【北京=牧野田亨】中国国営新華社通信は1日に配信した「抗日戦争」に関する記事で、旧日本軍150万人を中国で殲滅せんめつし、
第2次世界大戦での旧日本軍死者数の70%を占めたと伝えた。
 日本側統計では旧満州を含めて約50万人。3日の「抗日戦争勝利記念日」を前に戦果を誇張したようだ。
 同通信は「この数字(150万人)はアジア及び太平洋で、20か国以上の国が滅ぼした日本侵略者の数よりもはるかに多い」
と評価したが、150万人の根拠は示していない。
 日本の防衛省防衛研究所によると、旧厚生省援護局の統計では〈1〉中国本土(香港を含む)45万5700人〈2〉旧満州4万6700人
――の計50万2400人。戦死者総数(212万1000人)の23・7%だ。
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