>>226
横レスだが、確かに生産ラインが閉じてる機体の再生産はコストから考えると絶望的なんだが、
要するに>>225さんの言いたいのはF-14やそれと類似の可変翼戦闘機を現代の最新の素材技術やエンジン(例えばF119とかF135)とかレーダー技術とかを
惜しみなく注ぎ込んで造ったらどれほどの高性能の戦闘機になるだろうか?というワクワク感からの疑問だろ

一つはっきりしているのは、可変翼は主翼の後退角を変えるのでステルスには不利だがスーパークルーズにはF-22のような固定翼よりも確実に有利だということ

そしてF-14の空戦機動での弱点であるロール率の低さ(特に可変翼を展張して前進位置にしている時はロール運動が苦手でF/A-18の敵ではない、これは
デモ飛行の動画を見ればはっきりと分かる、F-14のロール運動の角速度は主翼を前進位置にしている時と後退位置にしている時とで素人目にもはっきりと違う)は
現代の技術で大きく改善できる

F-14がロール運動を苦手としている理由は、主として次の3点だが、1はベクタードノズルの差動により、2と3とは複合材による主翼軽量化により大きく改善できる
1.エンジンという最も重い部品がロール軸(つまり機体前後軸)から大きく外れていて通常の(つまり機体前後軸の間近にエンジンを配置するF-15のような)
 エンジンレイアウトに比べてロール回転に関する慣性モーメントが大きいのが原因で、
2.更に燃料をたっぷり積んで重い(F-14の主翼の殆どは燃料タンク)主翼を展張して最前進位置にすると、
 その重い主翼(の重心)がロール軸から遠く離れるので、(最大後退位置に主翼をセットしている時よりも)更にロール回転での慣性モーメントが大幅に増える
3.たっぷりと燃料を積んで重い主翼で急激なロール運動をしたら、ピボットに大きな遠心力がかかり破壊しかねない、特に主翼を最前進位置にしている場合は
 遠心力も最大になるので、ロール運動でのピボットへの負担も最大になる

同じくF-14の空戦機動での制限GがF-15やF-16の9Gよりも低い6Gに抑えられている問題も主翼を複合材で軽量かつ強靭に造ることで解決できる可能性は高い

個人的な推定だが、F-14をF119かF135+ベクターノズルの双発で複合材フル利用でリメイクしたらとても運動性が高くM2以上でスパクル可能な戦闘機ができる