>>1乙。保守ついでにシュリクシ思い付いたやつ


「シュリさんは目が見えないままで不便ではありませんか?」
「何故そんなことを聞くんだい?クシー」
「現在の医療技術なら十分な治療が可能だと聞きました」
「確かに。でも慣れてしまっているからね。今更変える方が不便だよ」
「そうでしょうか?使用可能な機能が増えることは便利だと思います」
「ははっ、そうだね。でも大丈夫。僕にとっては今の状態が一番便利なんだ」
「見えないということは怖くはないのですか?」
「怖くないよ。見えはしなくても視られるからね。君は怖いと思うのかい?」
「シミュレートしてみます。…視覚センサーに致命的エラー発生。修復不可能。機能停止」
「なるほど。君にとってはそういうことになるのか」
「…他が機能していれば問題ありません。動けますし戦えます。ですが、怖いです」
「それは何故?」
「もう二度とレミー様の顔を見ることができません。だから怖いと思いました」
「見たいものが永遠に見られなくなってしまうか…それは怖いだろうね」
「シュリさんには何か見たいものはないのですか?」
「見たいもの?そうだね、実際に見てみたいと思ったものはたくさんあるよ」
「それは例えばどんなものですか?」
「そうだなぁ…そういえば、まだ笑う練習はしているのかい?」
「ええ、毎日欠かさず行っています。『ほぼ完璧』というのが自己評価です」
「そうか、頑張っているんだね。…うん。確かに不便だな」
「やはり見えないままでは不便ですか?」
「その努力の成果が見られないと思ったらね」
「私としてもぜひ評価をいただきたいです。レミー様には変わってないと言われるので」
「手厳しいなぁ。でも僕が見ても逆の意味で正しい評価は出来ない気がするよ」