海・航空・陸上戦考察スレ 軍事戦略・作戦・戦術 29
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!extend:checked:vvvvv:1000:512 陸上戦闘は如何に戦われるのか? 海戦は? 航空戦は? 史上のあの戦いにおいて、勝利する方策は? 近現代の陸上戦闘・海戦・航空戦について真剣に考察しましょう。 初心者から本職まで、幅広く参加者募集。 煽動者は黙殺、勘違いには罵倒ではなく善導で。 現職・元職は保全に注意しつつ、広い心でご参加を。 ※軍事戦略(Military Strategy)、戦域(Theater)、作戦(Operation)、戦術(Tactics)、技術(Technical) について主に扱うスレッドです。 世界観・展望(Vision)、政策(Policy)、国家戦略・大戦略(Grand Strategy)の言及は控えて下さい。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 前スレ 海・航空・陸上戦考察スレ 軍事戦略・作戦・戦術 28 https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1515417952/ VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured えっ…? FHも20HSPも頻繁な小移動してますけど… 健在性の保持の方法は自走砲だけに限らず全ての火砲において有効なんだが… むしろ頻繁な小移動は99式だと不具合多くて撃ちきれないわ FHの方がまだ確実な動作は出来るし、120発撃ちきったのは20HSPだけだぞ >>368 そのFH-70の発射速度や陣地変換などの能力が陳腐化し性能寿命に達しつつあるからこそ、より能力の高い装輪155mmを新規開発する、と防衛省の公開情報には書いてあるが・・・ >>369 防衛省のHPに書いてあることしか知らない人と話すことは無いよ なぜ頻繁な小移動をするのか、なぜ陣地変換をするのかよく考えてくれ >>370 何を偉そうにしてるのか知らんが、お前もただの軍オタなんだから俺と同じだろうが? 陣地変換に時間がかかるからこそ、FH-70もM110もオワコンなんだろうさ 日本で一番の実力を持つ教導団ですら、富士総合火力演習では陣地変換に何分も掛かってるんだぞ あんなにモタモタしてたんじゃ対砲兵射撃でも食らうんじゃないかと、こっちがハラハラしますわ 一方、フランスのカエサルやスウェーデンのアーチャー、ドイツのPzh2000、日本の99式なんかだと、それこそ十数秒で移動できる >>371 ただの軍オタではなく実際に火砲触ったりしてる経験から話してるんだが 相手の砲撃飛んでくるのはこっちが撃って我の位置が暴露するからだ だから陣地変換してんだよ FH-70の代替として装輪15HSPの採用は陣地変換ではなく西方への即応展開能力だ お前が砲撃食らうわけでもないのに冷や冷やする理由はない あと特教は全国的に見ても練度低いぞ 基本基礎動作が出来ていないと発足当時から言われてる >>372 ほー自称自衛官ですか 最近vipやなんjにも出没しては偽者であることが即バレて、恥を晒してるが、遂にこのスレにも来たか 一部黒塗りしてもいいんで、陸上自衛官身分証明書をうpしてから踏ん反り返って欲しいもんですナ というか仮に現役や元自だとしても、それはそれで書き込むなと言いたいね。社会人の常識として >>373 身分証はあげないし自衛官だという証明もしないよ 勝手に喚いててくれ NGにしてもいいぞ >>374 俺も元自だけど君が言ってる内容はめちゃくちゃだと思うよ 本物か偽物かは知らないけどあんまり詳しくなさそうだね 偽物ならただの知ったかだからまだいいけど本職なら実に不幸な事だ 低能を税金支払って雇って彼はインターネット掲示板で情報バラすのが唯一の楽しみなんだからな >>374 まあ所詮匿名掲示板だし、画面の向こうに誰が座っていようとどうでもいいさ ところでお前の意見をまとめると、陣地変換の重要性がいかに高いかということは分かった 一方で99式は不具合が多いため、信頼性の高いFH-70やM110を評価しているということも分かった どの装備も一長一短ということなんだろうが、結局、どのような装備行政がベストなんだろうか? >>375 知ってるのは教範や実際に培ってきた経験と知識だけだが? 