南雲忠一中将を再評価するスレ(己)
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南雲長官はもっと評価されるべき(34代目)
前スレ
[33代]南雲忠一中将を再評価するスレ(不)
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/army/1500723627/
(>>119〜 暗号情報を信用するかの章、>>494 PBY温存方針の章
過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo
戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/ >>716 参考になります。
前にも公務員の方が「整合性」を重視すると紹介していただきましたが、
こういう文書って、必ず上司の決済を受けますよね。
単純ミスが起こってしまう背景として、
部隊内保管が原則で、外に出すものじゃないから、
それほど内容の整合性にも、注意が払われなかったのだろうか。 >>717の続き
さらには、ミッドウェー全体を通して見えてくる、
米海軍の組織力の弱さを指摘しなければなりません。
もともと米海軍は、部隊ごとの独立性が強く、
フレッチャー少将が先任司令官とはいえ、
TF16の二空母に関しては攻撃隊の編制や発進時刻などは、
スプルーアンス少将の自由裁量に任せる部分が多い。 >>721の続き
当時の米空母部隊は、旗艦であるヨークタウンが被弾し、
フレッチャーが将旗を移すという混乱状態にあった。
どこの国の軍隊でも、非常時の指揮系統については
厳格に決められており、
日本海軍の「海戦要務令」には、
「戦隊指揮官ノ乗艦ガ、列ヨリ離レ、指揮ヲ執リ難キニ至ラバ、
次席指揮官ハ、直チニ指揮ヲ継承スルモノトス」(第三章戦隊の戦闘) >>722の続き
日本側では、三空母被弾時がまさにそれで、
旗艦赤城が被弾炎上して戦闘不能となり、南雲司令部は
軽巡長良へ移乗を開始した。
「0745時、第一機動部隊の次席指揮官である第八戦隊司令官
阿部弘毅少将は、赤城に将旗がひるがえっていないことに気付き、
第一機動部隊の指揮権を継承することとした。
0750時、阿部司令官は、二航戦司令官山口多聞少将に対し、
敵空母攻撃を命ずると共に、聯合艦隊以下、各部隊に戦況を報告した」
(『歴史群像日米空母決戦ミッドウェー』)p152 そもそもヨークタウンは修理要員を乗せて修理しながらの被害担当艦だし、
フレッチャー様とスプー様が同一行動を取るというのは、そもそも無理ゲーだし まあここのスレ主もわかっていてアホ南雲を贔屓の引き倒ししているんだけど、
どんなに頑張っても勝利をもぎ取ったほうがエラいに決まっているわなw
いわば勝った中学生の藤井六段に「どうして定石通りに打てないの?」って
素人のオッサンが説教するようなもんだから
定石通りに打って負けたら褒めてくれるのかと >>724 組織力というのは、「同一行動を取る」とはイコールではありませんよ。
麾下の各部隊を統制できているかが焦点です。
違いが分かるかな? >>725 喩え話というのは、その人の理解力が表れていて面白いですねぇ
将棋の話なら、
素人のオッサンが負けたときに
「君は定石を使わないから負けたんだ」と説教しながら、
定石を破って勝ったオッサンに対しては、スルーする。
結局、定石は関係なくて、勝敗しか見ていない。
ただ「定石」という言葉を使いたいだけなのですよ。 >>727の続き
そもそも定石というのは、長い歴史の中で築き上げられた型
であって、定石を使ったからいつも勝てるという単純な話ではない。
孫子の兵法も同じで、拙速で成功したのと同じくらい、
拙速で失敗した例がたくさんあります。
本隊の到着を待たず、先遣隊だけでヘンダーソン飛行場に
突撃して全滅した一木支隊など、その典型でしょう。 >>728の続き
定石通りでいくか、あえて使わないかは、
指揮官が適切に情勢判断して使い分けなければならない。
その一番大事な「情勢判断」のところを無視して、
