渡部自体、元々秦とも半藤とも親しかった。冷戦で反共仲間だったからだ。
(逆に、冷戦時に共産主義に従った西尾を心底軽蔑している。)
だから、朝日の息がかかっている保阪を非常に警戒し、秦や半藤にも
近づかないよう再三忠告したが、無視されてしまった。