机上であーだこうだ言ってるわけじゃない 分かる人にしか分からないように書いてるから内容めちゃくちゃとか文句言われても知ったこっちゃない 特科の教範なら俺も情報公開請求で手に入れたのを持ってるが、黒塗りばっかでよく分からんかったな 図表やポンチ絵が刷られていただろう部分がものの見事に真っ黒だった 国民の知る権利が(ぁ 中国が戦争の概念を変えてきたらしい 軍オタも概念を変えないと 「119機の小型無人機、無人潜水機…戦争の概念、躊躇なく変える中国」 https://www.sankei.com/world/news/180304/wor1803040007-n1.html >>380 保全上の法令・規則で決まっとるじゃ。 基本的には規則通りに塗りつぶしているだけ。 つか、何で米軍のFM・ADP・MDCPや公開論文、一般書籍に拘るかというと、そういうことですね。 保全上違法な領域には絶対に踏み込まない知恵です。 >>381 支那にAIは無理。 普遍的な知性を認めたらシーピーピンに終身国家主席とかありえんから。 >>384 基地外は現実見とけ これが2050年に東京上空へ飛来して首都爆撃してくるんだぞ イラク日報 防衛省が公開した報告書のPDF https://mainichi.jp/articles/20180416/mog/00m/040/007000c 陸幕他の業務を麻痺させて満足か?見ての通り日々のメモ書きレベルのしょうもない文書。 原義書・配付文書の保存期間が過ぎて破棄したのは事実だろう。こんな文書を九年も保存しとく規則はない。 ただし、必ずしも組織的な使用を前提としない「個人資料」の線引きは防衛省だけでなく他の省庁でも悩みの種です。 組織的に(規則上も)管理できないものをどうやって期限内に公開すんんの?それができなければ隠蔽か? 他の機関のリエゾンが情報を持っていくのは当たり前のことで、それは任務上の理由。 全部管理できないのも当たり前だろう。保全上は平文の個人資料だぜ?(≠防秘他) 国賊・小野寺はどえらい前例を作ってしまったが、今後の文書検索はてめえが自分でやれ。 保全上は平文でも、全部合わせれば敵のインテリジェンスの対象になり得る。スパイ小野寺が。 >>385 北京じゃね?(コイツラコロシタホウガチウゴクノユメカナウアタリマエ 逆に文民「統制」や情報公開の趣旨に合致する文書は何なのか明示すべきだろう。 「指揮」じゃなくて「統制」な。自発的な服従を求めるには規準が必要。エスパーじゃあるまいし、後付けのご都合主義に対応できるわけがない。 それが明確なら該当する文書を機械的にストレージするだけです。 もっと言えば、現状、情報公開請求をかけてくるのは明らかに敵国と繋りのある組織ばかり。 こいつらにだけ公開することは意味がない。 ストレージした文書は全てインターネット上で公開すべきだろう。無料で。 特に教範類(各種スペックを除く)をインターネットで公開すべき。 米軍の真似にすぎんけどね。 >>384 三十年先なんて戦略長期見積でも対象外。 技術的なブレークスルーが可能なら二十年後に先に北京を爆撃して滅ぼすだけ。 だいたい、国民にすら思想の自由が無い支那がAIのディープラーニングに耐えきれるわけ? 機械には思想の自由を認めるわけ?人間には認めないのに? >366 >最近の野戦特科の流行りは頻繁な小移動 最近やない、30年程前からの常識やん >ALL ちなみに旧軍の15榴の場合、陣地転換はしませんが 本土決戦陣地などでは、反射面に掩砲所を作って、普段は砲入れて置き、 射撃時に引っ張りだし撃ったら評定される前にまえに壕に引き入れるというような陣地もあった模様 あれは見つけにくいし、反射面なので対砲兵戦で潰すのも困難 歩兵連隊陣地の中に組み入れられているので、撃破には陣地全体の攻略が必要 ただ…そんな陣地が1個2個あったとこで何しろと・・・ >>391 >最近やない、30年程前からの常識やん 近年の野戦特科が頻繁な小移動をアホみたいにやってることくらい知ってるでしょ? 4年前だかに1FABが頻繁な小移動で120発撃ったんだけどそれのことを言ってるんだわ 30年ほど前からの常識だとか言われてもそういう話してないんだけど >>389 ディープランニングの結果、AIが「フリーチベット」を唱えたりしてなw >>391 そういえば佐多岬に対空砲陣地があったけれど 海側からは射撃不能な位置にトンネルがあって 環状の線路で移動できるようになっていた なお、孤立した陣地で砲の数ときたら・・・ >>395 それ語呂の良さが最高すぎw >>393 そのうちコミーをZAPしそう ウクライナでカウンターされてる2B9 82mm自動迫撃砲の映像があったぞ >>392 その最近の頻繁な小移動と、30年前からやってることの いちばん大きな違いって何か分かってる? 砲兵大隊の陣地変換の目的を理解してるんだろうか? 敵砲兵を対砲兵射撃で潰しつつ、対砲レーダで掴まれた打ち返しを回避する目的でやってるわけで「必要悪」。 変換してる間は射撃できんしね。 火力劣勢な側は、各砲兵大隊ごとさらなる小移動を強いられ、ついには組織的な砲兵射撃ができなくなる。