月探査レース、米財団が再開発表 日本チーム参加判断へ

4/6(金) 16:39配信 朝日新聞デジタル

3月末に終了した月探査レースを再開すると、主催する米Xプライズ財団が5日、発表した。
今後、タイトルスポンサーを募り、数カ月かけて新たなルールを検討するという。

当初のレースは、探査車を月面に着陸させ、撮った映像を地球に送ることがミッションで、最初に達成したチームには賞金2千万ドルが贈られることになっていた。

日本の「チームHAKUTO(ハクト)」を含む世界の5チームが最終段階まで残ったが、資金不足や技術開発の遅れなどで、どのチームも月にたどり着けずに終了した。
同財団は、再開するレースには、現時点で賞金を設定しないとしている。

ハクトを運営していた日本の宇宙ベンチャー・ispace(アイスペース、袴田武史代表取締役)は、新レースへの参加について、「ルールを含め詳細が決まってから判断する」としている。(浜田祥太郎)
朝日新聞社