南雲忠一中将を再評価するスレ(己)
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南雲長官はもっと評価されるべき(34代目) 前スレ [33代]南雲忠一中将を再評価するスレ(不) http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/army/1500723627/ (>>119 〜 暗号情報を信用するかの章、>>494 PBY温存方針の章 過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし admiralnagumo@ウィキ http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo 戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ 【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】 http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/ >>179 の続き 南雲機動部隊は、回避運動や、 友永隊収容後の変針北上のため、 米空母側の予想位置より、北側に所在した。 そのため、上図のようにヨークタウン攻撃隊にとっては、 正面ではなく、右前方に敵艦隊を発見した形になります。 、 >>27 元報道班員が書いた赤城本には赤城の乗員の話として「20cm砲を発砲すると爆風で 飛行甲板がめくれるため使えない」とありましたが実際のところどうだったのかな? >>31 マリアナ沖海戦でのスプルーアンスは小沢機動部隊が風下側に位置していたので 苦慮したとか? ユニークで個性的なパソコン一台でお金持ちになれるやり方 興味がある人はどうぞ グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』 R98OO >>176 当時の帝国海軍がレーダーについてどの程度の認識をしていたかはわかりませんが 敵の迎撃および攻撃の準備時間は、最長でも(レーダーよりも早く)敵の哨戒機が我が艦隊を発見してから、我が攻撃隊が空襲を開始する期間しかありませんので 敵の哨戒機と比べ我が攻撃隊の速度が(互いに黎明期に発進するとすると)同等以上なのは大事かと ミッドウェー島の方が東にあるので、敵の方が発進する時刻が早いことを割り引いても敵哨戒機の視程が30浬だとして 敵戦闘機20機程度が発進した頃に空襲を開始できると見積れるでしょう 仮想戦記的には、九九艦爆と零戦のみの攻撃隊なら、巡航160ノットですから、九七艦攻の巡航135ノットに合わせなくて良く、攻撃開始時刻が20分ほど繰り上がります この頃だと、敵雷撃機は基地上空で編隊を組んでる最中で、敵艦爆隊はまだ地上、戦闘機隊も攻撃隊(艦爆隊)の侵入高度に達していないです >>181 牧島貞一氏ですね。>赤城本 ”空母七不思議”の最後に紹介されています。 「第七は、これは赤城に限ってものだが、艦尾に 20センチの大砲が8門もついていることだ。 しかも、一度も発射したことがない。 これを撃つと、飛行甲板が壊れてしまう」 (『炎の海』)p109 レキシントンとかも、やばそうですね・・・ >>182 そういえば、 「金持ちになりたい」って検索したことがないですな。 どんな顔をしてキーボードを叩くのだろう >>183 レーダーについては、珊瑚海海戦の戦訓にも 出てきますね。 計算問題ではないので、相手がこちらの都合通りに 動いてくれるかは、慎重な検討が必要かと。 >>185 の続き ミッドウェーでは、 「前日に友軍輸送船団が発見されて攻撃を受けた」 「我が機動部隊は未だ発見されていない」 との情勢判断なので、 「敵基地機は、黎明に出撃している」と考えるべきで、 航続距離の短い単発機が残っている可能性はありますが、 20分ほどの違いで、 >敵艦爆隊はまだ地上・・・ こんなにうまくいきますかねぇ >>180 の続き 当時、日本空母の中で最も北に位置していたのは、 飛龍だったので、ヨークタウンの雷撃隊は、 これを目標に突入を開始します。 その上空には、サッチ少佐率いる戦闘機隊、 F4Fが6機、護衛に付いた。 米空母にとっては、奇跡とも言うべき 理想的な態勢が整ったわけですね。 >>187 の続き ところが、やはり多勢に無勢、 戦闘機隊は”サッチ・ウイーヴ”を駆使して 善戦したものの、 本来の任務であった雷撃隊の護衛は果たせず、 TBDは12機中10機が撃墜され、残りの2機も帰途、 燃料切れで不時着喪失。 対する飛龍は、投下された魚雷を すべて回避に成功した。 >>188 の続き 通常、ミッドウェー戦記では、 、 このヨークタウン雷撃隊の犠牲により、 零戦隊が低空に引き付けられ、 直後のSBD奇襲成功につながった・・・ と語られますが、 もうひとつ、重要な視点があります。 >>186 敵艦隊発見または敵編隊の探知から攻撃隊発進または空中退避までの猶予が40分か60分かでは 決定的に違います 基地からの発進は時間がかかりますし 攻撃最優先にせよ攻撃隊の空中集合時を敵の制空隊になられないよう先に戦闘機隊を上げる必要があります 史実において前日から防空と敵艦隊への攻撃準備が万端だったし 日本側の偵察機とすれ違うという幸運をものにした飛行艇からすぐに情報をもらえたイースタン島の航空隊ですら 全ての雷撃機と爆撃機が発進を終えたのは第一次攻撃隊の空襲開始の直前でした これより早く作業を完了する条件はないでしょう >>190 続き 一航艦司令部が想定すべき事態と実際の戦闘の経過を両方書いてるのでわかりにくいかもしれませんが 史実におけるイースタン島の航空隊の反応こそ 空襲を計画する段階で一航艦が想定すべき最悪事態と概ね重なっています 唯一の違いは、帝国海軍なら二座水偵による防空戦闘を考慮するだろうから、制空隊の機数の所要が変動するくらいです なのでこれに対してどう空襲できたかは仮想戦記式に考えた方がおそらくわかりやすいでしょう >>191 まさにその通りですよ。 >一航艦司令部が想定すべき事態と実際の戦闘の経過を両方書いてるのでわかりにくい 貴官の主張は、史実の経過から都合の良いところを 抜き出して付加しているだけで、 ちょうど、三空母被弾という史実から逆算して、 「被弾しないためには、こうすればいい」と提案するようなもので、 極めて限定された状況でしか、成立しない極論に過ぎません。 >>192 の続き 貴官が仰るとおり、 >巡航速度の速い九九艦爆と零戦による編隊(>>170 ) で、先制空襲を企図することは、大いに魅力的な案ですが、 そこから無条件に、 >敵の攻撃隊が飛び立つ前にこれらの過半を在地撃破できた とするところに、論理の飛躍があるかと。 なぜなら「在地撃破できる」根拠が、史実の経過なんだから。 一航艦の作戦指導を批評する材料としては、反則では? 例えば真珠湾やセイロンでも、あるいは 米空母側の島嶼攻撃においても、同じ主張なのでしょうか。 >>193 の続き 更に言えば、 >敵艦隊発見または敵編隊の探知から攻撃隊発進または空中退避 >までの猶予が40分か60分かでは決定的に違います(>>190 ) これは対空母戦闘においても、当然適用されるでしょう。 奇襲にすべてを賭けていた米空母にとっては、 巡航速度の速いSBD単独での先制空襲を狙うべきで、 足の遅いTBDと合同させようとしたスプルーアンスや フレッチャーは、同様に批判の対象となるんですかね。 >>189 の続き 戦闘機とは、その名の通り敵機と戦うための機体で、 戦闘機自身が、敵空母を攻撃することはありません。 まぁ、機銃掃射くらいは出来そうだけど。 ヨークタウン戦闘機隊にとっては、護衛対象である 雷撃隊が全滅した今、さっさと避退すべきで、 実際のサッチ隊もそのように行動しています。 >>195 の続き しかも、その直後にSBDによる奇襲成功が起こったため、 零戦の追撃から、容易に逃れることができた。 その余裕を利用して、サッチ少佐は敵艦隊の 全貌を広く観察することが出来たと思われます。 すなわち、自隊が攻撃した空母1隻(飛龍)が健在で、 他の3隻の空母が炎上しているところから、これらを 戦闘不能に追い込むことが出来た、と。 >>193 在地撃破可能かどうかの判断は飛行場の規模によります ですから一航艦司令部がその可否を考えるうえで必要な情報を得ている必要がありますが イースタン島の飛行場に関しては、対空砲火から普段の戦闘哨戒飛行までわかっていたわけですからその対応能力も概ね知れていたでしょう 五分待機だとしても毎分1機程度が限界、とわかっていたはずなのです そして、史実の経過こそ、その想定すべき最悪事態と重なっているということです ハワイ空中攻撃やC作戦では飛行場の規模が違います だから前者では在地撃破失敗に備え第二次攻撃隊の全力を航空基地の攻撃に充てていたし 後者では規模により機種(コロンボの時は艦爆、トリンコマレーなら艦攻)を変え、格納庫や弾薬庫など施設を徹底破壊しています いずれも在地撃破を前提としてはいません 逆にMI作戦にて在地撃破を狙ったのにはそれなりの根拠があるのかなと最近では思ってます 史実の経過でも結構惜しいタイミングですし もしかしたら帝国海軍スタンダードの発進作業の速度なら 艦攻の巡航速度でも充分に行ける見積だったのかも知れないですし >>194 それについては、すでに書いた通り 艦爆による最速の先制攻撃をできなかったのは不思議な運用です 練度が達してないのに雷爆同時攻撃を狙ってそうしたなら、これは大きな失策でした あるいは、艦爆隊の航法に不安がありすぎて単独で先に出せるのが同じSBD隊でも偵爆隊しかなかったのかも知れません とにかく速度に物を言わせて空母を撃破する艦爆という機種の運用としてはうまく行ってないです それは平素の訓練も悪かったし、更に無謀な作戦のせいかも知れません 大戦後半に行われた合衆国海軍の高速艦隊による島嶼攻撃でも 第一波は戦闘機、ついで戦闘機と艦爆の連合を出し 初動では巡航速度の速さで奇襲性を確保しています 三機種の連合にこだわっていたら、迎撃と空中退避を許してしまい、高速艦隊側も大きな損害を出していたでしょう 艦爆は日米ともに敵空母の撃破のために整備され 先制攻撃および奇襲性の確保のため巡航速度が速く設定されてます すなわち哨戒に不利な艦隊に対して高高度から高速で侵入するので 発見から戦闘機の上昇、迎撃の猶予を与えないということが考えられ、降下の勢いで離脱も可能とされていました 帝国海軍の性能標準でもまず巡航速度が期待される方が最高速度の要求より早く (最高速度の要求は後に航空基地攻撃の際は奇襲が困難で敵戦闘機に対する優速または空戦能力が必要という支那事変の戦訓から与えられたもの) 合衆国海軍でも例えばSBDの巡航速度は同時期のF4Fよりずっと速いのです こうして見ると、艦爆の運用に関しては日米ともに戦前の常識から外れた新戦術を試したか あるいは艦爆隊の練度(合衆国側)または無線の性能(日本側)の制約からそうせざるを得なかったか 様々な仮説があり得るとは思いますが大事だと思います 攻撃隊の巡航速度も大事で 例えばF6Fの巡航速度がF4F並みだったなら 大戦後半の合衆国海軍の高速艦隊による島嶼攻撃は奇襲性を確保できず 失敗の連続になったでしょう >>199 に書いた通りこれらの空襲の成功は巡航速度の速さによるところが大きく 奇しくもそれは時速160浬で、零戦や九九艦爆と同じですね 尤も、レーダーが当たり前にある時期なので高速艦隊による空襲では低空からの侵入等も併用されているのですが 一つの目安にはなるでしょう 最悪事態を考えるなら、レーダーより味方艦隊の被発見から逆算すべきで、そうなると想定すべき空襲計画は似通ってきます 基地航空隊に対する母艦航空隊の戦力比も、MI作戦と合衆国海軍の高速艦隊による島嶼攻撃は似通ってますし >>196 このとき飛龍と他の空母がどれくらい離れていたかわかりますか? アメリカの攻撃方法より空母三隻から戦闘機を離した南雲の判断がまずかったのでは CAPが母艦のどのへんをとべっていうのも毎回南雲が指示だしてるの? 空襲の前日に発見されず、基地航空隊側が我が方と同じ要領で黎明索敵をするという条件下において 敵の哨戒機(我が新鋭の陸攻または飛行艇を基準に時速160浬、視程も我が方と同様に30浬と仮定)と同じ速度で進撃すれば 敵攻撃隊の在空、在地撃破が可能である公算大というのは 別に史実の経過から逆算して導いたわけではないのです 敵の攻撃隊が発進にかけられる時間は 時差や空襲部隊が攻撃隊の発進後も基地に向かう分発見が早まることを考慮するにせよ 長くても40分程度です 即ち我が攻撃隊が進出250浬を(実戦であることを考慮して)毎時160−10=150浬で進撃、発進から100分後に空襲を開始するのに対し 敵哨戒機は我が攻撃隊より10分程早く発進、収容のため基地に向かう我が艦隊(時速25浬とする)を(250+25/6−30)/(160+25)−10≒1時間後、我が攻撃隊の発進の62分後ごろに発見する この差が理論上のイースタン島の基地航空隊の最大の対応時間です