>>590
> イーグルと比べてそれほど違わんのじゃね?って思うが

F404やF414とF100やF110とではバイパス比が違う(前者が小さい)ので排気速度が違うのでは?
ジェットエンジンの轟音のほとんどはメカニカルな原因でなく高速排気が周囲の大気とぶつかって生ずる
乱流による流体力学的な原因だから、排気ガスの速度が高ければ轟音は大きくなる

ということで、各エンジンのバイパス比を調べてみた(F100/F110に関しては日本人が聴き慣れている自衛隊のF-15J/F-2に搭載しているモデルの値を示す)

F404: 0.34 (Wikipedia日本語版のF404のページのF404-GE-402の要目…F/A-18C搭載モデル)
F414: 0.25 (Wikipedia日本語版のF414のページのF414-GE-400の性能…F/A-18E搭載モデル)

F100: 0.7  (1983年2月発行の航空ファン別冊『F-15イーグル』、p. 80のF100-PW-100の解説ページ…Wikipediaには日本語版・英語版ともに-100の要目の記述なし)
F110: 0.76 (Wikipedia日本語版のF110のページのF110-GE-129の仕様)

これだけバイパス比が違うと排気速度もかなり違うと推定されるので、本来なら小型で時間当たりの空気流量も排気ガス量も少ない筈のF404/F414の方が
より大型エンジンのF100-100/F110-132よりもかなり騒音が大きいのは不思議ではないだろう

なお、F100も最近の-200/-229モデルではバイパス比が 0.36 とF404並みの小さな値になっている(Wikipedia日本語版のF100の項のF100-PW-220の仕様)ので
これを搭載したF-15Eシリーズが空自にあったとしたら今ごろはホーネット同様に「ストライクイーグルは煩い!」と言われているかも知れない


ところで、一つ質問があります
Wikipedia日本語版のF100のページによれば、F100-220も本来のF-15J用の-100と同じく
IHIでライセンス生産されているそうですが、それに加えて、そのF100のページには
F-15JにF100-IHI-220E(-220Eは-100/-200から-220と同等の性能にグレードアップしたものを
意味するとのこと)を搭載した画像があります

そこで質問ですが、空自のF-15Jは全機、導入時のエンジンの-100から-220Eにアップグレードされているのでしょうか?
あるいはMSIP機だけは全てアップグレード済ですか?
それともMSIPでも一部だけですか?