「ビッグブラザー」中国…違反横断すれば電光掲示板に顔・名前表示
中央日報 2017年07月14日14時02分
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周辺に誰もいない道路。ある男性が車が通っていないことを確認し、赤信号にもかかわらず道を渡ろうと足を踏み出した。
その瞬間、付近の大型電光掲示板にこの男性の顔と個人情報が映し出され、警告音が鳴る。

空想科学映画の話ではない。 最近、中国の上海・深センなど中国の主要都市のあちこちで目撃される場面だ。
CCTVで違反横断者の顔を撮影した後、顔認識ソフトウェアを通じて身元を特定するシステムで、顔写真・映像と個人情報を周辺の電光掲示板に
表示して違法を知らせる。道路上の「無人警察」ということだ。

これに対する住民の考えはさまざまだ。 大きく注意派、賛成派、反対派に分かれる。
深センに住む王さんは「この装置が設置されてからは、違反横断をすれば恥をかくと思って注意している」と話した。
李さんは「深セン市交通警察の措置を支持する」とし「安全にかかわることなので交通規則違反は必ず処罰を受けるべき」と話した。
しかし陳さんの考えは違う。「交通法規を軽く違反した人の顔まで公開するというのは人権侵害の余地がある」と主張した。

こうした批判の声にもかかわらず、中国政府は日々進化する「顔認識技術」を利用して違法行為を根絶する方針だ。
さらに人々が職場と公共の場でどのように行動するかを綿密に監視し、2020年まで全ての市民の「社会的信用」等級をつけるという計画まで立てた。
中国版「ビッグブラザー」ということだ。
ビッグブラザーとは、ジョージ・オーウェル『1984年』に登場する言葉で、社会構成員を徹底的に監視するシステムをいう。

ウォールストリートジャーナル(WSJ)は最近、中国で顔認識技術の利用が広まっていることを伝え、
「西欧社会に比べ権威的な中国政府は個人情報保護などの問題にそれほど縛られることなくこのような監視システムを構築中であり、すでに膨大な
監視網を備えている」と伝えた。(後略)
http://japanese.joins.com/article/284/231284.html?servcode=A00&;sectcode=A00

ここまでしないと信号を守れない中国人の民度もアレですが、日ごろパヨクが褒め称える中国のITシステムはこういうロクでもない方向に突っ走ってます。