つまり、敵哨戒機が真っ直ぐ空襲部隊に向かい、攻撃隊は準備万端で待機しているという最悪の事態でも 敵はそれより早く発進作業を始められないのです この約40分の間に敵がどの程度の機数を発進できるかを見積もれば、空襲部隊の脅威となる敵攻撃機または爆撃機の在地撃破または空中集合中の在空撃破の可否も見積もれるわけです 史実の経過を例示したのは、それが偶然にも想定すべき最悪事態と被っていてわかりやすいからにすぎません >>204 無論、先制攻撃のため巡航速度を重視する艦爆の開発に深く関与していた源田参謀がこの程度の計算をしていなかったはずはないのです ゆえに九九艦爆と零戦の組み合わせで敵攻撃隊の在空、在地撃破を狙うわけでもなく すでにトリンコマレー攻撃で効果が証明済みの九七艦攻と零戦の組み合わせで格納庫や弾薬庫を徹底破壊して反撃を封じる手法(因みに戦史叢書ではそうするべきだったと書いてある)でもなく 三機種連合とした理由こそが大事なところなのです しかも、戦後の源田&淵田コンビの回想や我々のイメージとは違い 一航艦司令部の認識では、指揮下の航空隊はろくに編隊爆撃の訓練もできてないのです 村田少佐、友永大尉という難しい三機種連合の攻撃隊の指揮ができる得難い人材がいたから計画できたことですが こうした難しいことを敢えてやるには相当な理由があったはずなのです 猶予40分でイースタン島の航空隊に何ができると見積もれたか 一航艦司令部には、事前の偵察により、イースタン島における普段の戦闘哨戒飛行は戦闘機3機(実際にもF2A3機で実施していた)とわかっていました これが作戦に支障なく(滑走路を攻撃隊の準備、発進が可能な状態にしておきながら)常時上空に展開できる戦闘機の数の上限なのです また、当時の帝国海軍においても、防空機は常時多数機を在空とするには無理があるので、少数の警戒機を飛ばした上で主力は緊急で発進するのが常識でした(海戦要務令 航空戦の部(案)) 一航艦が常に一個飛行隊規模の防空機を飛ばしていたのも、この主力が緊急発進すべきタイミングが連続する過酷な状況にあったからにすぎません ゆえに、これを上回る機数の迎撃、戦闘哨戒は敵艦隊発見またはレーダーによる偵知の後しかできないと考えるべき 五分待機で24機(24機プラス増援と予想されていた)の戦闘機を離陸させるのに最短で29分かかります 残りの10分で一個中隊規模の爆撃機または攻撃機が離陸したタイミングで制空隊が襲ってくるし、爆弾が降ってくることになります 第一次攻撃隊に艦攻を混ぜた理由、考えてみれば九九艦爆の無線の問題ではなかったです… ウェーク島空襲の時と違って、通信能力が高い(通達確実距離600浬)十三試艦爆があるから 十三試艦爆を誘導につけ、受信した攻撃隊指揮官機からの報告を反復させればいいだけだ 誘導機なので無線の故障対策のため複数必要、つまり手持ちの2機全部を使っちまうけど、こうすれば艦爆と零戦のみの攻撃隊でもいけたはず ということで無線云々は忘れてください(汗 赤城の艦攻隊が真珠湾攻撃時より1個中隊(9機)減らされていなかったら、 偵察ももう少し密にできたんじゃない? 艦攻で偵察に出たのは赤城と加賀から1機ずつだったのが、手持ち機数が9機多ければ 増やせたかも。 >>197 - つまり、ミッドウェーの段階においては、 日米ともに、巡航速度の速い艦爆を先行させるより、 雷爆合同の集中攻撃を重視していたということですね。 貴官の主張によれば、批判の対象となるわけだ。 ふむふむ >>199 - 続いて、後半戦において、 >三機種の連合にこだわっていたら、迎撃と空中退避を許してしまい、 >高速艦隊側も大きな損害を出していたでしょう 相変わらずの極論好きですなぁ 例えば、トラック空襲において、 スプルーアンスは、空母部隊を環礁から約100浬まで 接近させて、まず戦闘機隊を発進し、奇襲に成功しました。 仮に雷撃隊を同伴したとしても、到着時間の差は10分程度。 その差が、「母艦の大損害」につながるんでしょうか。 >>210 の続き トラックについては、日本側にも、 前日に索敵機が敵艦隊を発見しなかったために、 第三警戒配備まで、警戒レベルを下げていたことや、 二○四空や五○一空は訓練中で、機銃弾を搭載して いなかったことなど、 様々な要因が挙げられます。 もちろん、先陣の戦闘機隊で敵機を地上撃破する という戦法は、適切な空母運用だと思いますが、 貴官の話を聞いていると、巡航速度ですべてが決まる としか聞こえません。 もっと色々な角度から検討する視野の広さも必要かと。 >>201 ちなみに質問ですけど、 >例えばF6Fの巡航速度がF4F並みだったなら >失敗の連続になったでしょう 世傑によれば、それぞれの巡航速度は、 F4F−4(ミッドウェーから投入された折り畳み翼型)が249km/h(134ノット) F6Fー5(マリアナ沖海戦の主要機体)が270km/h(145ノット) ネットで検索すると出てくる、322km/h(173ノット)ですが、 世傑によると、XF6F−1のみ。 すなわち開発当初の試作機のみで、他の量産型はおおむね 270km/h前後となっています。 参考までに、出典を教えてくれませんか。 >>202 諸説ありますが、 『モリソン戦史』(第3巻)p278によると、約8浬となっています。 ざっと、15kmといったところですね。 歴史群像も同じくらいです。 >>203 いえ、零戦の機上無線は使えないので、 いったん発艦したら、あとは小隊長まかせ・・・たぶん >>204 - 本職も全く同意ですね。 >こうした難しいことを敢えてやるには相当な理由があったはずなのです 過去スレで何度が書いていますが、 「新任の友永大尉に、攻撃隊指揮官の経験を積ませるため」 と本職は考えています。 艦戦、艦爆、艦攻がきっちり36機ずつの108機というのも、 それまで内地で教官をしていた友永大尉が、 まずは”教科書通り”の攻撃法を身に着けられるように、 という我らが源田参謀の”心遣い”なのです。 >>214 の続き 仮に友永がしくじったとしても、第二次攻撃隊は 最強編制ですから、軽く片づけられるという計算ですね。 そもそもMI作戦は、第一撃のみで制圧するという作戦ではなく、 反復空襲により、島を無力化させるという計画なのですよ。 貴官の仰るとおり、戦史検証において、 「分かり切った○○をやらなかったのは無能」と思考停止するのではなく、 「それをしなかったのには、理由があったはずだ」と考察することが、 第一歩だと思います。 >>208 そうですね。 ミッドウェーでは、攻略後に進出予定の六空零戦を 分散搭載しているので、考慮が必要でしょう。 >>196 の続き 例えば、こんな感じだったかもしれません。 