敗けです。 敵砲兵の潰滅を確信したら、陣地変換なんてまどろっこしいことは止めて 腰すえて徹底的に攻撃準備射撃で敵近接戦闘部隊を削る。 >>392 >1FABが頻繁な小移動で120発 三個大隊30門はいるであろう部隊で120発程度の射撃がそこまで「大事件」か? 公開諸元上、大隊10門で10分間効力射したら150発いくはずだが? 頻繁な小移動しながら?何それ?欠伸がでるような射撃やね。 それが本当だとして、方面直轄の特科って随分ショボい訓練しかやってないんやね。 予想はしてたが。 師団特科が無くなった後が思いやられますね。 陣地変換、陣地変換というが、砲兵陣地として最適な地点というのが日本にはどれだけあるのかしらん? 下手すると榴弾砲とmlrsと重迫とatgmとsamとssmで場所を奪い合う、悪夢のような光景が見られたりしてなw 旧軍時代と比べると、射程と戦術機動性が上がった分、陣地候補地は増えたのかもしれんが >>401 当時は4個大隊12個中隊 中隊2門編成 一門で120発だタコ >>402 装輪15HSPは護衛艦の甲板から撃てるぞ あきつ丸も甲板に15糎並べて撃てるようになってるもんね。 >>391 https://www.youtube.com/watch?v=t19rs7sQvfA Okinawa: We Got That Damn Hill | Against the Odds https://www.youtube.com/watch?v=DwUVfjp0-24 U.S. Marines' First Test Against Japanese Defenses on Okinawa 15榴に支援され、自前の迫撃砲も多数に持っている前衛歩兵部隊陣地を潰すのは大変だけどな。 しかも戦闘地域が狭い、これらの小陣地が切りがなく縦深防御をとっている状況はヤバイ。 朝鮮戦争は中盤から砲兵に支援された高地攻防戦を繰り返すため、歩兵部隊にとってまさに地獄だ。 https://www.youtube.com/watch?v=FXrDwmstJaI 比較的に近代の例を挙げれば、 1979中越戦争の時、ベトナムの辺境防衛部隊が砲兵と歩兵と共に、小部隊に分けて諸高地の陣地を篭る縦深防御を取った。 これらの陣地が火力で道路を封鎖したため、侵入してきたた中国軍が足止めされ、高地を攻略するしかない、これによって両方共に被害が甚大になった。 しかし一部地域が占領されたとはいえ、ベトナム側が時間稼ぎを成功し、主力部隊が国内に戻り、本格的決戦を用意し始めた。 中国側があれ以上の戦いが利益に成らないと考え、一方的に勝利を宣言し、国内に撤退した。 >409 >15榴に支援され、自前の迫撃砲も多数に持っている前衛歩兵部隊陣地を潰すのは大変だけどな。 だがしかし!その九十九里の一宮陣地(426連隊)は 47mm速射砲x11 28Hx2 15Kx2 はは、15Kは2門しかないんじゃよw 迫撃砲/山砲陣地は記載されていないので、あっても少数と思われます。 28Hは露天陣地かつ陣地変換不能の為、早期に能力喪失が予想され 15Kは2門しかなく、洞窟陣地格納の重防御だが1門は射界は海岸部にのみ指向 もう1門は引き出し射撃なので射界は確保できるのですが、 山越え反射面の為、自分のいる一宮陣地自体は援護できません。 (遠距離目標にしか。。。) 陣地跡をこの目で見てきましたが 28Hは上陸翌日には機能停止、15Kは数日は持つと思いますが 周辺の他の軍直砲兵と連携し、翌日、翌々日の1TkD、4TkDの夜間突撃に併せ、全力射撃 その後は、2門では擾乱射撃がせいぜいかと・・・ >>409 なるほど。 九十九里に詳しくないが、沖縄の15榴諸部隊の奮戦ぶりは賞賛に値する。(野戦重砲兵第1連隊、野戦重砲兵第23連隊、独立重砲兵第100大隊) アメリカ方面の記録は大抵日本軍砲撃の正確さは非常に高い、自軍がまるで射撃訓練場に入ったように砲撃されていた、と書いている。 さらに最終局面ほぼ弾切れになった状態で残存の15榴部隊が数発の砲撃だけでバックナー中将を討ち取った、当時はほぼ残敵掃討の限界的状況になったので、あの砲撃は神業といえる。 >>410 > >>409 > さらに最終局面ほぼ弾切れになった状態で残存の15榴部隊が数発の砲撃だけでバックナー中将を討ち取った、当時はほぼ残敵掃討の限界的状況になったので、あの砲撃は神業といえる。 報復のとばっちりが来たので、良い話でもないような。 >410 >アメリカ方面の記録は大抵日本軍砲撃の正確さは非常に高い、自軍がまるで射撃訓練場に入ったように砲撃されていた 旧軍の陣地選定は巧妙です。 