X-2はそもそも2012年に試作が開始され、2014年度内に初飛行する予定だったのが
初飛行が2年も延びた。

試作開始前に終了してない研究項目は機体に反映されてない。
具体的には

「ウェポンリリース・ステルス化の研究」2013-2017
「戦闘機用エンジン要素の研究」2013-2017
「機体構造軽量化技術の研究」2014-2018
「ステルス戦闘機用レドームに関する研究(複雑形状・電波特性に優れたレドームの研究)」2015-2019

これらの研究は「所内試験を実施して終了する」となっているものが多い
一方で、これらを実証するための専用の機体を新たに製造するという文言はどこにもない
なので、既に取得されている機体に対して、上記の研究成果を適応し、
それを飛行実証することにより研究を完了させるのが望ましい

具体的にはX-2 1号機の地上試験機に対し
「ウェポンリリース・ステルス化の研究」の実証のためにウェポンベイを作り
「戦闘機用エンジン要素の研究」の実証のためにタービン直前温度1800度の高出力エンジンを搭載し
「機体構造軽量化技術の研究」の実証のためにCFRPを多用してなおかつ剛性を高め軽量化した機体にし
「ステルス戦闘機用レドームに関する研究」の実証のためにスマートRFセンサーを搭載する
もちろんスマートRFセンサーでAAM-4の射撃ができるかどうかも実証する