ヘルマン・ホートの『パンツァー・オペラツィオーネン』は軍歴・人生全体ではなく、作戦についての回顧録だったので
ひたすら部隊の行動・企図を説明を淡々と叙述するのに終始しているので、眠気と戦いながら読むほかなかった…
珍しい人の自伝が出るもんだなと思って期待して買ったので、もうちょっと本人や他の幕僚の人柄が分かるエピソードが入ってたら良かったんですが
また本編は200ページ弱と短く、付録としてドイツで発行されてた軍事雑誌に載った、ホートと歴史学者の作戦に関する論争や
フランス作戦の回想が後半を占める構成になっているので、アカデミックな目的か、熱烈なホートファンみたいに需要が限られそうな一冊と思います