時間との勝負という感覚が防衛省・自衛隊には無いのか?

司馬遼太郎氏の分析によれば、石田三成が関が原合戦で敗北した原因はいくつもあるが、
敗因の一つとして勝負の時期の予測を誤り長期戦になると読んで兵力分散し関が原に
集中できなかった事も原因の一つらしい。武官というより文官的な石田三成の敗因で
武人としてのセンスの欠落が他の敗因と共に大きい。

防衛省・自衛隊のTHAADよりイージス・アショア優先というのは石田三成の関が原合戦の
敗因の一つと同じ愚を犯しているのである。

石田三成は基本的に文官もしくは後方補給担当武官であるのに、豊臣秀吉の朝鮮出兵の
失敗の尻拭いもさせられて不運な同情すべき側面はあるが、防衛省・自衛隊幹部が勝負の
時期も読めずにTHAADよりイージス・アショア優先するのは同情の余地は無い。