手のひら返しているのはアメリカなんだが。
クリントン政権は「核・ミサイル開発やめてくれたら毎年重油を四十万トンあげるよ」と
金正日と合意。北朝鮮も大喜びで、IAEAの査察も受け入れた。

ところがブッシュ政権になると特に何もしてないのに、恐らく数合わせのために
フセインともども悪の枢軸扱いされ、重油の提供を一方的に反故にされた。
激怒した金正日は核開発を再開。実際、重油がないと原発に頼るしかなかった。

拉致問題にしても一時帰国した被害者たちを約束に反して返さなかった。
北朝鮮からすれば「騙されてるのはこっちだ」と思っているだろう。

ちなみにリビアのカダフィ大佐も事実上投降したのに、反政府活動を
米欧が裏であおって失脚し殺された。
タリバンのオマル師もイラクのフセイン大統領も、別に同時多発テロに
関与してなさそうなのにいきなり戦争ふっかけられる。
こりゃ北朝鮮もビビるよ。
米政権が変わるたびにこうコロコロ手のひら返されたらたまらんだろう。

脅威より平和友好をあおって貿易で儲けたほうがいいって。
38度線に張りついてる大軍をリストラして民生に生かし、
ソウルー北京間が地続きになれば経済が活性化するよ。