「米艦爆隊が攻撃を終了した0730頃(日本時間) ようやく、零戦との激闘から抜け出した第三戦闘機隊は、 母艦へ帰投しようとしていた。 サッチ少佐が、離脱前に日本艦隊の状況を確認しようと、 機首を向けると、そこには炎と爆炎を上げる3隻の空母の 姿があった」 (『歴史群像(55)日米空母決戦ミッドウェー』)p150 >>217 の続き 前スレでも書きましたが、 https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1500723627/789 >攻撃隊長には、攻撃隊の指揮ではなく、 >戦果報告という重要な任務が課せられていますしね。 >>218 の続き 米空母攻撃隊の飛行隊長を列記すると、 <ホーネット> 戦闘機隊(サミュエル・ミッチェル少佐)→会敵できず 艦爆隊(スタンホープ・リング中佐)→会敵できず 雷撃隊(ジョン・ウオルドロン少佐)→会敵するも未帰還 <エンタープライズ> 戦闘機隊(ジェームズ・グレイ大尉)→会敵?の後、離脱 艦爆隊(ウエイド・マクラスキー少佐)→会敵成功し帰投☆ 雷撃隊(ユージン・リンゼー少佐)→会敵するも未帰還 <ヨークタウン> 戦闘機隊(ジョン・サッチ少佐)→会敵成功、帰投☆ 艦爆隊(マックス・レスリー少佐)→会敵成功、帰投☆ 雷撃隊(ランス・マッセー少佐)→会敵するも未帰還 >>219 の続き 日本海軍のように、攻撃隊総指揮官を置かない アメリカ側にとっては、各飛行隊長に頼るしかありませんが、 ちゃんと会敵して、帰還したのは3人☆しか居ない。 しかも、フレッチャー少将にとってみれば、 自分が坐乗するヨークタウン所属のサッチ少佐が 戻って来たというのは大きいですね。 会社でも、たまにテレビ会議とかやりますけど、 やはり面と向かって話しないと、細かいニュアンスは 伝わらないですから。 >>208 たぶん、敵情等の入手・分析による1AF司令部の「状況判断」が変わらない限り、 艦攻の保有数はミッドウェー空襲時の索敵構成にあまり変化を与えないと思います。 >>221 の続き 理由として、 1.ハワイ作戦時より加賀は艦攻常用数27機のままです。 ですから、艦攻が極端に減少したというわけではありません。 以下は、現在調査中ですのであくまで参考に。 この減らされていない加賀の艦攻9機は 「攻撃も行うが偵察を主任務とする隊」 として残された模様。 赤城の艦攻常用数削減が4月1日付き、 つまり艦底修理のためインド洋作戦に参加せず内地帰投の加賀に、 この隊が割り振られたと思われます。 内地にて加賀整備中に偵察訓練を行っていた模様。 (詳細資料をご存じの方いますか?) なお、ミッドウェー海戦時の二番索敵線加賀機の吉野機長が 「自分がその隊の所属だった。」 と証言しています。 以上が事実であれば、 1AF司令部は索敵を含む偵察任務に優先充当可能な“加賀偵察隊”の艦攻9機を保有していたが、 ミッドウェー空襲時の索敵には、そのうち1機のみ使用した、ということです。 >>222 の続き 2.当時の1AF司令部の用兵思想として、 敵基地攻撃時の周辺海域索敵には水偵を主力として使用し、 空母艦載機は攻撃隊(第二次待機を含む)に大部を充てていた。 ただし、敵艦隊の存在を察知した場合は、索敵に艦攻を多数使用。 が挙げられます。 戦史叢書のミッドウェー海戦の巻を見ると、97艦攻の機体は余っていたそうだから、 もう、この時点で搭乗員の養成が間に合わなくなっていた訳でしょ? 艦攻が史実より9機多ければ、1AFの索敵計画の立て方にも影響したのでは? >>209 その通り 雷爆同時攻撃へのこだわりこそ 半数待機の機種構成を制約し 第一次攻撃隊を三機種の連合にして空襲の効果を不十分にし 日米ともに空母への攻撃の機会を逸したり 幸運に助けられなければ大惨事となる攻撃スケジュールとなった原因かと 珊瑚海海戦では、司令官レベルの話ではないですけど、飛行隊長でも雷撃機を待って瑞鶴を撃破し損ねたりしてます >>212 恥ずかしながら ノットとマイルの見間違いでした 実際の経過を比べるとF6F隊の進撃速度概ね時速120浬(時速カタログ値−10浬程度)であり、 異なる巡航速度を用いた形跡もありませんでした 雷撃隊を伴って、5分程度しか変わりませんが 少なくともトラック空襲においてはそれなりに状況が変わります 史実ですら稼働機の大半は離陸してましたし、戦闘機隊の集合と上昇を考えると5分は大きいです 制空隊を高位から、他の隊と離れているなど弱点を晒している隊を選んで攻撃できますから 母艦の大損害はともかく、高速艦隊としては許容できない損害(機体の損害を局限するよう、指導されていた)が生じた可能性はあります 退避した機体も5分あれば逃げれていたものが多いでしょう さらに、雷撃機は戦闘機と相性が悪いのでなるべく第一撃には出したくないものです (帝国海軍だと、これは支那事変から徹底していたもので、第一撃は戦闘機、艦爆、二座水偵で、のちに攻撃機隊が戦闘機の援護を受けて空襲をするのが勝ちパターン) >>215 本当に友永大尉に経験を積ませるためにやっていたとしたら それだけで一航艦は慢心しすぎで無能でしょう 実際には訓練不足、特に編隊行動の訓練が不足しているという認識であったのに(こういう点で源田&淵田コンビの著作や証言は信用できない) 指揮が難しい三機種連合を選ぶのはそんな理由ではないでしょう なんども書いてるように攻撃の成果は主力を艦爆または艦攻に統一した場合と比べ中途半端になるし しかも艦攻の速度に合わせるせいで艦爆隊は航続時間に甚だ余裕がなくなるのです 無駄なく命令を下さねば不時着機が相次ぐので、むしろ連合航空隊での実戦経験を買って友永大尉を抜擢したとしか思えませんね また、反復攻撃を企図するならば二次攻撃を行うかをなるべく早く決めたいはずです ますます指揮官には絶対の信用がないと困りますよ >>227 ×二次攻撃を行うか ○どの程度の規模で二次攻撃を行うか 敵空母に備えながらの空襲ですので 待機する対艦兵装の攻撃隊を設けるか、設けるならどの程度の規模にするか もちろん、高速艦隊の側としては帝国海軍の油断をあてにするわけにはいかないので >>206 の如き見積をする必要があります トラック環礁は飛行場だらけなので難儀したことでしょう 長官、>>1 のテンプレ拡充ご苦労様ですが、 米海軍作戦概容(Operation Plan No. 29-42)中の Both task forces each local forenoon approach point "Luck". (Lat.33°N, Long175°W) and exchange communications by plain if desired. 