | \ / || |:::::::::::::::::::::::::. | |;:ii"´/ |;;::ii| |i|/ | |
| | \/ || |:::::::::::::::::::::::::. | |iii|~ .|;;::ii| ''\|i| | |
| | /\ ∧[Y] ∧◎ ∧[Y] | | λ◎ ∧[Y] ∧∧ '"''''"""''"""''''' | |
| | ∧[Y] (*゚ー゚) (,,゚Д゚) (,,゚ー゚) (;゚Д゚) (;゚ -゚) (゚0 ゚;)') ∧[Y] :,:;.,:;.: | |
| | (*゚ー゚) U | (i i) | U ノ つ つハ,,ハ ( U∧∧ r' (ー^*) ' `' ノ _(
| | /U |〜| | | | | | 〜/ ノ ミ,,>ヮミc'⌒(゚ヮ^*) 〜 | ヽ ζ,;ソ
| | ,〜(,,___) し^J U"U し^J "'''(/⌒U ミc,,uミ `u^u `J "' (U,v‐-' `'"〆
| | ,, ,,... "''' "''"''" "'";:;..ィ 〜'_ぞ'"´
| | ''"" , -ー´_,,ζ'゙´
| | ''"" "'''' r' ' ;て
| └─────────────────────-‐' ,〜~`'´
└─────────────────────'^゙''"´
**************************************
後から聞いたことですが、施設の方針でここまで意見が割れたのは
初めてだったそうです。しばらくはぎこちなさが残りました。
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ハ,,ハ ハ_,,, ∧∧ ∧,,∧
.,,, ..,.,., ,,. (*゚ー゚)っ<゚0;;゙;) ('(0゚ #)') (∀・ ;)
""'''"" ,.:;:`"`"' ';;''"'"' "'''.'"" ~(,,u,,ノ "" (uu;;)~ ヽ_,,)〜 (っc,,)〜 '''""''
∧[Y] ''"
,.,_∧ (;^ー) ∧_,.,, ::.;;'' ;;:;: :::'' ''"''"
(#゙;;-゙) / つ (゚0;;゚#) [Y]∧
/J;; J 〜( / |;; ;;U (* ) ∧[Y] ◎∧
〜(#);;_;;) (/^J (;;_;;_;;)〜 と ヽ (*゚ー゚)0.,_,.,, (,, )
(___,,)〜 ヽ つ (゚-;;゚#) と |
〉 と;; ;; ;;つ | |〜
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“口減らし”をしたとはいえ、依然患者の数は多いままでしたが
少しずつ、わたしたちは日常を取り戻していきました。
************************************** 某wikiで作品見てこのスレの事知りました。
更新楽しみにしてます でぃ化したしぃの大量投棄か・・・。
紅衛兵氏のダッコ革命党を思い出した。 感想ありがとうございます(*´∀`)
忙しいのと、充電が必要なのとで、ちょっと筆が止まってます(´・ω・`)
お茶濁しに一本。「世間知らず」男編、女編。
しぃ総に貼りたくて11月頃作ってたもの。まぁ・・・、なんか言いたいことがあったんでしょうね。 .
∧∧
(,,゚Д゚)
U |
〜| |
U"U
**************************************
自分で言うのも変な話だけど、わりとモテる方だ。
************************************** .
∧∧ ∧∧
(*゚ー゚) (,,゚Д゚)
/J つ | ヽ
〜(0,,_,,⊃ (___,,)〜
**************************************
僕を選んだ理由を尋ねれば、皆一様に「優しいから」という。
************************************** .
+ +
∧∧ ∧∧ ∧∧ *
∧∧ ∧∧ * (^Д^,,) (^Д^,,) (^Д^,,)
(*゚ー゚) (,,゚Д゚) ⊂ つ ⊂ つ ⊂ つ +
/J つ | ヽ | |〜 | |〜 | |〜
〜(0,,_,,⊃ (___,,)〜 U"U U"U U"U
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若い頃は理解できなかった。優しいやつなんてどこにでもいるじゃん。
