米外交誌が選ぶ「最低の空母」5隻に大日本帝国海軍の「加賀」

米外交誌が選ぶ「最低の空母」5隻に、第二次大戦の日本の空母「加賀」が選出された。
3月31日付の米外交誌ナショナル・インタレスト(電子版)は「史上最低の5隻の空母」と題する
記事の冒頭で、「空母建造は難事業だ。世界の強力な海軍の多くが、他の船を空母に改造する
方式で、少しの成功と多くの失敗を重ねてきた」と指摘した。

その上で、中国が最近、初の国産空母を進水させたこと、日本で海上自衛隊のいずも型ヘリ
護衛艦を空母化する案が浮上していることなどを紹介。「世界の空母建設における重大な失敗の
いくつかを検討する価値がある」とし、

その代表例として、イギリス海軍のイーグル、フランスのベアルン、大日本帝国海軍の加賀、
米国のレンジャー、ソビエト連邦で建造されたアドミラル・クズネツォフを挙げた。

加賀建造当時の日本については「戦艦を空母に改造することの限界を十分に理解していた」とし、
「当初は、巡洋戦艦として建造中だった『天城』と『赤城』の空母化を計画していた。だが不幸にも、
関東大震災で天城が破損したため、未完成の戦艦・加賀での代用を余儀なくされた」とした。

その上で、加賀について「1930年代半ばの改造で、奇妙な煙突の配置などいくつかの問題点が
解消された。だが潜在的かつ重大なダメージコントロールの脆弱性は残された」と指摘。

また、「速力は第一航空戦隊の他艦に劣っていた」とし、最終的に、排水量3万8000トン、速力28ノット、
搭載機数72機に設定されたことを紹介した。
http://www.recordchina.co.jp/b588964-s0-c10.html

「最低の空母」5隻
・イギリス海軍 イーグル
・フランス ベアルン
・大日本帝国海軍 加賀
・米国 レンジャー
・ソビエト連邦 アドミラル・クズネツォフ