【バロンズ】世界投資3大リスクとその回避法 2018 年 8 月 7 日 07:19 JST
ttps://jp.wsj.com/articles/SB12582428471823144100904584391603521833302
2008年を除けば、米国株式が外国市場と比較してこれほど割高だったことはない
外国投資は、地政学的リスク、通貨変動、債務といった問題を長らく抱えてきた
しかし 米国も現在、同じ問題を抱えている
・ポピュリズム 投資家にとってポピュリズムとは反体制主義で
所得の不平等が背景にあり、英国が欧州連合(EU)を離脱する決定
イタリアにおける欧州最大の反体制派政権誕生 これらの動きは破壊的
景気を短期的に浮揚させるため 減税や社会保障の増額 財政は赤字
中央銀行はインフレに対してあまり慎重にならないように説得される
メキシコの輸出の80%は米国向け (NAFTA)交渉が大きなリスク
・貿易 全面的な貿易戦争のリスク
企業が世界的に製品を販売 複数の国で生産 他の国から原料を調達している
利益に対する影響分析は困難だ 最も緩やかなシナリオの場合 影響は限定的
二つめ は、中国からの2000億ドルの輸入に対する 10%の関税と中国の報復
日本を除くアジア株式市場が7月半ばに概ね織り込んだ
第3のシナリオは 米中間の貿易および輸入車に対し
30%の関税 経済成長率が打撃を受け
原油価格を引き下げる可能性がある
・通貨(債務) 3大リスクの中で最も長期化して重要
世界の金融政策の乖離 FRBの利上げによる波及効果は新興国で
非常に好感されていた状態から大幅に懸念される状態へと変化した
投資家は、過去2カ月に対米ドルで7%下落した人民元を注視している
中国が債務問題への取り組みから 人民元安阻止および株価押し上げに焦点を移す
中国の債務は過去10年間で 対 (GDP)比は74%ポイント上昇 約300%に達した
中国がインフラなどに過剰に投資してきたためだ 経済の成長と安定にとって
多くの諸国と企業が インカムに対する米国投資家の需要を満たすために
多額の債券を発行してきた 新興国市場にとって債務が大きな問題
インドとインドネシアの状況は数年前と比較してはるかに良好だが
通貨が年初来で25%下落したトルコ ドル建て債務
ブラジルレアルは年初来で11%下落