************************************** .
∧∧゚。゚
∧∧ ゚。 (゚Д゚;n
(*^ー) (i ノ
/ | | |〜
〜(0UUつ U"U
**************************************
大して顔も良くないよ?お金もないし、話が上手なわけでもない。
************************************** ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
...:::..... :::................ ...............::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
......: :.:.::::... ..............................:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
.......:::::::::: ..:: :::...:::::::::::::::::::::::
∧∧⌒ヽノ ...::::::::::::::::::::
と( ヮ *) ( ,,) ...:...: ∧∧ ...::::: :::
∧∧ (/ ヽ) (ー *)') ::::::
(,,゚Д゚) ∧∧ ⊂ 〈 ..:. ..:::::
(∽ ) (* ) 〉 ..:.: : ..::::::::::
| |〜 と ヽ ...::.. ........:::::::::::::::::
U"U 〉 )〜 ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
............::::::...::......... ..............:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
**************************************
ねえ・・・本当の理由は、なに?
************************************** ┌─────┐
| ・・・・・・。 |
└──‐y──┘
∧∧
(゚-T*)
♪ (つ#U )))
∧∧ ⌒ヽ |;; |〜
〇〜 と(゚Д゚,,とノ,,(,,)〜 U"ヽ)
**************************************
. . .
・・・けど、時経つうちに、彼女たちは本当に「優しいから」と言う理由で
僕を選んでいたことを知るようになった。
************************************** .
∧∧ λ∧ 。 .
(#゚Д゚)つ;;)T0゚) ∴
∧_∧ (6 /と と / ’ ∧∧ ペッ
(・∀・ #) 〜0,, 〈 / 〈〜 (゚Д゚,,)
゚。゚ ∧ノと ) ヽ) (/⌒ヽ) , (i i)
(゚0<;)つ(ノ〈 ゚ 〜| |
(つ,,ノ (_,,) :: γ⌒ ∧とヽ : (/"U
:: 〜(,,)0(゚-T*) ::
**************************************
嫌がることをしない、暴力を振るわない、相手の気持ちを考える・・・。
************************************** .
。゚。 ∧∧ 。゚。
∧∧ ,_ :: (nn *) :
(,,゚Д゚) ` :. ( ハ ` ) ::
| ヽ :: |;; |〜.:
〇 )) とUU0)〜 :: U"U :
**************************************
僕が今まで当たり前だと思っていたことは、世の中の当たり前ではなかった。
************************************** ┌───┐
┌──‐┐LOVE|
|LOVE|─v─┘──┐ ∧∧
♪ └──v┘ | LOVE| (( (^Д^*) ))
∧∧ ∧∧ └レ──┘ (∽ )
(*゚ー゚) (^Д^,,) | |〜
| UU (( ⊂ つ )) ∧∧ ∧∧ U"U
〜| | | |〜 (#^Д^) (,, )
U"U U"ヽ) /つヘ∧ と ヽ
(( 〜( 。(゙il ⌒ 〉 )〜 )) ∧∧
(/ とノ (_,, (/"(/ γ⌒(*T-゚)
,〜(,, ) U"U
'∵'"
**************************************
そして「優しい」男たちが、必ずしも相手を思いやるがゆえに、
優しくしている訳ではないことを知った。
************************************** .
∧∧ ,,,_λ /三ヘ
∧ノi,, (*゚-(;;) (*゙ -゚) ,(*゚ -゚)
(*゚ -゚) U | 'Jと ;;) Uヲ i)ヲ
/ | 〜| | : : γ⌒ ∧∧ :: 〜| ;; | Y |i'
〜(0UUつ U"U :: 〜(,,),,0(゚-Tと) :: U"U llJ"lL
"''∵''"
**************************************
どんな気持ちだろう。大好きになった人から、心をズタズタに引き裂かれるのは。
どんな気持ちだろう。安らぎの場であるはずの家の中で、暴力に怯えて暮らすのは。
************************************** .
..: . ..: . .. . .
.: :::∧∧::: .:. .
