>>940
軍事教育と軍事組織の地力を育つことは勿論重要だ。

逆の方向から言えばいいかな。
私が読んだある研究本が、軍事組織の災難的な失敗を三種類に分ける:

1.学習の失敗
自軍や他の軍隊の理論と経験を上手く学習てきないによる失敗。
例:1942年におけるアメリカ海軍の対潜戦の失敗。

2.予知の失敗
情報の収集や分析が足りなく、これから始まる事態を予想できないによる失敗
例:1973年第四次中東戦争における、奇襲されたイスラエル軍の失敗。

3.適応の失敗
自軍の組織が硬直化過ぎて、遭遇した事態を上手く対応できない、改善もできないによる失敗。
例:1915ガリポリ上陸戦における、イギリス軍の失敗。

そのため、軍事組織にとって、平時の学習、戦前の予知、戦中の適応は共に重要であることを、本は説いた。
1940年のフランス軍はこの三つの失敗を同時に犯したため、惨敗になった。
逆に、1940年におけるドイツ軍の成功は、学習、予知、適応の成功とも言える。

私から言えば、作戦というのはある意味小手先の技だ、一度成功しても「その状況に通用した」だけの意味しかない、同じタイプの作戦が違う状況に通用するの保障は存在しない。
軍事組織の地力を育つことは肝心だ。