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便乗仏教とは、東京都下北沢を中心に信仰されている仏教分派のひとつである。ミュラーヤーナとも呼ばれる。

今日一般的に仏教は、「釈迦入滅以前からの、比較的厳しい戒律を守り続ける保守的、または、伝統的仏教の修行法を採った宗派」である上座部仏教と、
「元来の戒律遵守の上座部仏教に対し、仏教の広がりに応じ、戒律の修正を認める事で順応性を高めた宗派」である大乗仏教の2つに分けられている。
便乗仏教は、その大乗仏教から更に分かれた宗派である。
総本山は東京都下北沢にある野獣邸寺(田所派)と三軒茶屋庵(鈴木派)。

大乗仏教は「他者を救うという概念」(利他行)の思想を持ち、人々に功徳、利益を施して救済することを目的の一つとしている。
しかし便乗仏教はその考えを逆に利用し、「他者からの功徳、利益を受けよう」という便乗の精神を有している。

具体的には

他者の言動、思考に便乗し、その場において他者と一体感を演出し、荒波を立てないで乗り切る。
他者による第三者への指摘に便乗し、その後の利益を享受する。
共同作業の中で他者の言動、思考に便乗し、自身に対するさらなる利益を求める。
などがある。

仏・智・破

一般的な仏教が仏・法・僧(僧伽)に帰依することを重視するが、便乗仏教においての三宝は「仏・智・破」であるとされる。

「仏」とは悟りの体現者であるMURのことである。

「智」とは一般に世間で真理といわれるものを知ることを指すが、便乗仏教においては「真夏の夜の淫夢」に対する飽くなき探究心を指す。

「破」とは便乗仏教ひいては真夏の夜の淫夢に敵対する勢力、思想を破ろうとする思考を指す。

要するに、「MURを信じ淫夢に対する造詣を深め自身の拠り所とし敵対する物から淫夢を守ろう」とする考えである。