∧∧∧∧ :: λ_,.,, .:. ::::( ;;)::: :::
(Д゚,, (*゙ -゙) :: .:: ( ;;): .: . .(つ;;U:: .::::
| と ヽ :: .. .: : :| ;;ヽ:: :. ::| ;; |〜::: :
とUU0(,,__)〜 :: ..: ::. ::::(UU;;(;;)〜.: U"lL:::: ::.:
**************************************
世の中は、僕が思っていたよりも残酷らしい。
************************************** .
∧∧
(*゚ー゚)
| UU
〜| |
U"U
**************************************
自分で言うのも変な話だけど、わたしはわりとモテる方だ。
************************************** .
∧∧ ∧∧
(,,゚Д゚) (*゚ -゚)
/ | | ヽ
〜(,,)UU とUU,,0)〜
**************************************
「キミは絶対浮気しなさそうだから」 ・・・近づいてきた人はみんなそう言う。
************************************** .
♪
♪
∧,,∧ ∧∧
∧∧ ∧∧ ミ*゚ー゚ミ (*゚Д゚n
(,,゚Д゚) (*゚ -゚) ミ,, つ (i ノ
/ | | ヽ 〜ミ,, ミ | |〜
〜(,,)UU とUU,,0)〜 U"U U"U
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昔は褒められてる気がしなかった。「浮気しない」なんて、当たり前のことでしょ?
************************************** ┌───────┐
|LOVE ! LOVE !! |
┌───└──‐v────┘┐
| LOVE | | LOVE |
└──‐v┘ ∧∧ └‐ レ──┘ ∧∧
(*゚Д゚) (*。。)
/ つつ | っc
〜( / 〜| |
(/(/ U"U
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顔もスタイルもイマイチ。料理もへたっぴ。愛想がいいわけでもないし。
************************************** .
∧∧ ∧∧ ∧_∧
∧_∧ (,, ) (* ∩ ('( ,,)')
(* ) / つつ と ノ ヽ ノ
と つ
∧∧⌒ヽ ∧_∧
∧∧ c(*゚ -゚)o,,(,,)〜 (* )
( ,, ) と ヽ
/ つ
**************************************
ねえ・・・本当の理由は、なに?
************************************** .
♪
♪ ∧∧
∧∧ (Д- il)、
(゚ー゚*) U U ヽ ))
(v) 0 と | ) )〜
,., ,, ,,., ヾiiシ ,., ,, と,,_,,0〜 ,. ,,, ., ,,., (/ "ヽ)
**************************************
. . .
・・・けど、時経つうちに、みんなは本当に「浮気をしない」と言う理由で
わたしを選んでいたことを知るようになった。
************************************** ┌───‐┐
┌──‐┐ | ∧∧, | x
|LOVE| | (゚Д゚,,) | ∧∧ ∧☆ヘx
└──v┘ + └───y┘ (゚Д゚,,)(゚ー゚*リl
∧_∧ ∧∧ (i Y' i)と〔⌒) ゝ
+ (* ・∀・) =3 (0 -*) No !! |:l: | ノ ノ ハヽ
⊂ ⊃ と ノ U"Uん 〜〜 ,,ゝ
/ / / * 〜 | /________ l
(,,_),,_) (/"U /_________ l
/___________|
/_____________ l
:: ∧∧ : ´_______________ l
:: (゙Д゙,,ミ :: ∧∧ ______ |
::|と し、:: (゙ー>゙*) _ _____ l
:: || 〉 )〜 とrと| ̄ |´ )) ____ |
:: || (/"U :: o(/(/o(〇)
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裏切らない。誠実。敬意を払う。結婚したら生涯連れ添う・・・。
************************************** .
∧∧ ? ゚。゚∧∧ ゚ 。
(*゚ー゚) ゚/)ДTと 。゚
(v) 0 と | ヽ /
,., ,, ,,., ヾiiシ ,., ,, と,,_,,0〜 ,. ,,, ., ,,., ,.,, と,,_,,0ノ〜 .,, ,,.,
**************************************
わたしが今まで当たり前だと思っていたことは、世の中の当たり前ではなかった。
************************************** .
∧,,∧
ミ#゚Д゚ミ ♪
(( ミ,, 、ミ ∧∧
〜ミ,, ヽ)⌒(*゙ヷ) )) ……。 ∧∧ ∧∧ ♪
(/ (/(,, )ヽ,,つ つ (*゙ー゙) (Д^,,)
''゚∵'' U '⌒ヽ と つ
〜(,,0,,_,,つ (__,,)〜
┌───┐
| ∧,,∧ |
|ミ,,゚Д゚ミ|
└─‐v─┘
ハ,,ハ∧∧ BYE !! ∧∧ !?