先の一宮陣地の南には太東崎砲台が作られましたが (一宮が正面、大東崎が側射で十字砲火!) @海側からは完全に視認不能! A岬のしわの奥深く標高50m程の中腹に洞窟陣地 B射界はせまいが、上陸海岸後背を射撃可能 C間接射撃ではなく、直射可能 D配備は10K 2門 と言うモノでした(ここも実際に見てきました) 洞窟は貫通式なので、至近弾の爆風はそのまま吹き抜けます。 兵員と弾薬は横方向に生息壕があるので、その爆風も大きな損害にはなりません。 そもそも、谷合奥まった場所なので、10Kと正対して打ち合うでもしないと対砲兵戦も不可能 (航空攻撃の場合、進入経路が限られるので対空機銃があればかなり妨害できる) 教科書のような位置と構造 あれを見れば、教範で書いてある事が理解できるので、陣地間の連携含みで某社のお約束見学コースのひとつ (でも、あのコースを見に来る人たちは陣地より、もっと後方地域の機動経路を実走させた方が良いと思うのですが・・・) (陣地はそのついででOK) ただ、ここも10Kが2門だけ… >>412 >後方地域の機動経路を実走 地形が変わってて参考にならんでしょ。 他にも「民事」が考慮要件。 住民がほとんど○衛○協力会みたいな「北の国から」な地方なら「有り」だろうけど、コロネット作戦の上陸地域では厳しいだろう。 平時に民有地で「なにがしか」の「作戦」「訓練」をするには、それなりの「調略」が必要なのだ。 (海岸清掃・援農・慰問音楽祭・○火演のチケットetc.) そろそろ「調略」を正規の軍事用語にしませう。 >413 >地形が変わってて参考にならんでしょ。 山は変わらないし、道路も状態は圧倒的によくはなっていますが、基本的な街道は変わりません。 (古い寺、神社などが道路沿いにあったりします) (また、我々の場合、昭和20年の地図を地理院から買ってきて確認したりも別途やってみたりしてw) それに町や線路、駅の位置も大きくは変わらないので、配置部隊間の距離感が判るだけでも随分ちがいます。 例:3Tkbは地図でみるより海岸に近いぞ 北部の干拓のに広さと遮蔽物のなさ 南部の河岸段丘は100m級、まさしく壁! しかしそこから海岸までの10数キロはきっと地獄のハイウェイ >413 >平時に民有地で「なにがしか」の「作戦」「訓練」をするには、それなりの「調略」が必要なのだ。 機動路調査なら基本は一般道路をマイクロバスとかで走るのだから、別に問題なし 民有地も混じる陣地部分はいつもの事なので、事前挨拶も万全らしい 現地の人も「この時期はよく兵隊さんが来るね」で定例行事 なお、一部は公園だったり史蹟だったりw (陣地帯の多くは 城跡 を内包しています。東金しかり、一宮しかり) あと、太東埼砲台、実はハイキングコースw (ただし今工事中) (太東崎南部砲台は灯台付近で公園化(短波傍受基地の跡でもあり、対空機銃の設置跡もあり看板たってる) 見て回って位置関係を知る位なら、何の問題もないです。 (休日の有志が集まってレンタカー借りて個人的ドライブでも良いのですよw) ただし、これらは九十九里の話 もう一方の相模湾は山中以外は殆ど残らず。 しかし海岸段丘は変わらないし、相武台の位置もかわらないし(士官学校の礼拝所跡も公園内に残されていた)、そのあたりの河岸段丘は今も昔も変わらない存在 千畳敷山の防空砲台跡も残存、片瀬山抵抗拠点は、壕はもう殆ど埋められ一部しか残っていませんが、山塊裏側は森林公園とそこから続くハイキングコースになっており地形要素の確認は今でも可能 また鎌倉山付近はまだ壕が残ってるらしい 跡、江の島の海軍砲台跡は有名だし 結構みてまわれる >>415 >機動路調査なら基本は一般道路をマイクロバスとかで走る 「参謀演習旅行」で行動パターンを変えるときは気を付けることです。 一般道マイクロバスでもロジスティックな部分で多少は下車するし、それで人相が悪い角刈集団が眼鏡やGPS片手に彷徨いていると目立つ。 部外係争はリーチ一発「事故速報」。陸軍参謀本部で名前が踊る(場合がある)。 警戒を厳にして前進されよ。 浅野祐吾の「軍事思想史入門」(原書房)買ってしまった。 「決号作戦時の陸軍参謀本部世代」に対するひんやりとした視線がここちよし。 (著者は終戦時は師団参謀でソ連抑留、自衛隊奉職) この方も思想が未完のうちに早世されたようですが、軍事思想を「百科事典」ではなくて比較相対論のリレーショナルで捕らえているところは「日本での草分」なのだろう。 >418 浅野祐吾は某教官室に資料一式残されているらしい 何度かヤフオクでも古い資料みかけた >>413 >>他にも「民事」が考慮要件。 多分言ってる意味は違うと思うが、沖縄戦を語る時良くも悪くもで民間人の協力と被害が重要の要件である。 戦闘準備の段階で防御を整備することに民間人の協力なしで達成できない。 沖縄戦の米軍公式戦史にも、民間人が多い南部に進めた段階で「民間人が日本軍と同等以上に我が軍の進撃を阻止している」(意訳)と書いてる。 >>419 最近、再版されました。<浅野祐吾 陸大入学以来の旧軍の教育体系の中で「兵術(art of war)」はあっても「兵学(science of war)」が無いという問題認識を持っていた人です。 その間隙に「軍人勅諭」のような道徳や「弱者の戦法(特攻他)」のような教条(ドグマ)がはまりとんでもない方向に進んでしまう。 そこから戦後の自衛隊が脱するには西洋・中国を問わず兵学思想の発展経緯を体系化し現代に繋げていく研究が必要と。<軍事思想史入門 古くもあり(著者の病没により)不完全でもあろうが、日本で兵学全体の体系化を目指した唯一の書。 私はゲリラ戦を研究しているため、官民軍の三位一体を切り離すで語ることは実際出来ないと考えている。 (さらにクラウゼヴィッツが言った政府≒意思、国民≒体力、軍隊≒戦闘能力なので、これは日本という心体技に通じる概念と思う) しかし現代の西側軍事研究はこの根本的な前提をあまり重視していないの気がする。 >>420 国民保護上の指導案は北部に「非武装の民間人避難地域」を設定し上陸前に民間人を収用することです。 (史実ではやろうとしてたが不徹底だった?) ペリリューや硫黄島のように陸軍自前の作業隊力で大規模な築城を概成させたケースもある。 余計な民事上の配慮に労力を削がず、敵の侵攻直前まで穴を掘れるのが大きい。 >>422 >官民軍の三位一体を切り離すで語ることは実際出来ない サミュエル・ハンチントンの名著「軍人と国家」によれば、 その形態ではミリタリープロフェッショナルが確立できない、精強な軍を造成できないというのが定説。 レニングラード防衛で構成された大規模な塹壕・鉄条網なんかの防御陣地はほとんど民間人の手によるものだっけか >>424 一昔にナポレオンに影響され、軍隊≒戦闘能力を撃破することは戦争に勝つ最適な手段と考えられていたが、 それに対して、例えばDecapitation strike(斬首攻撃)は政府首脳を攻撃する理論である。 そして後で戦略爆撃に繋がったアメリカ内戦発のシャーマン将軍「海への進軍」理論は国民を攻撃する理論である。 脳が揺られて一撃KOされることより、ボディブローに体力を奪い尽くされたのKOこそ本当の地獄とボクシング界隈で伝われている。 二次大戦の惨劇を見ると、あれは戦争に通じる概念だな、と私が思う。 >421 >陸大入学以来の旧軍の教育体系の中で「兵術(art of war)」はあっても「兵学(science of war)」が無いという問題認識を持っていた人です。 その先輩筋が西浦進(初代、陸自戦史室長)です。 こちらも大本営参謀部ですが、西浦/浅野/原は服部Gに加えられてはいますが、服部-辻ラインとはちょっと違い 陰謀よりも純粋軍事を指向する人達だったようです。 こちらは【軍事思想史入門】原書房(初版S54)に遡ること12年前に【兵学研究】田中書店(初版S42)が出ています。 (さらに元となる私家版は4年前のS38に「兵学研究序説」として出されています) 入手の機会があれば読むことをお勧めします。 >再版されました。<浅野祐吾 再販版は片岡先生の寄稿が収録されているのですよね 私は旧版を持ってるので、そこだけコピー入手。 あと、日本で系統だった戦後の用兵思想の書籍としては 「西欧近世軍事思想史」上田修一郎(甲陽書房)S52 「プロレタリア兵学教程」渡辺正之/坂本聡三(鹿砦社)S49 「兵書研究」大橋武夫(日本工業新聞社)S53 「軍事思想の研究」小山弘健(新泉社)元は戦前発行の「近代兵学」戦後に再販、その後1977に戦後冷戦期の考察を加えた増補版発行←ガチお勧めする。 なお小山弘健は戦中からの活動家であり「戦闘的左翼とはなにか?」小山弘健/浅田光輝(芳賀書店)をS44に出すなど戦後も左翼活動を継続 昔の左翼は勉強熱心で頭良いのが多かった・・・用兵思想の勉強では完全に負けてるよなぁ (ただし勉強してたのは一部だけだし、勉強だけでは革命は成功しない) こうみると用兵思想研究の流れは下記と見れるかもしれない 体制側は多田督知→西浦進→浅野祐吾→前原透→片岡哲也ライン(継承者分散中) 左翼側は小山弘健→中村丈夫→渡辺正之/坂本聡三→小山内宏ライン(現在ほぼ絶滅?) ただし 多田督知→西浦進の段階で大きく変化しています。 戦前の最終形が多田督知、その流れに戦後の知見が加わり方向性等が大きく変質し、その端緒が西浦進 という表現の方が良いかも。 >421 なので >日本で兵学全体の体系化を目指した唯一の書 は残念ながらダウト 戦争を速やかに終結する手段として、「敵の戦闘意思を折れる」ことが一番物理的な被害が少ない。 仮に心が折れなくても、敵の精神を揺らす効果が戦闘に有利に働く、つまり精神攻撃は基本である。 