馬○のひとつ覚えのように「拙速を尊ぶ」と繰り返すのは
もうやめにしましょう、ということです。 >>723の続き
速やかに、指揮権の継承が実施されたことが分かります。
これが”組織力”です。
逆に指揮官がいなくなった途端に、統率を失って
バラバラに右往左往するのを、「烏合の衆」と言います。 >>730の続き
当時、赤城は被弾炎上し、通信も困難な状況だったので、
阿部少将自身も、正確な状況は把握できていなかったでしょう。
戦闘詳報(>>1テンプレ参照)を確認すると、
0827時には、阿部司令官より
「貴艦通信可能ナルヤ」
と問い合わせるも、赤城からの返信は無し。 >>731の続き
0830時になって、ようやく
「長官、長良ニ移乗セラレタリ」
第十戦隊の木村少将より報告があり、
0845時には、長良に中将旗が掲揚され、
0850時に、長良機密第一番電として、
「0730頃、敵ノ爆撃ヲ受ケ、赤城・加賀・蒼龍、相当ノ損害を受ク、
火災、戦闘行動不能
本職、長良ニ移乗、敵ヲ攻撃シタル後、全軍ヲ率ヘ、北方ニ避退セントス、
地点ヘイア○○」 >>732の続き
これまでの経緯を、全部隊に通報し、
機動部隊の指揮権は、南雲長官の手元に戻ったのです。
これは軍隊以外でも、会社組織などでも、非常時における
指揮系統について、お手本とすべき事例ですね。 >>733の続き
一方のアメリカ側ですが、
旗艦被弾→司令部移乗
の流れは、日本側と全く同じ。
次席指揮官スプルーアンス少将への継承は
うまくいったのでしょうか。 >>734の続き
まず、0800頃からフレッチャー少将は
ヨークタウンのSBD10機(ショート大尉)を
索敵に出す。
当時入手していた敵情は、PBYの「日本空母2隻」のみで、
残りの2〜3隻を捜索するために、北方へ向けてのもの。 >>735の続き
その後、第一次攻撃隊が帰投して、
サッチ少佐の報告から、
「日本空母3隻撃破」を確信した。
直後の0900頃に、ヨークタウンのレーダーが
敵編隊の接近を探知し、敵の「第四の空母」が健在
であることが明らかになった。 [ミッドウェー海戦](日本時間6月5日0900頃)
☆(最東索敵線)
20度
☆(最西索敵線)
280度 ▽ヨークタウン(フレッチャー少将)
┏→ ▽エンタープライズ(スプルーアンス少将)
━▲日本軍攻撃隊 ▽ホーネット
255度
▲第四の空母
(飛龍)
×(赤城)
×(加賀)
×(蒼龍) >>737の続き
0908時、ヨークタウンを発見した小林艦爆隊は
これを攻撃、3発を命中させた。
そのうちの一弾は、煙路内で爆発したため、
一部のボイラーが損傷し、0928時には機関停止した。 >>738の続き
この後、ヨークタウンは驚異的なダメコン能力を発揮し、
続く友永雷撃隊が「無傷の敵空母」と判断するほどの
復旧を見せるのですが、
被弾当時は、発生した火災によりレーダー及び
無線設備が使用不能となり、また猛煙により
発光信号も使えなかった。 >>739の続き
これでは、作戦指揮を行うことは出来ないと、
フレッチャー少将は、0934時には司令部移乗を決意し、
約1時間後の1024時には、重巡アストリアへ将旗を掲げた。
さて、この「空白の1時間」、次席指揮官である
スプルーアンス少将は何をやっていたのか。
指揮権の継承は、滞りなく行われたのでしょうか。 >>740の続き
この間、スプルーアンス少将が何をしていたかと言うと、
エンタープライズとホーネットの二空母は、日本軍攻撃隊の
来襲を避けるため、離脱を図り、CAP(戦闘空中哨戒)を上げて、
防空を強化した。
一部の戦闘機は、ヨークタウンの直衛に派遣されている。 >>741の続き
また麾下の水上艦艇から、
重巡ペンサコラ、ヴィンセンス、駆逐艦ベンハム、バルチを
救援に向かわせた。
肝心の攻撃隊は、発進させていない。
阿部少将の攻撃命令を受け、直ちに艦爆隊を出した
山口少将とは対照的ですね。 >>742の続き
・・・と言いたいところですが、
当時、米空母は第一次攻撃隊を収容した直後であり、
さらに、先に紹介したとおり(>>414)
