>>587
>もし「第二次攻撃」をするという選択をした場合、その二次攻撃も「一波、二波」で構成されることになったのでしょうか?その準備はあったのでしょうか?

第一次攻撃隊は二波に分かれているわけですが、その中身は6隻の空母の艦戦、艦爆、艦攻(雷撃・水平爆撃)を、
それぞれの空母で微妙に異なる発艦能力に合わせて割り振って、本来であれば飛行甲板に上げてれば30分待機、
格納庫からなら2時間待機となる艦爆艦攻を、第一波から1時間15分で第二波として出撃させているわけです。攻撃
の間隔としては、ちょっと短くなって1時間6分差となっています。

つまり、第一次攻撃とは、最初から1時間程度の間隔で2回空襲するのをワンセットとして計画され、赤城であれば、
第一波で36機、第二波で27機と露天係止で積み増した艦爆9機も合わせて、常用機を全部出したことになります。

空母は艦載機を使う船ではありますが、とはいえ壊れていないものを整備して飛ばすのがせいぜいで、損傷機をき
れいに直すようなメーカーじみた修理能力はありません。全力出撃させて、帰ってきて、じゃあそっから損傷や故障、
あるいは修理の可否、さらにはその所要時間を短時間に調べて二次攻撃隊の規模はどうするかとか、目標は何で
あるとか、目標が何だから艦戦艦爆艦攻の比率はこうであるとかを「事前に準備」することは無理でしょう。
ついでに言えばなけなしの高速タンカーを割り振ってなお燃料がギリギリなので、損傷機の修理を待つためにハワ
イの近海に居座るという選択肢もありませんし、米空母の位置もわからないままです。