>米国は大混乱に陥り、連邦軍残存部隊と州兵とその他雑多な武装勢力が入り乱れる血みどろの内戦が続いて

核戦争による直接的な混乱から回復したのちに人種、地域対立が「表面化」した
こと、1962年12月の他州難民の受け入れの拒否が合衆国崩壊の始まりであるこ
とは記述されている。つまり一旦は行政その他が指揮系統や機能を完全には程
遠いなりに回復させたのちに、その回復した指揮系統を司る組織の対立が交戦
に至ったわけで、核戦争直後から無政府状態で汚物は消毒だ、に一直線だった
わけではないことになる。

内戦をやってる最中であれば「核を隣の州にぶつけたいから欲しい」にもなるだ
ろうが、年が明ける前であれば連邦政府が同盟国と共同して将来の厄介事の種
にしかならない「自分じゃ使えもしない核兵器の片付け」をやってもおかしくない。
だいたい使わずに仕舞っておくだけでもとんでもない金がかかるわけだし。

>1962年10月24日に勃発した米ソパイ投げ合戦から再編された国連平和維持軍が西海岸に派遣されるまで約2年かかり、

「2年」の内訳であれば20ヶ月以上、64年の夏の国連総会で日豪印が新たに選出
されるまでは、米仏は常任理事国の席にあったわけで。むしろ核戦争直後にキレ
イさっぱり消えて余計なクチも出せない存在であったなら、もっと早くに常任理事
国へと昇格しててもいいんじゃない?