「両任務部隊は、現地時間正午に”幸運点”(北緯33度・西経175度)に 向かい合同すること。必要ならば平文通信可」 は、リンク先の原文(?)では 「by plane if desired.」 です。 つまり「平文」を意味する「plain」は誤りで、 『plane』飛行機=『航空連絡』 が正しいと思われますので要訂正かと。 (これ、長官が翻訳しているのですか?) >>221 - 支隊スレ、楽しみに読んでおります。 せっかく苦労して整備したテンプレを、誰も使ってくれないので、 淋しく思っていたところです。 本職の英語力は、甚だ不安ですが・・・ >>225 おお、珍しく意見が一致したようですな。 ただし、本職は間違っていたとは思いませんが・・・ >雷爆同時攻撃へのこだわりこそ 80番陸用爆弾の破壊力は抜群ですからね! >>226 宜候。それでは、この話は前提が間違っていた ということで、練り直す必要があるでしょう。 >>227 う〜む、確かに戦闘詳報には訓練不足が強調されていますが、 >実際には訓練不足、特に編隊行動の訓練が不足しているという認識 例えば、友永隊のどの行動が、「訓練不足」に該当するのか、 二、三の例を挙げてくれませんか。 個人的には、多分に「敗北の言い訳」が雑じっていると感じます。 >>233 の続き それと、「友永隊長に経験を積ませるため」説は、 本職のオリジナルではありません。 吉岡参謀の回想によれば、 「また第四編制(第一次攻撃隊の艦戦+艦爆+艦攻計108機)は、 新着任の友永大尉に、攻撃隊指揮官の経験を与えたいとの 源田参謀の要望があったからであると記憶する」 (『戦史叢書(43)ミッドウェー海戦』)p424 友永大尉は、洋上の経験が少ないだけで、 「絶対の信用を置ける」指揮官だと思いますけど? >>234 の続き もちろん、これはひとつの説なので、強要するつもりありませんが、 (大事なところなので、声を大にして言いますよ〜) 攻撃方法は、ひとつの視点から決まるのではなく、 様々な角度から、得失を比較検証して、総合的に判断されるもの、 です。 何度でも繰り返しますが、 >「分かり切った○○をやらなかったのは無能」と思考停止するのではなく、 >「それをしなかったのには、理由があったはずだ」と考察することが、 >第一歩だと思います。(>>215 ) 一度、「巡航速度」から離れてみるのは、いかかですかな。 >>230 すみません、訂正しました。 幸運点で電波出してたら、アホですよねw ご指摘の通りで、 > exchange communications by plane 「航空機によって連絡を交換する」 すなわち、無線を使わなくても通信できるように、双方の艦載機で 飛行甲板に通信筒を投下して、やりとりするということでしょう。 >>236 の続き >(これ、長官が翻訳しているのですか?) Yse, Ma'am! 本職は英検2級、TOEIC500点なので、お察し下さい・・・ いつかはアクションレポートを含め、全訳したいですが、 もはや国家事業ですなぁ(遠い目) >>234 友永隊の行動については、ほぼノーミスでしょう 奇襲を受けながら敵戦闘機による攻撃機および爆撃機の損害は2機に留め 制空隊との連携も良いし、対空陣地の制圧と艦爆隊の突入のタイミングも完璧です しかしながら、一航艦の事前に下していた各航空隊の評価は戦闘詳報にある通りなのです 友永大尉に三機種連合の編隊を率いさせることそのもの(四空母から艦攻と艦戦だけの攻撃隊でもよかった)が目的化していたとは思い難いです むしろ指揮官機の技量でカバーできる作戦を志向していたように見えますね 個人的には、第四編成は敵空母への攻撃を計画するにあたって 雷撃の成績不良(この判定は大いに誤りだったでしょう)、艦爆隊の編隊爆撃訓練未了という判定から副次的に出てきたものに過ぎないと思います すなわち、雷撃における単機ごとの練度不足と艦爆隊の破壊力の不足(単機での必中の投下高度は400メートルくらいしかない)を補うため 指揮官機には高い技量が求められるが単機ごとの雷撃の練度は低くて良い雷爆同時攻撃をする計画が先にあり そうやって半数待機の編制を定めると、第一次攻撃隊も三機種連合とせざるを得ない そうやって決まった編制なのではないでしょうか また、敵の航空基地に対する攻撃で、第四編成が教科書通りという認識もかなり一航艦独自です 戦力に余裕があれば最初の一撃は艦戦と二座機(または艦戦と一式陸攻)、次いで攻撃機を出すのが 支那事変以来パターン化された攻撃となっています。艦攻は極端に戦闘機にやられやすいのです ですからここは標準的な編隊だと流さず、どうして第四編制としたのかよく考える必要があります >>238 一航艦の特性として、多数の零戦と実用化されたばかりの八〇番陸用を保有しているというものがあり それ故に艦攻隊を敵の防空機から護衛しやすく また艦攻隊自身の破壊力も向上しているという面はあります ですから、最初から艦攻の水平爆撃で在地撃破に頼らず無力化させるのも一つの案でした しかし、攻撃隊の爆装機を艦攻と艦爆の連合としてしまうと 敵の防空機がどちらかの侵入高度に集中した際に護衛が困難となり、全体の破壊力又は奇襲性も低下します 施設の破壊には不十分、攻撃のタイミング的に奇襲性はなく在地撃破も微妙ですから、艦攻と艦戦のみ艦爆と艦戦のみの場合と比べ不利なのです 第一次攻撃隊の編成として、第四編成を取るメリットは何もなく 故に半数待機の編制が雷爆同時攻撃を狙った副作用に過ぎないように思われます 大陸と違って空母の機動空襲はまた別だからな。 それに、ハワイからかき集めなければ、もともとミッドウェーにはそんなに航空機がいたわけじゃない。 情報が洩れずに予定通りだったなら友永に経験を積ませられるような場所はここくらいというのもある。 この作戦後は第二段作戦の本番が待っているのだから。油断と言えば油断になるのだろうが。 軍令部がいつまでも1AFの航空編制を対戦艦用から変えさせなかったことも痛い。 >>238 - そのあたりは、意見を異にするところですな >指揮官機には高い技量が求められるが 「友永大尉に経験を積ませるため」 とは書きましたが、彼は全くの新人ではなく、 大陸で、十分に攻撃隊指揮の経験を積んでおり、 >雷撃の成績不良 >艦爆隊の編隊爆撃訓練未了 これら練度不足(本職はそう思いませんが)の攻撃隊を 指揮させることには、全く不安はありません。 彼に不足したのは、「洋上での運用経験」だけですよ。 >>240 同意ですね。 いつまでも「ハワイ空襲組」に任せていては、 後進は育たないですから。 