「ドアのむこうで」首だけが出ている猿股警部。やったのはもちろん「スパパン三世(自称)」

猿股「人型君、どこだ〜?」
すると隣のハンガーのドアから人型刑事がでてきた。
猿股「何をしていた?」
人型<<追跡用ユニットの調整。警部こそ何を?>>
猿股「見てのとおりだ。手も足も出ない。」
人型<<ヘッドディスプレイの物真似に見えたが?ハムラビヘルメットの角かファニーベアでも着ければ完璧だ。>>
猿股「私は鹿でも熊でも無いぞ!!」
人型<<手はともかく、ドアの修理費で、足だけは確実に出ると思われる。>>
猿股「君までアホが伝染ったのか?早いとこ何とかしろ!」
人型<<顎がつかえているようだ、これでは抜け出るのは困難と思われる.....>>人型の右手に冷却刃が現れた。
猿股「まさか首切ろうなんて考えてないよな?!」
人型<<...............................>>
猿股「この間はなんだよ?!」
ギュイイイイイイイイイイイイイン!!
猿股「おい!!やめろ!!死んじゃうじゃないか!!」
人型<<問題ない、暴れぬほうがよい......手元が狂うとホントに切れるぞ........>>
猿股「解ったからこっちの気を紛らわすような話でもたのむよ。」
人型<<了解.....昔々ある農場に鶏が飼われておりました......>>
猿股「いや子供じゃないんだから......」
人型<<OK......1945年アメリカコロラド州の農場において飼育されていた鶏は、夕食に供されるはずだったが、飼い主はそれを断念した。>>
ギュゥゥゥゥン......ずぼっ....
猿股「.....おぉ.....首は...繋がってるな......何の話だ?」
人型<<そのあと、ミラクル・マ○クと名づけられた首なし鶏は18ヶ月生き長らえたのだ。>>
猿股「私で実験するつもりじゃなかったんだろうな?」
人型<<......さぁ早く追跡に移るとしよう。>>
猿股「ごまかすな!!」

つづく