>>435
オタクじゃないから現物は持ってないが
99式射爆照準器の照準環が、コサインθで平面上の角度を表してるというのは計算して確認した。
敵機の大きさは戦闘機ならおよそ10mなんで
照準環の直系、半径(平面角度)からどの程度遠くにいるか推定できる。
敵が3度環(直径6度)の半分くらいなら200mくらい遠方にいる(200m先の10mが約2.9度)
環の大きさは、パイロットの視線に連動して変わる(離すと大きく、近寄ると小さくなる)ので、
頭を動かしても敵機と3度環の位置関係は変わらない。
(逆に予備の固定照準環や、風防枠を使って射撃する場合、頭を動かすと
照準器までの焦点距離が変動し敵機と照準の位置が変わってしまう)。
修正射撃も同じで、敵の移動速度のぶん遠くを撃つが
何メートル先を狙うかは光像の輪に設定された角度でしか知ることができない。

具体的に言うと、3式13ミリ機銃で直交射撃する場合
距離・200メートル
200mまで0.217秒で到達
敵機・時速300q 約18m先を狙う
修正角度5.17度 5度環(半径5度)に差し掛かれば射撃 ということになっている

敵が直交せず斜めに飛ぶ場合は修正角度が減る。
交差するまでの時間が長くなる=実質的に速度が落ちるので。
斜めに飛ぶ程度なら距離(弾丸の飛行時間)が伸びる分より、相対速度低下の影響が大きい

このとき連発力があると敵が18m移動してる間に多くの弾丸を送れる
もっと初速(弾丸飛行速度)が速いなら修正角度が減って射撃に余裕ができる。
この3式13ミリは戦闘機の速度が加算されてるのか秒速952メートルくらいになってる