共産党の軍事理論を見ると、東側は共産党(政府)の支配的な指導によって「戦争は政治の継続でありその手段である」を徹底しているため、 敵の政府や民間人対してのゲリラ攻撃や心理戦の発展が目覚ましい。 西側も軍事による政治に対するの攻撃を研究しているが、まだ理論をシステム化にしていない。 正直内容より日本語が不自由な事が気になってまともに読めないんだけど母国の台湾人は相手してくれないの? >>431 それは悪い、趣味と重ねて主は日本語の練習のために来るだけど、やはり独学故に本場ほど上達していない このスレのテーマは珍しいなので、未熟ながらついに口出した、分かって貰えば幸いです。 >>429 >>日本で兵学全体の体系化を目指した唯一の書 >は残念ながらダウト ほぼ帯紙のキャッチフレーズですが。<原書房 >>430 >敵の政府や民間人対してのゲリラ攻撃や心理戦の発展が目覚ましい。 >西側も軍事による政治に対するの攻撃を研究しているが、まだ理論をシステム化にしていない。 んなもんシステム化したら「陸戦法規」ってもんが。 シビリアンへの攻撃を公然とうたう国家は戦争状態を講和にて終結させる"End state"を描けない。 ダラダラと戦争状態が続いて疲弊していく。アメリカも例外に非ず。<イラク・アフガン 古代支那系の兵学が、何で民族ごと衰退して北方遊牧民族に滅ぼされていったかといえば、 「情報」や「調略(工作)」の重要性をうたいながら(そこは現代西洋兵学も称賛しているが)、自民族の尺度でしか他民族の文明や文化を評価しないところだろうね。 さらに世界観がタオイズムに代表される循環理論になってて、自由主義・民主主義的な歴史的発展を受け付けない。 真の意味での「学習」を拒絶する。かなり根が深く現代支那もこの傾向はあると思う。 逆に、支那文明をほぼエスニッククレンジング(明朝以降の元朝類似性他)したモンゴル帝国は ジョン・ボイドの"pattern of conflict"ではOODAループの活用における中心的議論の対象。 残忍極まりなく全く御近づきになりたくない人種だが、ソ連系の兵学を通して現代兵学への影響は否定できないでしょう。 見てたら外人さんって丸わかりだけど独学にしてはうまいほうだと思う わりとまじめに兵要地誌では「支那」を復活させたいのだが? China=支那だし、戦前の支那事変、支那派遣軍との一貫性がある。 それに「中華民国」の方は「台湾」と地域名で読んでいる。 「中華人民共和国」も「支那」で良いでしょう。 同じ理由でSouth Korea=南朝鮮、North Korea=北朝鮮で。 昔、「北朝鮮」と呼称したら「朝鮮民主主義人民共和国と訂正しろ。」と抗議がきたらしいな。その筋から。 いまと 浅野祐吾(「軍事思想入門」)の兵学思想の核心的な部分は、 マキャベリ世代 ↓ (地理的要素) ↓ ボーバン・ロイド世代 ↓ (精神的要素) ↓ クラウゼヴィッツ・ジョミニ世代 ↓ (技術的要素(内燃機関他)) ↓ リデルハート(前期)・フラー世代 ↓ (技術的要素(核他)) ↓ リデルハート(後期)・毛沢東世代 という「思想変遷の体系化」というアイディアそのものと思われ。(結論よりも) 現代的には特定要素の影響とくいうより「戦略次元や戦略空間の拡大」と説明され それと比較すれば古さは否めない。 ただし、昭和五十年台前半の研究としては先進的で日本人にとってのマイルストーン。 次代の片岡徹也も、残念ながら思想体系化の精密化段階で早世してしまった。 (オリジナルの兵学思想もかなり形成されつつあったようだが) >>432 意味は問題なくとれるので気にせず書き込んで欲しい。 浅野祐吾の支那兵学思想の位置付けは、「孫子」のリデル・ハートに与えた影響等を認めつつも理論抜きの実学指向に警鐘を鳴らしてる。 さらに、江戸期の支那兵学の受容がベースにある日本兵学も同じ弱点があると。 兵学の理論研究が一向に進まず時々の流行思想の実践的接木に終止し一貫性が無くなる。そして敗ける。 陸自総隊の機能説明の貧困さ(全国運用と統連合調整の一元化、本当に必要なのはそれだけか?)も 戦略・作戦・戦術の元になってる兵学の理論的支柱の貧困さに起因するのではないか? >>434 国際法の建前はそうであるが、現実を見ると、20世紀以来、民間人に対しての攻撃が激しくなっている。 総力戦、空軍による戦略爆撃、海軍による通商破壊戦、長距離ミサイル、ゲリラ戦の理論化、情報機関による特殊作戦、電子通信戦などによって、前線と後方の境界線が薄くなって、敵の後方を攻 撃する概念が普及している。 昔と比べれば、敵の後方を攻撃することこそ現代戦の特徴といえる。 さらに報道に通じて前線の細かい事象が後方の政治を影響することも珍しくないになった。 