>>723
上でも書いたが、今のBMDは単純な短弾頭の弾道ミサイルを前提に開発されてる。
初期のブースト段階で、バーンナウトしたら後は慣性に従って弾道飛行をするだけという
前提で目標予測を立てて、予測会合位置に向けて迎撃ミサイルを発射するわけだが、MIRVだと
ミッドコースでバス自体が向きを変えてしまうし、個々の弾頭も右に左にとバラバラに投下する。

こうなるとバーンナウト時点での将来予測地点とズレが生じる。そのズレがインターセプターの
スラスターでカバーできる範囲を超えると当然届かない事にもなりかねない。

で、まあ、弾数の問題と言ってしまえば言えない事も無いけど、露助のサタンなんかだと弾頭10個に
デコイもある。一発の弾道ミサイルに二発の迎撃ミサイルで当たる今のやり方でも最低20発。
デコイの分も合わせたら30発くらいは撃ち込まないといけないかもしれない。

これは迎撃側の物量負荷が高過ぎて、あっという間に飽和してしまう。

>>724
逆にお役所の仕事で、当初の計画・予算通りに完成する事例がどれだけあるのかと。
軍事関係だってF-35に限らず、当初言われてた予算は何だったんだと言いたくなるものばかり。

いやまあ、こういう話がわからないならいいんですけど。