政府は、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船3隻が日本の領海に侵入したとして、きょう午前10時13分、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している「情報連絡室」を「官邸対策室」に切り替えて、情報収集と警戒監視にあたっています。

■外務省「領海侵入は主権侵害」と抗議

外務省の金杉アジア大洋州局長は15日午前、東京にある中国大使館の公使に対し「尖閣諸島は日本固有の領土で、領海への侵入は日本の主権の侵害に当たり全く受け入れられない」として電話で抗議し、直ちに退去するよう求めました。
また、外務省は中国にある日本大使館を通じても抗議したということです。

こうした抗議に対し、中国側は尖閣諸島は中国固有の領土だとして日本の抗議は受け入れられないとする従来の主張を繰り返したということです。

尖閣諸島をめぐっては、先週、中国海軍の艦船と潜水艦が接続水域を航行し、政府が抗議しています。

1月15日 11時31分
NHK NEWS WEB
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