取り外し式バッテリのマイナス面を払拭するには、メリットを最大化する用途を考えねばならず、じゃあそれ
って何よ? となりますが、電池の航続力の範囲で最大限まで走り、かつ電池が切れたら即、また電池を
使い切るまで走るという業態がどれだけあるのかな、という。自家用車からはじまって公共交通機関から運
輸まで広げても、そういう距離を決めてかかっての走り詰めってのは無いので。発着施設のせいで行き先
と距離が決まっている旅客機や船舶の運行みたいなことができれば、目はあるかもしれませんが。

あとは住居と勤務地なり住居と行楽地なりを都市計画段階から距離を決めてかかるような、個人の趣味嗜
好を完全否定するディストピアじみた極端な社会主義とかであれば?

プリウスの電池パックが120キロとからしいですけど、事実上のエラーゼロで積み下ろしするシステムとそ
れをインフラとして普及させるのは、実は水素燃料よりハードルが高かったのではと思わないでも。
排ガス出せない、24時間稼働、同車種大量採用、専用インフラ前提、と交換式バッテリ向けな条件の揃う
倉庫内のフォークでさえ、トヨタは水素燃料で3分で充填とか言っちゃってるので。