ミo・,,ミ(*゚ー^) (Д il)
0 ,,と 〈 ≡= U U ヽ
ノ ヽ 0 ) )〜
ヽ) (/ ^U
**************************************
そして世の中の男女が、どれだけ自由奔放に生きているかも
だんだんと理解するようになった。
************************************** .
||
∧∧ ∧||ヘ
(,,TД) (( (,, ⌒ヽ ∧ /lllヽ
U | U( )〜 )) (Д (,,・o・)
〜| | `Jj ハハ | つ ,,)0 。゚ ハハ ゚。゚
U"U ~(,,(,,・o) と,,_,,0)〜 (o<,,),,)'
"''"''"
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どんな気持ちだろう。将来を誓った伴侶が、自分をあっさり捨てていく時の気分は。
どんな気持ちだろう。夢見た幸せな将来が、突如として崩れ去ったとしたら。
************************************** .
...:.. .: :. .:..: ::: :::
∧∧ ハハ ∧,,/.: :.:
∧∧ )) (ヮ *ミヮ,,ミ ミД ,,ミ.:::
(*゚ー゚)つ∧ | つミ ,,0 ミ,, Uミ ::
(v) / J (゙ДT,,)⌒ヽノ | |〜 : .:::ミ ,,ミ :.:
,., ,, ,,., ヾiiシ ,., ,, と,,_,,0〜U^U 、,,(,,) ,. ,,, ., ,,., .::. ..:: :. ....:U"ヽ) ..:.. ::.:: U"ヽ.: .:
.. :. .... :.::. .: :.... :. .::. . ..:.:::::::::::.. :.:.::::::::::
**************************************
世の中は、わたしが思っていたよりも残酷らしい。
************************************** 乙です、ゆっくり休んで。 あとは、いつの間にかしぃ総合スレ落ちたんだね。 || ̄ ̄ ̄`' ̄ ゙̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`" ̄||
|| 〜 移転のお知らせ 〜 ||
||_,、__,,,_____,、___||
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[oニニ]_ _[ニニo]
(;;゚Д゙) 0(-∀-;) ∧_,.,,
| つ||0 |と ;; 〈 (゙-;;゙#) ,.,_,.,,
〜| ;; | 〉 ;;〜 |;; ;;U (゙0;;゙#)
U"U (/⌒ J (;;_;;_;;)〜 (uu;;)〜
外部板へ移転いたします。
ギコナビで閲覧できるようになったら戻ってくる・・・かもです。
「ちびギコ創世記」
マタ板(ttp://jbbs.shitaraba.net/computer/6173/ )
「タイムスリッパ」の続き
AACR(予定) (http://jbbs.shitaraba.net/sports/6293/ )
>270
保守ありがとう!
ほったらかしでゴメンね(;´∀`) 描けてなくたっていいのさ
生存報告でだらだらと
日常の愚痴を綴ったって怒る人なんて居ないさ AACRとかこれまた懐かしい場所を・・・ほぼ廃墟だし。
過疎化の板に喝を入れてやっておくんなまし。 おひさしぶりです。
タイムスリッパ続きではありませんが、新作。
「終わってないけどエクソダス」
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/sports/3246/1444046351/
ギコ連をお借りしました。
タイム〜もそっちでやるかもしれません。 ☆ 日本人の婚姻数と出生数を増やしましょう。そのためには、年金制度と生活保護を
段階的に廃止して、満18歳以上の日本人に、ベーシックインカム(BI)の導入は必須です。
月額約60000円位ならば、廃止すれば財源的には可能です。お願い致します。☆ 面白そうなパソコンだけで稼げる方法とか
⇒ /aF☆LJuN
☆を消して、
グーグルの短縮urlの最後にコピペすれば見られます。
YIZ31KSSRV 中学生でもできる在宅ワーク儲かる方法
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
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