順番待ちをしていたレスリー隊は、ヨークタウンに
着艦できなくなったため、彼らも収容しなければならない。
とても攻撃隊発進どころではないですね。
そもそも、準備が整った機体を用意できていなかったでしょう。 >>743の続き
現在、主題としている
「米海軍の組織力の弱さ」
本職が指摘したいのは、ここからの両司令官の動きです。 >>744の続き
上記のとおり、
フレッチャー少将が重巡アストリアに移乗を終えたのが1024時、
ヨークタウンの被弾(0908時)から、約1時間後です。
日本艦隊においても、赤城が被弾(0725時)から
軽巡長良への移乗完了(0850時)まで、約1時間半。
日米ともに、司令部が移乗するには、これくらいの時間が
かかるのでしょう。 >>745の続き
かくして、フレッチャー少将は再び指揮を執れる情況に
復帰した。
彼が最初にすべきことは、何でしょうか。
何度も繰り返しになりますが、
>フレッチャー少将にとっての最優先事項は、
>「第四の日本空母を捕捉攻撃すること」 >>746の続き
そして第四の空母の位置は、索敵情報は無いものの
レーダーが探知した敵編隊の来襲方位から、
「255度方向、100浬以内」
と推測される。
日本側の場合、すでに飛龍艦爆隊の発進準備が完成していたので、
阿部少将の攻撃命令は、直ちに実行に移されました。 >>747の続き
同様に、フレッチャー少将も
第四の空母に対する攻撃を決意しなければならない。
もちろん、ヨークタウンは被弾し、かつその飛行隊も
TBD隊→第一次攻撃で全滅
SBD隊→VS(ショート隊)のうち10機は索敵に発進中、
VB(レスリー隊)は、エンタープライズに収容
手持ちは、SBD7機程度なので、
とても攻撃隊編制は難しいでしょう。 ヨークタウン被弾で先任指揮官のフレッチャーが一時的に指揮をとれなくなっても
次席指揮官のスプルーアンスは独断で攻撃隊を出すわけにはいかないの? >>749 もちろん、いけますよ。
事実、この後、SBDの索敵報告が入ったとき、
スプルーアンス少将は”独断で”飛龍攻撃隊を出しています。 >>748の続き
自部隊(TF17)に兵力が揃わない以上、
フレッチャー少将がやることは、唯ひとつ、
スプルーアンス少将に対して、
「西方の敵空母を攻撃せよ」
と命じることですね。 >>751の続き
ただ、このように命じられたからと言って、
エンタープライズとホーネットから、第二次攻撃隊が
”即時発進”できたかどうかは、また別問題。
敵機の来襲に警戒しつつ、
ヨークタウンの所属機まで収容した格納庫内で
攻撃隊の準備を進めることは、手間がかかるでしょうし、 >>752の続き
重巡アストリアからでは、ヨークタウンと違って、
通信設備の関係から、うまく伝達できないことも
考えられる。
しかし、この状況においては、
「次に我々は何をすべきか」という大方針を
全部隊に周知させなければならない。
それが艦隊指揮官の仕事なのです。 >>753の続き
現に南雲長官は、軽巡長良へ移乗を完了し、
最初にやったこと(第一番電>>732)が、
今後の行動予定を全軍に通達することだった。
非常時においても、指揮系統を維持するのが
組織力ですね。 >>754の続き
では、この間、フレッチャー少将が
何をやっていたのかと言うと・・・
実はよく分かりません。
『モリソン戦史』などの海外の著作を読んでみても、
特に記述は無し。
この後すぐに、飛龍を発進した友永雷撃隊が来襲するので、
その経過を記されているのがほとんどですね。 >>755の続き
ただフレッチャー少将は、すでにヨークタウンから退去して
重巡アストリアに移って、指揮を執っていた。
日本軍の攻撃隊は、ヨークタウンに集中するので、
外から第三者の視点によって、冷静に状況判断が
できそうなものですが、いずれにせよ推測の域を出ない。
今読み進めている、フレッチャーの自伝に、そのあたりの
解説があればなぁ・・・と思ったりします。 フレッチャーの自伝なんてあったっけ?
対日戦を指揮したアメリカ海軍提督で自伝・回想を書いたのは、
キングとハルゼーだけでは?
