分厚い装甲板を両頭リベット留めして建造された船体の旧海軍の艦艇

ペラペラのハイテン鋼板を電気溶接して建造されている海自の艦艇

比較的大規模な改修でもリベットは頭を飛ばせば分解と再構築が容易
分解しても各部材自体の強度にも問題が出難い上に寸法の狂いもほぼ出ない
また外板の殆どが装甲板なので強度にも余裕がある

溶接構造は分解するなら切断しなくてはならないし再溶接部分も考慮する必要がある
切断した部材自体の寸法も強度も変わってくる
更に溶接部分や再溶接部分の強度と溶接による重量のコントーロールがし難くい
また安全率を見込んだ上でギリギリの重量で済む構造で設計建造されているので後日の大規模な改修自体も難しい

故に現代の艦艇は構造変更を行う様な大規模な改修は難しくコスト的なメリットも少ないなので特殊用途のフネを除けば殆ど行われない
これを無理にやるとお隣や発展途上国などの貨客船の様な事故の原因にもなる
米海軍の原子力艦艇のように燃料棒の交換時に船体の一部を切断再溶接する事を前提に設計建造されているものは例外だが

実際に海自内部ではおおなみ型就役に伴って前型のむらさめ型を同等に改修する事も考えられた
しかし困難であると早期に判断されて調査費の要求にすら至らずに終わっている