>ただ朝鮮、満州に向いてた資本の国内還流による社会資本整備、経済成長を加速させるやり方、
>多分明治の終わりだと難しいのではないかと思うんだよな。

日清戦争で得た賠償金の使いみちは国内への投資、こと工業分野なわけだけど。
あとは明治から大正にかけて、貿易額は世界平均が5%くらいなのに、日本は毎年10%ほど伸びてたな。
日清戦争がおわったあたりでの対米貿易額は4割、アジアが3割だったのが、WWIの直前あたりだと逆転してる。
生糸をアメリカに売ってインドから綿を買ってアジアに売りさばいて、安く作るために列強から機械買って機械動かすのにインフラ揃えて…という拡大再生産。中国のシェアは7%以下で。

ま、生糸運ぶってだけで資金が調達できた鉄道があちこちにあるわけで。

日清戦争の前から主要輸出品目にマッチがあったな。
地球を半周しないと持ち込めない列強の製品のシェアを、域内唯一の新興工業国として距離と納期と人件費の優位を武器にちょこちょこ切り崩してたわけで。

>しかも鞍山、撫順がなくなるから鉄鉱石、
>石炭の供給が赤信号で下手すると八幡がぶっ潰れかねない。豪州産は当時の海運産業規模とか、
>豪州そのものの発展度合いとかであったとしてもかなり割高(きちんと調べた訳ではないから半ば憶測)で、
>重工業をやる基盤すらぶち壊れちまいそうだよ。

それおかしくない? 豪州産でさえ運べないというのであれば、アジアの資源は日本に売るしかなくなるのでは?