大山事件は戦争を勃発させるため山本五十六らが行った
自作自演の謀略だとするこの本の前書きにはこう書いてある。


 本書では海軍が「知能犯」であったがゆえに、今日でも国民が「騙されている」あるいは「気づくことができないでいる」海軍の
「謀略」「戦争犯罪」を究明して歴史の記録に留めておきたい。
その代表的なものが、第二次上海事変そして日中戦争の全面化の導火線になった「大山事件(一九三七年八月九日)が、
現地海軍が仕掛けた謀略であったことである。

その事実を歴史学的に追及したのは、筆者が初めてであり、それを体系的に論じたのは本書が最初であろう。
「知能犯」たる海軍がおこなった「謀略・大山事件」が「完全犯罪」で終わるのを阻止しようとしたのが本書である。

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