ニミッツは一切何も語らず、ニミッツ死後に妻が日記代わりの手紙を
ほとんど全部、焼却したくらいだし。 >>757 おっと、自伝じゃなくて伝記でしたね。>>475
失礼しました。 >>756の続き
一方のスプルーアンス少将はどうでしょうか。
こちらの方は、さらに問題で、
友軍が攻撃されているのを目の当たりにしながら、
自ら行動を起こそうとしない。
彼が山口少将と並び称される”名将”だったなら、
まさに「直チニ攻撃隊発進ノ要アリト認ム」
と、具申すべき状況ですよね。 >>756の続き
「索敵報告が入るまで待つ」(>>715)
などと悠長なことを言っていては、
”専門家”の皆さんから、
>完全に準備が整わなくて、出来上がりは拙くても、迅速果敢に事をなせ。
>即戦即決こそが勝利につながり、
>航空戦では、相手より一歩先んじた者が勝負を制する。
と、無能提督の烙印を押されてしまいますよ、レイモンドさん! >>760の続き
だいたい、その索敵報告にしても、
索敵範囲は280度〜20度なのに対し、
敵機の来襲方向は255度で大きく外れており、>>737
どれだけ待ったところで、報告が入るわけはないのです。
どう見ても、彼らは空母戦に向いてないですよね! >>761の続き
このあたりからうかがえるのは、
「フレッチャーは、索敵の発進をスプルーアンスに知らせていたのか」
「スプルーアンスは索敵の詳細を知っていたのか」
疑問がわいてきますよね。
米海軍の組織力の弱さ、連携の悪さが
如実に表れています。 >>762
元水雷屋のスプルーアンスに無茶言うな! >>763 ほら、やっぱり空母戦に向いてないでしょ >>763の続き
特に、本職が強調したいのは「連携の悪さ」で、
フレッチャーとスプルーアンスは、共に戦う同志でありながら、
全くお互いのことを考えず、また協力も出来ていない。
ニミッツから受領した作戦計画をどう咀嚼していたのか、
甚だ疑問が残るところです。 >>765の続き
例えば、日本側では、
南雲長官と山口少将とは、「即時発進」をめぐって争い、
結果として具申は却下された。
多聞丸としては、大いに不満だったでしょうが、
お互いに、「今、機動部隊が優先すべきことは何か」
について、真剣にぶつかった末の決着でした。 >>766の続き
しかしアメリカ側には、そのような形跡はうかがえず、
フレッチャーは、自らが出した索敵機の”範囲外”から
「日本軍第四の空母」が攻撃隊を出してきた状況で、
敵空母攻撃の決心を、全軍に通達し、
スプルーアンスに対しては、その実行を命じなければ
ならない立場でありながら、 >>767の続き
「戦闘の最中に司令官としての任務を放棄し」(>>687)
ただの防空戦闘に没頭していたのだろうか・・・?
全く、司令官失格と言わざるを得ないですよね。 >>766
南雲は第一機動部隊の指揮官かつ一航戦の指令を兼ねてて山口は二航戦の指令と上下関係ははっきりしてるのに
TF17のフレッチャーとTF16のスプルーアンスは同格だからその比較するのは不適当では? >>769 同格ではありませんよ。
フレッチャーとスプルーアンスは同じ少将ですが、
フレッチャーの方が先任なので、明確な上下関係があります。 アメリカ太平洋艦隊の戦時日誌を見ると、
http://www.ibiblio.org/anrs/graybook.html
ニミッツはフレッチャーとスプルーアンスに、それぞれ直接、命令を出している。
スプルーアンスがフレッチャーの下に置かれていたら、頭越しの命令になる。
2人は同格でニミッツの下に置かれていたと思われる。 >>768の続き
スプルーアンスの方も同様ですね。
一方的に敵の空襲を受け続ける状況下で、
格納庫には、爆弾と魚雷、航空燃料を満載させた
飛行隊を抱え、一発でも敵弾が命中したら、
たちまち乗艦は火の海間違い無し
南雲が同じことをやったら、さぞかし叩かれるだろうに・・・ >>772の続き
いったい、彼は何を待っていたのでしょうか。
そりゃあ、もちろん”索敵報告”なんですけれど、
>>761のとおり、
索敵範囲から第四の空母の推定位置は外れており、
百年待ったところで、報告は期待できません。 >>773の続き
居るか居ないかも分からない”第五の空母”よりも、
