致命的なミスは2つ

索敵機は一段に最低限必要な機数のみ(その線に予備がない)
艦攻を対艦攻撃に分散

しかし二式飛行艇で北東部を索敵できてればいずれも問題なかった
単発機と違い、二式飛行艇なら真下も見るという裏技が使えるので、
一機あたりカバーできる視界は広く
無線の故障リスクは低く
敵機をあまり恐れなくていいので触接の正確性、迅速さが期待できる
これの有無で空襲部隊の置かれる状況は全く異なるものとなった

もしそうした有利な状況なら致命的なミスとなった選択のうち
前者は誤報や遭難対策、後者は敵空母の確実な撃沈のための措置(悪天候時有利)
という評価になるだろう

だが実際には北東部の索敵を空襲部隊自ら実施せねばならず
より厳しい条件なので
敵艦隊への攻撃力の低下を偲び、敵空母の撃破を目処として
索敵捜索と敵基地航空隊への打撃を優先せねばならなかった(けれどそれはなんらかの理由で見送られ、史実の結果になった)