0621名無し三等兵
2018/03/21(水) 22:01:26.60ID:DOaNuezC武式(ブラッチャリーニ)測遠機という機材などを輸入して使っていた。
これはハワイ砲台などでも採用していたが実用測距距離10kmの旧式なもので
後にアメリカは軍艦用測距儀を使うようになる。
陸軍は後に八八式海岸射撃具を開発採用しているが、軍艦の機材と比べ旧式で能力が低く
近距離ならともかく、遠い距離での射撃は非常に困難だった。
要塞砲の射法も明治時代からほとんど変わらず、洋上を高速で動く艦船を相手するのは無理で
演習では最大速力2〜3ノット程度の標的を撃つのが精々。
「大艦巨砲に対しわが国の要塞は殆ど無価値となり」(”砲兵沿革史”より)というのが日本陸軍の現実の認識