ベテラン組は、今後6隻以外に拡大していく 新鋭空母の攻撃隊指揮官に派出していく必要があるし、 言葉は悪いですが、”手を抜けそうなところ”は、 ここくらいしかありませんよねぇ >第二段作戦の本番が待っている >>241 私としても友永大尉の能力に全く疑義はありません ですから、経験を積ませるのが目的で指揮を任せたというのが三機種連合の目的ではないだろうというわけです むしろ経験を買われて難しい攻撃任務を任されたのではないかと 第四編制の主たる理由はどこか別なところにあるはずです 友永大尉が攻撃隊の総指揮官に任ぜられたのは淵田中佐が虫垂炎になったからと 聞いてたけど現在は異なる解釈なの? >>244 ミッドウェー島爆撃では艦攻隊を出したのは飛龍・蒼龍の2航戦で、赤城・加賀の 1航戦は艦爆隊だったから、それはないと思う。 淵田中佐が虫垂炎で出撃不能になっても、赤城にはもう1人、村田少佐が 艦攻乗りの飛行隊長でいるから(赤城には例外的に飛行隊長が3人いた)、 1航艦が総力を挙げて米空母を攻撃することが可能だったとしても、 友永大尉より先任の村田少佐か、艦爆乗りの江草少佐が総指揮官になった だろうと思われる(2人は同期で少佐昇進も同時)。 >>243 どうも「洋上での運用経験」(>>241 )と書いた 意味が、伝わっていないようですな。 「洋上」とは、ただ 「空母艦上機を使用した攻撃隊指揮官として経験」 ではなくて、 「敵空母に対する攻撃隊指揮官としての経験」 という意味ですよ。 >>246 の続き 一航艦としては、友永大尉に、 ゆくゆくは、敵空母攻撃隊の指揮を任せたい と思っていた。(たぶんね) とはいえ、 いきなり敵空母攻撃隊の隊長を任せるのは さすがに荷が重すぎです。 >>247 の続き そこで、まずは基地攻撃で、編制だけ対空母用にして 慣れてもらおうというわけです。 「教科書通り」(>>214 )とは、そういう意味なんです。 確かに貴官が指摘されるとおり、 純粋に基地攻撃の成果だけを考えたら、 効率の悪い編制だったかもしれませんが、 司令部としては、その”先”を見ているのですよ。 >>248 の続き 何度も書いていますが、(>>215 ) ミッドウェー島制圧は、第一撃のみで完了させる 必要はないのですから、 「練習台」としては、うってつけですよね。 もちろん、それを慢心と非難するなら、 全く「仰る通り」と頭を下げるしかありません。 途中で敵空母が出てきたら、破綻する計画なんだし >>249 の続き しかし、機動部隊としては 次世代の指揮官を育てることは、 必ずやらなければならない”宿題”だった。 仕事でもそうですが、自分がやった方がはるかに早くても、 そこは非効率を許容して、任せなければならない。 そうしないと、人は育たないのですよ。 ここがゲームなどとは違うところで、 >様々な角度から、得失を比較検証して、総合的に判断されるもの(>>235 ) の意味が、伝わりましたかねぇ >>244 出撃前から、ミッドウェー島攻撃隊長は、 飛龍飛行隊長に決まっていました。 くわしくはテンプレを→>>1 >>245 仮に淵田隊長の盲腸が原因だったとしたら、 先任は加賀飛行隊長の楠美少佐になりますので。 おそらく、一航戦の艦攻隊を対空母攻撃(第二次攻撃隊)に 残しておきたかったから、と思われます。 >>250 第一次攻撃隊の空襲は来るべき米空母への雷爆同時攻撃の予行演習というわけですか そういう視点を持ったことはありませんでした… そんなことをやっている場合だったのでしょうか それこそ上陸時の陸戦支援の時にでもやればよかったのではないかと(敵空母の横槍が入る可能性は第一次攻撃隊も同じですし) その前に真面目の空母攻撃を行わざるを得なければ、雷爆同時攻撃にこだわらずに行えばいいし、それが不可と考えるなら特殊な理由があるはずなのです 侵攻作戦において敵航空基地への第一撃を空襲効果以外を重視して行うというのは異常な判断に思えます 訓練不足の認識があれば尚更今現在できることで、脅威(敵の空中威力)を排除するべきです 現にC作戦までは、一航艦はそのセオリーに忠実でした MI作戦での行動を振り返るのみならず、一航艦がどのような経験と戦訓を積んで行動したのかを追わなくては、全体像は解明できないでしょう 敵空母への攻撃においても、雷爆同時攻撃にこだわるのはそれまでとは違う、何かMI作戦の際に固有の理由があるのです 現にトリンコマレー攻撃では艦爆と艦戦のみ、艦攻と艦戦のみの編制で空襲を実施し 艦爆隊は予想外の成功を収めています もちろん訓練状況からして、単機ごとに爆撃させざるを得ない艦爆隊のみでは敵空母の撃沈は難しいですが、敵の基地航空隊を撃破するまでの段階は撃破で満足するか 実際の能力を考慮すれば、雷撃機のみで充分な攻撃が行えるのだから、半数待機を艦攻と艦戦のみとしても良かったはずです どうもC作戦の際とは様子が違い、その変化の要因といえば、訓練不足(と一航艦が認識していた)が一番大きいように思えます >>252 雷撃隊の練度を過小評価してしまったことで 空母攻撃に雷爆同時攻撃(攻撃隊指揮官機の技量により爆撃機隊の力を借り、雷撃機の単機の能力不足をカバーできる)が必要と考えてしまい 第一次攻撃隊と半数待機の攻撃隊の機種構成が決まってしまった もし半数待機は雷装機と零戦だけでいいと自信を持てれば、何も友永大尉に三機種連合の編隊を率いさせる予行演習を必要とせず 敵空母攻撃を計画できたはずです >>253 ということで、私としては一航艦によるMI作戦失敗への陥穽は 平時の演習評価(雷撃に関する事項)と敵空母攻撃における必ず遂行すべき任務の割り振りにあったのではないかと考えます 後者についていえば敵の基地航空隊を撃破する前後でどう設定するか 各段階で敵空母の封殺で満足するか(艦爆隊のみで確実に可または艦攻隊が魚雷が一本でも当てればいい) 大破させて例えば基地航空隊をやっつけた後追撃して撃沈のチャンスを残すか(これも通爆の至近弾多数か魚雷の1、2本で可) 撃沈してしまうか(雷撃技量が不安あるなら雷爆同時攻撃でしか不可) 訓練不足も作戦の目的の不明確さも事前に一航艦司令部がしつこく連合艦隊に問い合わせていた事項なので 一航艦司令部として解決すべきという問題意識はあったはずで、これらの点に関しては彼らの認識が直接反映されているはずです 議論が白熱しているところ悪いけど、 戦史叢書(戦訓研究の部分)によれば、攻撃隊の構成は事前に連合艦隊との合意で決めているらしいから純粋に南雲艦隊の意志が 反映されているとは言えないかもしれない。 友永に経験を積ませるための第四編制ではなく、第四編制に決まっていたところに経験を積ませるため友永を選出した可能性もある。 