現実の驚異である第四の空母を、真っ先に攻撃すべきなのは、
誰の目にも明らかで、この程度の優先順位すらつけられない
スプルーアンスは、無能指揮官と言うより他は無いですね。
おそらく、ヨークタウンから発進したSBDの索敵範囲について
TF16の司令部は、把握していなかったと思われる。
しかし、それらに関係なく、エンタープライズのレーダーで
飛龍小林隊の来襲方位は探知できただろうから、
今こそ、即時発進を進言すべき時なのです。 >>774の続き
史実のように、飛龍が北上を続けていなければ、
ヨークタウンの索敵機は、発見することも出来ずに、
空しく帰投していたでしょう。
スプルーアンスは、何時まで待つつもりだったんですかね。
面白い仮想戦記が一冊書けそうだな。 >>771 ありがとうございます。
戦時日誌もしっかり残っているのか。
>ニミッツはフレッチャーとスプルーアンスに、それぞれ直接、命令を出している。
ご指摘のとおり、OP29−42などを読んでもそうなっていますね。
とすると、艦隊行動や攻撃開始、避退などの判断は
両司令官全く同等の立場にあったということですかねぇ
指揮系統の一元化は、軍隊の基本だと思いますけど・・・ >>776
重巡インディアナポリス(ヽ´ω`)・・・ インディアナポリスと言えば撃沈後の
乗組員の悲惨な話が思い出されますな >>776
ミッドウェー海戦は、ガダルカナル以降と違って、アメリカ側が日本を待ち伏せての
島嶼防衛戦だったから、存在・場所を秘匿するため空母からミッドウェー島に電波を発する訳には行かず、
いつでも電波を出せるハワイの陸上にいるニミッツが、海戦に参加する
全てのユニットを直接指揮して、統一的な指揮を執ったんじゃないの? >>776
もし角田部隊がミッドにいて南雲部隊と共同してミッドウェーを攻略しろと命令うけてたなら同種の問題おきるのかな?
まあそれなら南雲部隊の指揮下に入れるだろうが。 >>777-778 シャーク!
>>779 それは有り得ないですね。
上級司令部が前線に介入してくるのは混乱の元。
やれ雷装待機だの、やれ夜戦強行だの・・・
そもそも、ニミッツは海戦の推移をほとんど把握できていない。
>>780 角田少将は戦隊司令官ですから、同格にはなりませんね。 >>775の続き
プランゲ博士は、この時のスプルーアンスについて、
「スプルーアンスの慎重さを、山口はあざ笑ったかもしれないが、
スプルーアンスのこの決定は妥当なものであった。
というのは、南雲部隊は残った唯一の飛龍を中心とする
陣形を組んで、10時20分(日本時間)まで北上していた
からであった。 >>782の続き
飛龍は、そこでヨークタウンに対する第二次攻撃隊を発艦させ
北東に変針していっる。
だから、この時機にアメリカが攻撃をかけても、
おそらくは飛龍を発見できなかったであろうし、
また、ヨークタウンも救い得なかったであろう」
(『ミッドウェーの奇跡』下巻)p94 >>783の続き
おおむね好意的な評価のようですが、
上記は全くの結果論であり、意味のない内容ですよね。
例えば、「山口少将の具申を容れて即時発進しても、
当時は利根四号機の誤った艦位情報しかなかったから、
空振りに終わるだけ」
こう言われて納得できるのでしょうか。
後世の我々しか知り得ない情報を元に、当時の判断を
批評したところで、何も得るものはありません。 >>784の続き
仮にスプルーアンス少将が、飛龍の航路を把握しており、
ヨークタウンの索敵機が復路で発見することを
”知っていた”のなら、それこそ稀代の名将ですが、
それは、もはや戦史検証などではなくて、
超能力とか未来予知とか、オカルト研究部あたりに
やらせれば良いでしょう。 南雲を持ち上げて、スプルーアンスをコケにすればするほど、
南雲機動部隊は、ダメ提督のスプルーアンスにコテンパンに撃破されたとなって、
みじめにならないかい? >>787
そこに掲載されている搭乗員の証言や意見の多くは、
・『ミッドウェー海戦 惨敗の真相と海戦史歪曲』戸澤力(甲飛二期会、非売品)
・『月刊予科練』該当特集号座談会(海原会)
に掲載されており、
私が過去スレで一部ですが内容を紹介していますのでご参考までに。
また“敵空母らしき呼び出し符号”云々問題については、
戦史叢書の記載内容及び考察の問題点について私見を直近の支隊スレで述べています。
