>>166
元記事を読むとモンタニや造修の元海将補のSTOVL空母マンセーな記事や趣旨と同じにはならんのですよ。

「大御所のお墨付き!」とはしゃいでますけど、あの記事、まずは多彩な艦載機を大量に積んでどんな任務
でもハイレベルでこなした往年の空母戦闘団を懐かしむところから始まってるんですね。で、ホーネットを短
足、対潜哨戒機はなし、ヘリのASWは片手間ってのをこき下ろし、コンバットクルーズでの実績がショボいと
嘆き、その上で「その程度の仕事しかできないなら」という前提で、F-35B積んだLHAでもいいだろ、と。そん
なのは5000人のプロが乗り込む10万トンの空母の仕事じゃねえ、と。

モンタニも元海将補もF-35B搭載の軽空母の有効性が認められたと言ってますが、彼らの縋る大御所って、
本当に軽空母に価値を見出しているのか、と。CVNが1隻がいいか、B型積んだLHA4隻(これも元海将補は
5隻に増やしてたりしますが)のほうがいいか、提督たちに聞いてこいってのも、そこでCVNを捨てろと海軍上
層部が首を縦に振るかと言えば、振る訳がない。CVNが無いと困ると言うに決まってますから。

そして「無いと困る」と言うのであれば、提督たちは必要性をがっつり説明しなきゃなりませんし、必要性は実
戦での運用で立証しなきゃいけない。そのためにはワシントンが方針立てるときに「海軍はここまでやれます
できますさせてください」とコミットしなきゃいけません。

あのじいさまは、すんげー遠回しに米海軍そのものに発破かけてるんじゃないかと。お前らはCVNを扱うのに
ふさわしい偉大な海軍でいたいのか、欧州の貧乏人と一緒にSTOVL空母で満足するような海軍に落ちぶれた
いのかはっきりさせろ、と。B型を積めばLHAでもいずもでも空母だ、というモンタニや元海将補と違って、軽空
母の「任務」のためには、LHAではなくLHAと「同程度の建造費」の「空母」をちゃんと開発する必要があるとも
言ってるので。

あの記事やモンタニや元海将補をセットで引っ張り出して「B型採用決定!」「空母保有!」とはしゃいでいるの
を見るにつけ、盛大な釣りをやられたんじゃないだろうかという思いに捕われるのですよ。