上でポーランドの話が出ているがNATOはドイツが予算不足で潜水艦が稼働していない
問題は非常に深刻になって、ポーランド以外でもスウェーデン、デンマークといった
沿岸諸国の潜水艦の戦力整備、無人潜水艇の開発配備が現在急速に進められている。

ドイツ海軍により沿岸航路を確保しNATO軍は海路からポーランド北部に兵力を送り込み
ポーランド平原で押さえ込んだロシア軍を側撃して前進部隊を分断殲滅という基本戦術が
成り立たなくなるからで、ポーランドは後追いで追加されたものになる。

この問題は以前からドイツ側からも問題とされていたが、NATOは冷戦崩壊から
ロシアの戦力低下で見て見ぬふりをしてきた、と後にPESCO計画で指摘されている。
それがロシアは潜水艦を13隻に増強し冷戦後で最も活発な状態に入ったと
NATO事務総長ジェーン・ストーテンベルグが発表し、ロシア潜水艦への対抗戦力の
整備が現在のNATO海軍の急務になった。