これまた参考まで。 >>788の続き
さて、人や組織というものは、意図的か無意識かは別として
“自分に都合の良い”
ものを中心に取り上げたり主張したりしがちだと私は考えます。
例えば先に上げた『月刊予科練』の搭乗員座談会では、
ミッドウェー海戦の前日に加賀、前々日に蒼龍から
それぞれ前路警戒機の艦攻が出ていて
「それぞれの搭乗員は自分だった」
と二名が述べています。
特に加賀機搭乗員は
「進出距離300浬」
と証言しています。
(まだ調査中ですが、艦攻の前路警戒進出距離としては長距離すぎるようですので、
当該搭乗員の記憶の誤認かもしれません。)
以上は戦闘詳報等の公式記録には残っていません。
当該座談会は、南雲1AF司令部に否定的な発言が多いですが、
上記の回想証言が事実だとすれば、
「1AF司令部はミ海戦直前悪天候にもかかわらず、
インド洋機動作戦時同様の警戒度で前路警戒を実施していた。」
ということになります。
つまり
「MI作戦時の南雲1AF司令部が“油断慢心”していたとは、単純には言えない。」
と間接証言していることになるわけです。 >>786 ふふふ・・・すべてのものに意地悪く(げそげそ)
本職なりに、フレッチャーやスプルーアンスの行動の理由について
いくつか考察しているのですが、いずれも説得力が弱い。
良い視点を期待しています。 >>787 ありがとうございます。本職も読んでました。
アベノセイダーズじゃないですけど、現代組織の問題を
日本軍と結びつけるのは、定番ですよね。
>もう一つは、作戦の目的が「ミッドウェー島の攻撃・攻略」か
>「米艦隊の誘出・撃滅」かということが、出撃した部隊に
>徹底されていなかったこと。
まさに、今の本編に格好の題材ですな。
作戦目的が「米艦隊の誘出・撃滅」と徹底されていたとして、
いつ入るかも分からない索敵報告を待ちながら、
格納庫内には魚雷と燃料を満載した飛行隊を待機させ、
ひたすら敵基地機の空襲を受け続けよ、と言いたいのかな。
それこそ、無能指揮官w >>788 もう当時の関係者で、ご健在な方は少ないでしょうからね。
過去の資料から引っ張ってきただけか。
>>789 ま、結論ありきで都合の良い証言をつなぎ合わせるだけで、
同じことを米軍指揮官がやっても批判されることは無いんですよねぇ >>785の続き
当時の状況は、まさに山口少将が即時発進を具申した時と
類似しており、
敵の空襲を繰り返し受け、今後も継続すると予想され、
敵艦隊のおおよその艦位は把握できており、作戦行動圏内にあり、
攻撃隊の発進準備も完成している。 >>793の続き
ここで行動を起こさない指揮官は、
>山口はあざ笑ったかもしれない(>>782)
批判の対象となるのです。
南雲長官の場合、友永隊の収容という二者択一を迫られて、
そちらを優先することになるのですが、
アメリカ側には、そのような制約はありません。 >>794の続き
何度でも繰り返しますが、
「索敵報告を待っていた」と言いながら、
敵の攻撃隊は、その索敵範囲外から飛んで来ているのです。
その索敵報告を待ち続けることが、
「慎重さ」であり「妥当な」判断なのでしょうか。
ぜひ日頃、南雲長官に「空母戦とは何たるか」を説く
”専門家”の皆さんに、ご高説を賜りたいものですな。 戦闘海域に存在する敵空母数に幅がある以上、索敵に慎重になるのは当然で、南雲にもスプルーアンスにも罪はない。
五十六やニミッツがどれだけ前提を明確にできるか、で。
K作戦不発でミッドウェー島の航空・陸軍戦力も周辺海域の海軍部隊の状況も不詳のままミッドウェー島への払暁攻撃を強要したGF長官が最も異形で罪深い。 >>796 罪はない、なんて言われちゃうと、
このスレの存在意義ががが・・・ >>795の続き
ただし、索敵範囲の圏内か、圏外か、といった
細かな内容については、司令官の仕事ではなく、
参謀たちが確認すべきところでしょう。
ちょうど日本側でも、利根四号機の報告艦位が
隣線の筑摩一号機の索敵線上であることに、
「南雲長官が」気付けよ、と糾弾するのは、
いささか気の毒ですよね。 >>798の続き
余談ながら、『提督スプルーアンス』(ビュエル/著)によれば、
スプルーアンス少将は、”マイ海図”を持ち歩いており、