日本がミッドウェーの戦力をどの程度見積もっていたか知らんが、その見積もりなら第四編制でも問題ないと判断したのかもしれない。 単純に半数待機を第四編制にするため、残った攻撃隊も必然的に第四編制になっただけかもな。機種を変更するわけにもいかないから。 何やら煮詰まっていますが、 例えばアレ氏とか(含むスレ住民の皆さん)の知識で、 下記について良い情報はありますでしょうか? 書籍・書評スレで質問したのですが全く反応無し…。 取り敢えず、書籍名とかの列記だけでも嬉しいです。 479: ゲショゲショ 02/05(月)00:14 ID:xFkrjP8o(1) 日本海軍航空隊の前路警戒、対潜警戒(直衛)、哨戒、索敵等について、 その「実施標準」等を定めた戦策や規程等の一次資料、 及びそれらの変遷を纏めた書籍やネット情報等で、 適当なものはありますでしょうか? (例、前路警戒の進出距離は浬、角度度、高度mを標準とす、等) また、戦前の日本海軍が米英の空母・基地航空隊の実力を、 どのように判断していたかが分かる資料、書籍はありますでしょうか? (例、米空母機動部隊の攻撃半径は浬と推定す、等) >>255 そこは見落としてました 確かに半数待機についてよく雷装という言葉を見るので機種構成も連合艦隊の指図だったのか… >>256 海戦要務令続篇 (航空戦の部)草案 昭和15.3.20 第8章航空戦要務 アジ歴でのレファレンスコードC14121197800 一次資料を発掘する機会のない私にはこれが精一杯です 実際に第1段作戦の戦術の基礎となったものなんですが 一航艦の空母の運用(空母の集中運用、侵攻作戦の航空戦力の主力としての積極的運用)についてはこれと異なります しかし索敵や前路警戒は(特にMI作戦当時の索敵は)これに準じているようです >>252 もちろん、強要するつもりはありませんよ→>>235 大事なのは、幅広い視点から検証することですから。 >>253 いくつか質問を。 >もし半数待機は雷装機と零戦だけでいいと自信を持てれば 艦攻隊の練度に問題なければ、敵空母攻撃に艦爆は必要無い ということですか? 以前は艦爆至上主義だったような記憶が・・・ >>254 また雷撃隊単機の練度が低くても、(指揮官が優秀ならば) 雷爆同時攻撃は可能?とは、どういう理屈なのでしょうか。 公刊戦史を読む限りでは、源田参謀も吉岡参謀も、 (特に深い考えはなく)慣例に従って、索敵計画や攻撃隊編制を 決めたように聞こえますが、 貴官の主張によると、 ミッドウェー敗北の原因は司令部の”慢心”ではなく、 一航艦独自の思想があり、それが誤っていたため、 敗れたということですか? >>255 ありがとうございます。 詳しくはテンプレにありますが、作戦要領は5月20日ころに 決定され、第一次攻撃隊を第四編制とした理由について、 主目標を在地在空の敵機、副目標を滑走路、施設としたのは、 「支那事変の戦訓から、爆撃により滑走路を長時間使用不能にはできないから」 「対空砲火の整った基地に、艦爆を投入すると被害が大きくなるが、 命中精度が良いので使用した」 「艦攻に800キロ爆弾を使ったのは、陸上攻撃に有効だから」p423 さて、雷撃隊の練度は影響しているのかな。 >>256 むむむ、戦策の類は、防研に行って調べるしか ないような気がします。 >前路警戒の進出距離は浬 標準ではなくて実績なら、飛行機隊戦闘行動調書を読めば、 ある程度把握できると思いますけど・・・ >米英の空母・基地航空隊の実力を 戦史叢書の『海軍軍戦備』にあったような・・・(うろ覚え) >>257 情報感謝します。 海戦要務令については、実松譲氏の『海軍大学教育』に 附録としてついていますが、続編は掲載されていないので、 助かります。 >>258 空母攻撃は艦攻のみで可能です ただし、もちろん艦爆のみでも可能です 雷装が間に合わなければ艦爆を使えばいいし 敵の基地航空隊(母艦航空隊より戦闘機による抵抗が強い)を攻撃する兼ね合いで艦爆が要り用なら空母攻撃は艦攻を待機させればいい 雷爆同時攻撃にこだわる必要があるとすれば、状況と目的がごく限られます >>259 雷爆同時攻撃ならば、攻撃隊指揮官と各飛行隊長の連携(突撃開始のタイミング)が取れれば 単機の雷撃技量が低くとも命中を得やすい状況を作れます 一航艦司令部が戦後の証言通り深い考えなしに編制を決めていたならそれまでの話なのですが… 雷爆同時攻撃への強いこだわりはそれ以前の作戦では見られないので MI作戦特有の事情あってのことかと思ったまでです >>262 えっと、出来るか出来ないか、を聞いてるんじゃなくて・・・ 艦攻のみでも、艦爆のみでも、可能は可能でしょう。 (当たり前ですがな) 敵空母攻撃に”適切か”、をお尋ねしているのですよ。 >>264 の続き 例えば、 「敵空母攻撃に最も有効なのは、雷爆同時攻撃である」 (という強いこだわりがあった) ↓ 「米空母に対する備えである第二次攻撃隊は、雷爆編制でなければならない」 ↓ 「第二次攻撃隊の編制が最優先なので、ミッドウェー攻撃隊はその残りから ”仕方なく”三機種連合になった」 →この司令部の判断は誤りで、敗因のひとつとなった。 こういう理屈なら、筋は通ると思います。 >>265 の続き しかし、貴官の話を聞いていると、 「敵空母攻撃は艦攻のみでも、艦爆のみでも良い」 (むしろ雷爆同時攻撃は、特別な場合でなければ使わない) ↓ 「それなのに、司令部は無駄に雷爆編制にこだわり、 そのあおりを食って、ミッドウェー攻撃隊が三機種連合になった」 >>266 の続き 上記について、作戦目標(優先順位)に関して考え方の相違があり、 前者は、不意に出現するかもしれない米空母への備えを優先し、、 後者は、逆に基地攻撃の成功を優先しているように感じられます。 >雷爆同時攻撃にこだわる必要があるとすれば、状況と目的がごく限られます 雷爆同時攻撃が必要な状況と目的とは、何を指しているのですか。 そして、ミッドウェーはどのような理由から、その状況と目的に合わない と言えるのですか。 >>263 公刊戦史には、 「当時の我が海軍における一般的な考えではあるが、 空母などに対する攻撃は、爆撃と雷撃を併用して 一挙にこれが撃沈を企図するのが普通であった」(p162) >雷爆同時攻撃への強いこだわり ”強いこだわり”から、選択したのではなく、 ”普通”だから、決まったのではないですか。 >>220 の続き そして、米空母攻撃隊のトリを務めるのが ヨークタウンのSBD隊です。 珍しく?順調だった、会敵までの行動ですが、 そこは米空母だけに、ちゃんとネタを仕込んでくれています。 >>269 の続き 「(発艦直後)レスリー少佐は、第三爆撃機隊全機に対し、 爆弾投下装置の作動確認を命じたが、 いきなり機体が浮き上がるのを感じた。 ヨークタウンのSBDには、新型の電気式投下装置が装備 されていたが、接続に不備があり、作動確認だけで 爆弾が投棄されてしまったのだ」 (『歴史群像日米空母決戦ミッドウェー』)p138 >>270 の続き これは、びっくりですよねぇ ヨークタウンにしてみれば、いきなり目の前で水柱が上がった わけだから、すわ敵襲か?となりますよね。 レスリー少佐は、直ちに無線封止を破って、 全機に作動確認の中止を命じたが、 結局17機中4機が、”空装”で進撃することになった。 >>271 の続き やれやれですが、映画『ミッドウェイ』の中では、 実に面白く描かれています。 「ヘレン1よりヘレンメンバーへ、爆撃準備だ」 パチ、ヒューン・・・ドドーン! 「畜生!指が爆撃投下スイッチに!」 「マニュアルスイッチを使え」 「遅い、俺はもう投下しちまった」 「俺もだ」 「こんな電気スイッチを発明したのは誰だ?」 「ヤマモト以外にいるか!」 山本長官はネ申 >>267 雷爆同時攻撃が必要となるのは、雷撃技量が低く、雷撃のみでは必要な命中数を得られない場合です 必要な命中数は、標的の数及び目的(封殺か撃沈か)によって変わります 結果論ですが、MI作戦については第二次空母攻撃の成果を見るに、敵空母を最大の見積の3隻(エンプラ、ホーネット、ワスプ)達成すべき戦果を撃沈としても 雷爆同時攻撃の必要はなかった(空母攻撃は艦攻隊に行わせれば良く、タイミング的に艦爆のみの編隊が当たったら当座は封殺で満足)ように思われます 故に、作戦全体の優先順位の中で、雷爆同時攻撃へのこだわりは誤りであったと考えます(>>266 のように) しかし、一航艦としては>>「米空母に対する備えである第二次攻撃隊は、雷爆編制でなければならない」 と考える理由があったはずです それは雷撃技量の不足という判定(これは実戦でのパフォーマンスからみて不適切だったと考えます) ただ、艦攻のみ、艦爆のみの攻撃隊に分けてしまうと、基地航空隊との戦闘の兼ね合いで、艦攻隊による追加攻撃が必要となったりして 艦爆のみの編制が空母攻撃のタイミングに当たってしまったら、当座は封殺で諦めるしかないですから 如何なる状況でも敵空母を撃沈せよという命令が下っていれば、航空基地への攻撃も空母攻撃も(基地航空隊を攻撃するたびに相互に入れ替わるので)雷爆同時攻撃を前提にした編制とせざるを得ません ↓ 「第二次攻撃隊の編制が最優先なので、ミッドウェー攻撃隊はその残りから ”仕方なく”三機種連合になった」からの流れはその通りです >>268 雷爆同時攻撃が普通だったかといえば、C作戦までに試行もされていないことから考えれば 一航艦としても当たり前に行うことではなかったでしょう もちろん異機種の同時攻撃については戦前から演習の成果からは有効とされ、考慮すべき事項として記載もされていますが 実際に同一標的に対して実戦で計画実施されたのはMO作戦が初かと思われます >>273 もしMI作戦発動の時点で艦爆隊が編隊爆撃の訓練を完了していたら 投下高度を上げて敵空母の防御甲板を貫通して撃沈することを期待できますので 攻撃隊を艦爆のみ、艦攻のみに分けていても「いつでも敵空母を撃沈できます」と言えたでしょうが、単機ごとの爆撃のみ練成完了となればそうはいきません 一航艦の判定では雷撃技量も未熟だったのですから、敵空母を撃沈する必要があれば雷爆同時攻撃しかありません こうした思考過程で編制が決まったのではないでしょうか 尤も、私は雷撃隊のみでの攻撃でも敵空母の撃沈は可能だったと思います ただし、如何なる状況でも敵空母撃沈が最低限達成すべき目標として命令されていたなら 待機、攻撃の両編制を常に雷爆同時攻撃とする必要があったでしょう >>273 あの・・・「敵空母攻撃に適切か?」と聞いたのに(>>264 ) 答えになってませんがな。 >空母攻撃は艦攻隊に行わせれば良く 米空母にとって、敵が艦攻のみならば、直衛の戦闘機も 対空砲火も低空に集中させればよく、また艦の回避運動も その雷撃行動に合わせれば良いので、やりやすいでしょう。 >艦攻隊が極端に戦闘機に弱いことを考えれば(>>170 ) と言いながら、空母攻撃では艦攻隊は強くなるとでも? >>275 の続き もともと戦前の構想では、艦爆主体の機動航空部隊が 先制空襲して、敵空母の飛行甲板を破壊し、その作戦能力を 奪うことに主眼を置いていたはず。 「空母攻撃は艦攻隊のみで良い」とは、 貴官独自の理論なのか、それとも、 当時の日本海軍で共通認識だったのか。 それが「適切か」と尋ねた所以です。 まず、それに応えていただけませんかね。 >>276 の続き 次に、 >雷爆同時攻撃が普通だったかといえば、C作戦までに試行もされていない 基地攻撃でいえば、ラバウルやアンボン空襲でも、三機種連合編制ですし、 敵艦隊攻撃でも、インド洋のコロンボ空襲では、英二重巡に対して、 雷爆同時攻撃を企図して、攻撃を命じています。 (結果的に、艦爆隊の準備が早かったので、先発させただけ) 「試行もされていない」とは、何を見て言われているのでしょうか。 >>277 の続き 更に奇妙なことには、 >実際に同一標的に対して実戦で計画実施されたのはMO作戦が初かと思われます 初めてではないし、 「敵空母に対して」 「雷爆同時攻撃を実施した」 珊瑚海の事例を無視するのでしょうか。 五航戦は、異端児扱いなんですかねぇ さっぱり分かりませぬ・・・ >>274 なるほど、貴官にとって敵空母は その撃沈を企図して、全力を傾注すべき対象ではなく、 あくまで基地攻撃の”残りもの”で処理すべき程度の代物 というわけか。 >>275 敵の基地航空隊を撃滅する間であれば、適切です 大事なのは敵の空中威力の撃破であり それは基地航空隊の撃滅と敵空母の封殺です それを完遂しないと上陸部隊はもちろん空襲部隊すら危険に晒され さらに言えば翌日までに上陸戦を始めるか、さもなくば基地の施設を徹底破壊しなくば ハワイからの増援がイースタン島の基地航空隊に加わります 時間も攻撃力も余ってはいません 理想的な敵空母攻撃(第一撃を艦爆隊で実施し封殺→雷撃でトドメor雷爆同時攻撃)を追求することが常に適切とは限りません また、基地航空隊の方が防空体制は整っていることを念頭してください 航空基地を攻撃した方が、空母を攻撃するより激しい迎撃を受けますので、艦攻向きではないのです ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる