ジュゼ「ほら、キミは自分の都合の悪いことは考えないようにしてる。いや、そうされてるのかも。ともかくキミはキミ自身の独善的正義のもと娘を想う母親を殺したんだ。ボクが創造主を殺したようにね」
シュネー「…………」
ジュゼ「キミはボクと同じだ。心が壊れてるから親(創造主)を殺しても罪の意識が生まれない。はたから見れば正義の名の元に戦いを重ねてるようだけど、真実は魔法使いの尖兵として戦場に身を置き続けるよう造られただけさ」
シュネー「そんな証拠はありません。私が壊れてるというのならその証拠を見せてください」
ジュゼ「あらら、ここへきて証拠? いいよ。みせてあげる」
シュネー「あるの?」
ジュゼ「動かない人形を動かすのも、死んだ人間を動かすのも同じ『命』なんだよ? つまり同じ魔法で動かせるわけ。
ただそんな大魔法に耐えられる触媒が世界にいくつもあると思う?」
シュネー「まさか…」
ジュゼ「みせてあげるボクの動力源。人形師として別に科学者ヴィクターフランケンシュタインの名も持ち、魔法使いや旅人など多くの姿、名前でおとぎ世界に自分の手駒を生み出し続ける存在。その存在が作り出した生きた人形の動力源を!!」
シュネー「うそ、うそ。なんであなたの胸に黄金のリンゴが…」
ジュゼ「言ったでしょ。キミはボクと同じ壊れたモノ(人形)だって」
シュネー「いや、いや、いや、いや」
ジュゼ「壊れた人形劇の世界にようこそ。オ・ネ・エ・サ・マ。キャハハハハハハハハハハハハハ」
シュネー「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ー続かないー