>>195
> カタパルトっていろんな方法あるようだけど艦の動力使ってワイヤー巻き上げる方式とかムリなのかな?

いつの時代のカタパルトの話をしてるんだ?

時速200キロを軽く超えるスピードでワイヤー巻き上げるのを繰り返したらすぐにワイヤーが使い物にならなくなる
それ以前にそんなスピードで100メートルものワイヤーを巻き上げるということ自体が現実味を感じないがね

一般論としてだが機械的な機構が多ければ多いほど故障が起こりやすく信頼性の低下という問題を抱え込む
蒸気圧でピストンを飛ばすのに比べて何かを使ってワイヤーを巻き上げるというのは機械的な動作が多くなっているので
蒸気カタパルトに比べて故障の原因となる箇所が増えて信頼性が低くなる

電磁カタパルトが良いのは蒸気カタパルトに比べて蒸気弁という可動部がなくなるからだ
もちろん蒸気を取り回し制御するよりも電気を制御するほうがずっと容易という大きな利点もある

空母における艦載機のカタパルトの大雑把な仕様は、

・牽引速度は、200キロを軽く超える(射出速度を仮に140ノットだとすれば時速250キロ強)
・牽引すべき質量は、30トン前後(これを数Gの加速度で引っ張るので実際には100トン重程度の荷重…ワイヤーなら張力…に繰り返し耐えねばならない)
・牽引距離は、約100メートル前後(短いほど大きな加速度が必要になりカタパルトだけでなく艦載機に対する要求強度も厳しくなる)

だぞ

100トン重の張力に耐えて100メートルほどの長さのワイヤーを時速250キロほどの巻き上げ速度で巻き上げるなんて過酷な動作の頻繁な繰り返しに耐えられる
ワイヤーの素材と巻き上げ機があれば、是非とも具体的に紹介してくれ

(こんな仕様のワイヤー機構が可能ならば、フォード級が実用化で苦労している着艦用の新ワイヤーシステムなど簡単に作れてしまうだろうな)