PBYの索敵報告が入ったとき(日本時間0303時)
「彼(スプルーアンス)は、味方の部隊と敵の位置について、
ミッドウェー島からの距離と方位角を、参謀から聞いた。
そしてこれを自分の航跡図に書き込み、自分たちの位置と
敵との距離を測定した後、その航跡図をくるくると巻いて
投げ出すと、一言”攻撃開始”と言った」(p162) >>799の続き
決して参謀任せにはしないレイモンドなら、
レーダーの探知方位にも気を配っていそうなものだが・・・
まぁ、米艦隊は独立性が強いので、
そもそも、他の任務部隊が索敵機を
いつ、何機、どこに向けて出したか、
といった情報は、共有しないものかもしれない。 >>800の続き
どちらの責任にせよ、
刻々と自艦隊も、敵艦隊も移動しているので、
決断が遅くなればなるほど、第一次攻撃隊がもたらした
情報の”鮮度”が失われていく。
まさに、即断即決が求められるのが空母戦闘ですよね。 スプルーアンスは、細かい作業は基本、スタッフに丸投げ、もとい委任だろう。
頭を整理してるだけかと。 >>796
ミッドの場合はアメリカ海軍が暗号解読前提に詰め将棋のような作戦計画を立ててる。
これって相当にイレギュラーだよね。
その例外的な前提条件の中で両軍の現場指揮官は何もおかしな指揮はしてない。
敵艦隊出現の可能性が高く、両軍とも敵艦隊の撃滅が目的という前提条件で戦った海戦の方が
現場指揮官の腕の見せどころだし決断がストレートに勝敗に繋がりそう。 >>803
>両軍とも敵艦隊の撃滅が目的という前提条件で戦った海戦
そういう「作戦」は意味がない。
「海上優勢・拒否」、って概念は既にあったのに帝国海軍はコーベットは学ばなかったな。
ニミッツの作戦目標は、ミッドウェイ近海の日本海軍の活動を拒否すれば達成できる。 ミッドウェイの「AFは浄水装置故障中」の件は「真の情報源」を隠蔽するダミーではないかと疑ってる。
他のウルトラやマジックについては戦後もほとんど明らかにしてないのに、このエピソードはやけに具体的なんだよね。
決定的な情報源はヒューミントであり、山本の身近なところにいた可能性はないかと。
親米の米内系とかね。
戦後の政界にも関係者がいて厳重に秘匿する必要があった、と。 >>802 本職も同意です。参謀の仕事ですからね。
>>803 まさにそれですよ。
>アメリカ海軍が暗号解読前提に詰め将棋のような作戦計画を立ててる。
日本軍の作戦計画は、「相手がこちらの都合良く動いていることを
前提としている」と批判されますが、アメリカ側もそれは同じ。
>>804 ミッドウェー島の防衛は、主目標ではないですな。
>>805 あまりに脚本が出来過ぎている・・・・あやしいぞ >>801の続き
この時のスプルーアンス少将の心情を知るには、
彼の伝記に依るしかないでしょう。
スプルーアンスの作戦指導を見ると、
午前中の第一次攻撃(日本空母三隻撃破)と、
午後の第二次攻撃(飛龍に対する攻撃)とでは、
全く正反対の様相で、そこに大きな方針転換が
あったことがうかがえる。
、 >>807の続き
その理由について、
「午前中の攻撃において、彼はいかなる犠牲を払っても、
まず自分の方から日本軍に攻撃を加えたいと思っていたため、
敵発見という、たったひとつの報告だけに基づいて、
全力を挙げて、敵艦隊の攻撃に向かわせた」
(『提督スプルーアンス』トーマス・ビュエル/著)p169 >>808の続き
もともと、米海軍の邀撃計画は、来襲する日本空母部隊の
側背から奇襲を仕掛け、これを撃破するというもの。
そのためエンタープライズでは、保有全機を二度に分けて
発進させ、空中集合の後、敵に向かうという、極めて
効率の悪い攻撃方法を選択している。 >>809の続き
それは兵力の劣勢を覆すためには、全力雷爆同時攻撃による
しかないという、苦肉の策でした。
結局は、利根四号機の出現によって、同時進撃はかなわず、
航法の未熟さもあって、逐次投入になってしまったのですが、
”奇跡”が起きて、敵空母3隻撃破に成功した。 >>807
>午前中の第一次攻撃(日本空母三隻撃破)と、
午後の第二次攻撃(飛龍に対する攻撃)とでは、
>全く正反対の様相で、そこに大きな方針転換
単純にTF16の攻撃に割ける機数が117→21に激減した結果かと。
