https://style.nikkei.com/article/DGXMZO27604670S8A300C1000000?channel=DF070420172345&;style=1&page=2
慶応大学医学部長の岡野栄之教授は、「私学の医学部の運営は大変ですよ。国の資金的な支援は大きくない。
しかも大学病院の収支というのは、常に厳しい」という。慶応大学病院は、外来患者が1日約3000人という
日本有数のブランド病院だが、経営面では決して楽ではない。

「有名私学でも医学部を持つのは現実的ではない。とにかくおカネがかかる」(法政大学の田中優子総長)というのが実情だ。
通常、1人の医師を育てるのに1億円がかかるといわれる。しかし、国公立大学の6年間の学費は400万円にも満たない。
私学とはいえ、1億円の額を学費に反映させたら、優秀な学生は来ない。

ただ、「医学部を持たないと、海外ではユニバーシティ(総合大学)と認められない。
研究実績が限定され、世界大学ランキングも上昇しない」と早稲田大学鎌田総長。
大学のグローバル化を進める上でも、医学部が存在しないことは大きな泣きどころだ。
経営の厳しい私立の医科大学も少なくない。ゼロからの新設は難しくても、
M&Aの道はまだ残っている。鎌田総長は「チャンスがあれば、トライしたい」と強調する。


医学部の無いユニバーシティーは普通にあるで
逆に私立のユニバーシティーで医学部があるのは
近畿大学
久留米大学
慶應義塾大学
帝京大学
東海大学
日本大学
福岡大学
だけ