ノーリターンポイントってんなら「満州事変」。

アレ以降は、幾ら五族共和だのアジアの団結とか言って中国と平常化を図っても、
「ロシアが北海道を占領した上で日露同盟を説く」ようなもんだw 何の説得力も無い。

あれのせいで、決定的に中国が敵国化してしまう。
で、日本は、中国単体となら比較優勢を保持できるが、
「列国のどっかと組んだ中国 (中国だって危急存亡なら味方を探すさw)」
を解決することは出来ない。しかし、「国内事情で(笑)」日本は一歩も引けない。


対中国の変調の淵源って方向で言えば、
「幣原外交のセンチメンタルなアジア民族主義」。

欧米協調みたいに言われる幣原の時代だけど、あの時期、
中国側の租界侵害に対する、列強の協調介入への参加を拒否して、
単独の利益を追求しているという疑念を各国に振り撒く結果となった。

それ以降、中国の民族主義が日本に標的を移しても
列国は知らんぷり。