>>42
ぱぱに質問させて下さい。

陸の対空自走砲が、大口径機関砲から携SAMや短SAMを用いたそれに置き換えられつつある
トレンドの要因には、敵航空機のATMにアウトレンジされてしまう公算が高いということ以外に、
1発あたりの弾の単価は桁外れに高くなったとしても、現在&未来位置を超シビアに計算してやる
必要がある(文字通り撃った後は修正ができませんからね)銃砲弾用のFCSと適宜修正或いは
弾自身にホーミングを任せることのできる誘導弾用のそれを比較した場合、後者のグレードを
大幅に引き下げたものでも対処可能であることも大きな要因だと思うんです。

その意味では、米海軍のSM−6や新型ESSM、或いは陸自の03式中SAMをベースにした
海自用のLーSAMのようにAMRAAMとかAAM4の誘導システムを組み込んで、自力でも
終末誘導可能なSAM/短SAMシステムを使えば、陸の世界ほどにFCSを簡素化するのは
困難かもしれませんが、現行のFCSよりはかなり単価の安いFCSにしても、それ相応の働きを
期待できるような気がしてなりません。

佐藤御大の<あきづき>のような船体(燃料タンク&居住区含む)+機関(電機含む)+VLS+
イルミネーターだけを積んで、頭を使う仕事は他艦のFCSに丸投げするようなことはさすがに
無理でしょうし、頭脳労働を請け負ってくれる相方がいてくれないと役に立たない子になります。

しかし、思い切って弾の単価上昇に目を瞑ってしまえば、DDGのような艦隊防空レベルの仕事を
担当することは最初っから諦めて、ルアル<あきづき>レベルの自艦&僚艦防空能力確保を狙った
システムも構築可能なのではないかなと思ったりするのですが、いかがなものでしょうか?

もし、それが可能であれば、リソースを海自水上艦艇の主たる目的であるASWや水上打撃戦に
回すことも可能ではないかなと思うんですが。。。