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1944年6月から米中連合軍は「ビルマロード」に沿って日本軍が占領した雲南省の松山、騰冲、龍陵を攻撃した。
騰冲が陥落する3カ月前の戦闘過程で、日本軍は朝鮮人女性30人を銃殺した。
松山慰安所でも24人の女性のうち10人が砲撃で死亡し、4人は脱出し中国軍に発見され生き残った。
この写真が最も広く紹介された朝鮮人慰安婦の写真だ。
2000年12月、日本の東京で開かれた日本軍性的奴隷戦犯女性国際法廷で、北朝鮮に暮らすパク・ヨンシムさん(1921〜2006)は
この写真で左端の妊婦が自身であると証言した。
この写真は日本軍の戦争犯罪を立証する写真になった。

今回公開された映像には、上の写真に登場する4人の脱出女性のうち2人と、
慰安所で生き残った女性5人が雲南省昆明の捕虜収容所に移送される前の姿が写っている。
研究チームは、二つの映像を対照し、動画に出てくる女性のうちの2人が松山から脱出した女性2人と同一人物であることを確認した。
また、中国軍第8軍司令部で尋問を受ける朝鮮人女性の写真、
松山で中国軍と米軍が朝鮮人女性を逮捕した直後を撮った写真でもこの動画に出てくる女性3人を追加で確認した。
研究チームは、これらの女性5人全員が松山慰安所にいた朝鮮人女性たちであると推定した。
研究チームは、映像中の女性たちの身元は確認できなかったが、
米中連合軍が捕虜の尋問過程で作成した「昆明捕虜尋問報告書-朝鮮人慰安婦名簿」に記載されている女性であると推定している。
この動画は白黒・無声で撮影されたので、彼女たちの声や対話の内容は確認できない。