さらに、ブローニングの連絡ミスでマクラスキー隊のかなりの機数が海没。当然、収容前後は大混乱だったと思われ。
スプルーアンスの伝記では、スプルーアンスはブローニングにかなりブチ切れていたと。
後半はあまり「航空作戦の専門家」を信用していなかったようですね。
さらにマクラスキーが負傷したので、飛龍への第二次攻撃隊はギャラハーとシャムウェイ両大尉に直接的な指揮権が変更。
VS(索敵爆撃)とVB(爆撃)に区分された慣用戦術も使えないので慎重になったと解釈できる。
スプルーアンスの指揮としてはいたって一貫性があり、桃の缶詰の食い過ぎで中毒を起こしていたわけでは無さそうです。 >>810
>”奇跡”
日本人としては「奇跡」にしたいとこだが、それほど奇跡でもなく期待値に近い。
機数の上でも、性能の上でも先方ではVS,VBが主力。
艦攻が主力の日本の常識を当てはめると本質を見誤る。
3隻誘爆は若干できすぎでも重大な損害を受けたのは確率の範囲だと思いますよ。
敵の先制攻撃を浴びるような作戦全体の構造の問題で「五十六が悪い」。 仮に日本側の艦上待機部隊が米艦隊に指向され、両者痛み分けの消耗戦でもミッドウェイ上空の航空優勢の確保は機数の損耗から困難。
ミッドウェイへの上陸作戦は困難でニミッツの企図した「拒否」は達成された。
米側に多少の損害が出てもサラトガ、ワスプでカバーされてしまうので大きなバランスの変化は無し。
ミッドウェイへの奇襲が失敗した段階で終わってる。
つまりは「五十六が悪い」。 米内光政は、戦前から駐日大使ジョゼフ・グルー(先方の駐在武官を束ねるスパイの親玉)と交渉をもっていた。
さらに戦争中もグルー等ジャパンハンドラー(ジャパンロビー)に情報を流していた。
これはガチ。
敗戦時のポツダム宣言受諾の交渉を背景に「美談」として語られることが多いが帝国海軍軍人としてはいかがなものかと。
大戦略レベルではそうかもしれんが、作戦情報に転化されると前線の将兵はたまったもんじゃない。
艦隊派の南雲が戦後も執拗に叩かれているのは、このグループから派生した情報操作によるところ大だろう。
ミッドウェイなんて普通に考えれば山本が悪い。功績は全て山本で失策は全て南雲・草鹿。気の毒すぎる。
敗戦後、米内派は「戦犯」認定されたのがいない。どんな「ご褒美」ですかと。 >>814
山本と米内も別に条約派ではないんだけどね。
山本なんて、むしろ艦隊派寄りとみられていた時期もあった。
高木惣吉だって、第3次近衛内閣退陣の際、末次信正への大命降下で動いていた。
山本は個人的に条約派の堀悌吉の親友だっただけ。
阿川弘之の山本、米内、井上成美の三部作あたりの影響が大きいのだろうね。 >>805
まだこんなこと言っている
日本軍とアホ南雲がマヌケなだけで、「真の情報源」の隠蔽だなんて
そんな手の混んだことする必要なんて無かっただけのこと >>812
>敵の先制攻撃を浴びるような作戦全体の構造の問題で「五十六が悪い」。
MI・AL作戦は色々な批判がありますが
>敵の先制攻撃を浴びるような作戦全体の構造
なんてありましたっけ?
ミッドウェー基地航空隊のことですか?
五月中旬以降の大増強が無ければ、日本側推定とほぼ同じ少数兵力ですが。 >>817
以下は、書き込みがア○参謀だった場合ですのでご容赦を。
あまりこういうことは言いたく無いんですが、
ア○参謀のレスが
1.一定の知識、考察に基づいて小馬鹿にしている
2.単に脊髄反射でそれっぽい事を返しているだけ
を確認するために、
“AFは水不足云々”ばりの“マヌケな”かまかけをしたのですが、
まだ気付いていないのでしょうか?
過去レスで私とのレスはさほどありませんから、
これで気付けなければ、「無能な私以下」
は確定ですよ。 >>790
> >>786 ふふふ・・・すべてのものに意地悪く(げそげそ)
>>595
>>593 せめて南雲長官に関係ある話題に・・・
と書きながら、
>>787
>アベノセイダーズじゃないですけど、現代組織の問題を
と南雲長官と関係ない現代政治を持ち込むのは、
あい変わらずスレ主の悪い癖ですな。
これが本家の
“全てのものに意地悪く(ゲショゲショ)” ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています