そもそも日本の場合、ミサイルの長射程化、無人機が発達した現状において
中国空母部隊に対してこちら側も空母部隊をぶつける必要はないのではないか。

航空自衛隊がJASSM-ER・LRASMを導入した以上、現在開発中の
島嶼防衛用対艦誘導弾の射程はJASSM-ER・LRASMを超えることは確実だろう、
島嶼防衛用対艦誘導弾は敵空母などの大型艦艇の撃破を主目的としており、また
島嶼防衛の観点から敵国沿岸部の敵泊地攻撃も行うことが想定されているだろう。

投射能力・秘匿性・抗甚性・費用対効果を考慮すれば地上発射型が開発され、
目安として九州から太平洋排他的経済水域並びに東シナ海・黄海沿岸部全域
を攻撃可能な射程距離1300km以上となると予想される。

島嶼防衛用対艦誘導弾のセンサーノードとしては海上自衛隊が導入予定の
アベンジャー無人機が適任であると考えられる。

だがDDHの存在理由を否定するものではなくこれからのDDHの役割は哨戒ヘリ母艦
としてだけではなくF-35Bを6機程度搭載させ常時2機を空中哨戒任務に就かせ
NIFC-CAによりDDG並びにDDXと連携させ水平線の向こうにある目標を早期に探知し
リモート交戦によって目標を撃破することが目的となるだろう。