ウクライナやシリア戦争を観察すれば、戦闘部隊同士の戦いは依然戦争のメインであるが、敵の戦闘部隊を攻撃することはすでに戦略的に最優先事項ではない。 あらゆる手段を駆使して、敵対組織の戦闘意思を揺らし、指揮システムを混乱させるのがセオリーになったと思う。 敵の経済システムを攻撃し、組織としての体力を削ることも長期戦で特に重要になった。(特にアメリカはこのパートにセコイ) 軍事活動/準軍事活動に通じて政治目的を達成することは現代戦戦略の目的であるため、手段として戦闘部隊同士の戦いは最重要ではなくなった。 当然、軍事活動/準軍事活動が確実に平時の政治経済など領域に侵攻してくるため、制約を制定しなければならない。 しかし正規軍が制約を受けたが、グレーな準軍事組織や情報機関がアンダーグランドに暗躍しているのは現代戦の実態だ。 「正規軍と大差ないの装備と戦力と戦闘員を持つが、正規軍ではない」という建前さえあれば、ある意味やりたい放題だ。 とにかく、「戦略態勢を決めるために、現代戦において前線以外での戦闘が激しくなる一方である」と私が言いたい。 極端に言えば、大部隊正規軍同士の戦いは戦略態勢が決められた後の消化試合と言える。このパートから逆転することは不可能ではないが、困難である。 (消化試合は消化試合の重要さあるだが) まあ、現実になかなかできないが、理論上「勝負を戦う前に決める」は軍事戦略の基本だ。 敵の後方を攻撃することも、「正規軍同士が激突する前に戦争を終わらせる」の手段と言える。 >443 【超限戦】とか【三戦】とか言ってる国や【ハイブリッド戦争】を遂行する国が、すぐそばにありますからね。 面倒な時代です。 ハーグ陸戦協定があっても、そもそもWW2で後方攻撃は最大化してるし… >433 >ほぼ帯紙のキャッチフレーズですが。<原書房 宣伝文句にすぎないでしょうにw あえていえば 【現時点で絶版になっていない日本人の書いた書籍としては、兵学全体の体系化を目指した唯一の書】 ではあるかもしれないがががwww >>444 歴史を見返れば、少し前で北朝鮮問題解決の軍事対策に「一国の首脳を暗殺する作戦」が当たり前ように議論されていたことは、この時代の戦争がいかにヤバイことを示した。 少なくとも20世紀前半まで、一国の上層部を暗殺することはなくはないが、当然なことでもない。 そして、成敗はともかく、冷戦時代で米ソが実際にこれを数回やったのだ。 最近の戦争で、政治機能の麻痺を狙い、大統領府/首相官邸爆撃や首都テロ攻撃をすることは珍しくなくなってきた。 経済面において、二次大戦以来、製油所、発電所やダムへの攻撃はすでに常識になった。 ISISような組織さえ水と電力の供給をコントロールするために、ダムや発電所を攻撃し、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のように、水の供給を政治武器に使った。 上手くいえないが、研究すれば研究するほど、時々現代戦のえげつなさに恐怖を感じる。 >>445 何をもって「兵学の体系化」とするかの閾値(スレッシュホールド)の問題かと思うが 個人の能力以前に、戦後の文献の形成時期というものがあるのでは。 西浦進氏は1970年に戦史叢書の完成を見ずに他界、まだ文献の収集や分析も かなり困難な時代だったかと。 浅野祐吾氏でも著述した時期が戦史叢書のほぼ編纂完了直後の時期で、対抗戦史 も含めてその頃にならないと物理的に「兵学の体系化」は困難ではなかったかと。 自分が浅野氏に関心があるのは片岡氏が頻繁に(肯定的に)引用するから。 「片岡兵学」では、戦前の色合いが強い高山氏(元陸幕副長)が「旧軍を無批判に 礼賛する悪役」で、浅野氏が「理性的な兵学の観点から批判する先覚者」の役回り。 >>443 まず、王道を抑えようよ。 基本的には、軍事力は敵の軍事力、若しくはこれを直接的に維持する基盤に指向されます。 敵の軍事力を排除した上で「安定化」により「軍政」を維持しつつ、「民政」に移管することで 政治目的を達成する。後はシビリアンが法的に必要な処置を執行する。 <フルスペクトラム・オペレーション 法の執行をめざす現代戦が、無秩序に経済システムまで攻撃するのは理に合いません。 >>444 >ハーグ陸戦協定があっても、そもそもWW2で後方攻撃は最大化してるし… そこがピークで戦後は戦略爆撃の効用は低下する一方。 国家対国家の図式で、「インダストリアル・ウェブ・セオリー」におけるハブ (中枢)攻撃ができるような単純な図式はほぼWW2で最後。 カーチス・ルメイ率いるSACも、朝鮮戦争、ベトナム戦争ではぱっとせず 湾岸戦争でTACにとって代わられるわけです。 大戦略の前提となる「世界観」の問題。 現実主義(リアリズム)が想定するような、弱肉強食で国家が常に膨張をめざす ホップズの原始社会のような国際関係が延々と続くなら、「なんでもあり」が有利なの かもしれないが、本物の「現実」はそうでもなく、産業革命以降「富」の増大がゼロサム ゲームでなくなって以降、急速に現実主義は「現実的」ではなくなり、国際関係は 大きな方向性では「協調」に向かっている。 戦争の件数や死者の人口比も年々低下してます。(規模は大きいが) <「文明と戦争」(アザー・ガット) 「協調」への回復を前提とする国際関係の中でのポジションを争う戦争であれば、 「経済システム」を直接攻撃して多数のシビリアンを殺傷するような攻撃が本当に 戦争目的の達成に資するかと。 実例でもハイブリッド戦争をしかけたロシアは日に日に衰亡に向かい、核武装を試みて 国際協調に背を向けた北朝鮮も経済制裁でかなり参っているでしょう。 (予断は許さないが) 「戦争と平和(モルトケ軍事著作/片岡徹也訳)」(一部抜粋) 〇永久平和は夢であるが、戦争は神の秩序の構成要素 〇あらゆる戦争が各家庭に深い傷を負わせた、戦争は残酷で凶暴な営み 〇戦争がもたらす苦痛を緩和するには文化水準の向上に期待すること。 人間性の進歩発達によってのみ戦争の惨禍の軽減がなされる。 〇現在の我々は、道徳的な寛容さが広く行きわたれば用兵においても 人道が尊重されることを知っている。 (三十年戦争の蛮性と現代の戦いを比べて見ればよい) 〇文化の発達に応じて戦争に訴えることがまれになればよろこばしい。 だが戦争を完全に放棄する国はないだろう。 〇軍人精神を害することがあってはならない。軍人戦争を欠いた民兵に よる戦争は経済・人名の損失が大きい。 (アメリカ南北戦争に注意を喚起したい) 〇フランスの遊動護国兵と護国兵はフランスの国土の荒廃と不幸を招いた。 〇ドイツ統一戦争を勝利に導いたのは教育者と軍人である。 〇陸海軍戦力の編制が整備され、装備が充実し、戦備が整っていくほど 一層の平和が維持でき、避け難き闘争に栄光と勝利をもたらすことが期待できる。 19世紀からの夢と現実ですね。 「三十年戦争」に回帰するような戦略は、長い目でみれば国の滅亡をまねくかと。 (当のドイツ(ナチスドイツ)しかり) >>431 >>432 俺は割と不自由なく読めている 読解力の問題もあるんじゃね?若い人とかだと >>449 東アジアで緊張が高まったとしたら、まず初めに経済に影響が出て来るだろう またOODAを用いて極限の人的損失レスを目指すなら、政治経済の舵取りを行っている人物ないし機関を叩くだろう 戦争のやり方を決めるのは当事者であって外野ではないしね >>432 全然問題ないですよ。 >>431 は中共のエージェント。 なんちゃってwww 自称台湾とかいう中国語すら読めない奴の自演がウザイ >448 >西浦進氏は1970年に戦史叢書の完成を見ずに他界、まだ文献の収集や分析もかなり困難な時代だったかと。 西浦は戦史叢書に書かれる側&その戦史叢書を書くための資料を集めていた側です。 つまり、戦史叢書に書いてない事を知っていてなおかつ、初稿を読む側の人間です。 つまり戦史叢書の内容以上の物事を知ってるし理解してるし、物によってはその中にいたり、周辺当事者だった人 そして戦後、陸自戦史室で、戦史叢書の為に基礎資料を収集してた人 そして旧軍が非科学的であったという事に対して、自然科学の他に、社会科学的なものに対する未理解や研究無視が大きかったと明示しています。 陸自戦史室長であるという事は、浅野の直接的な先輩/上司であったことを理解すべき。 内容的にも、その後の浅野、前原と方向性は同一です。 (まず読め、話はそれからだ) >自分が浅野氏に関心があるのは片岡氏が頻繁に(肯定的に)引用するから。 前原氏にも注目すべき >449 >まず、王道を抑えようよ。 なにを持って王道というのですか? 中国やロシアにとって、それらは「王道」的に進化してきた軍事思想ですよ 西側が王道で共産側の進化が邪道など、だれが決めたのですか? 南斗と北斗はどちらが王道なのですか? 主人公や読者視点ではなく、世界視点でものを見ましょうよ >国家対国家の図式で、「インダストリアル・ウェブ・セオリー」におけるハブ >(中枢)攻撃ができるような単純な図式はほぼWW2で最後。 NYや世界各国でおきている、アレは何? 後方の戦意喪失や厭戦醸成の為の攻撃ではないのですか? >>450-451 単独例として、コソボ紛争当時セルビアに対しての空爆は、セルビア軍の抵抗もあって、軍事目標に対しての爆撃はあまり効かない。 しかし私が読んだ報道によれば、セルビア境内の発電所に対しての爆撃が決め手になって、セルビア政府を影響して、停戦条件を受け入れた。 ベトナム戦争において、北爆は割りと心理効果が高く、北爆があまり激しい過ぎるため、北ベトナム政府はパリ和平会談を応じるようになった。 さらにアメリカ政府は北爆再開を談判カードに運用した。 爆撃以外、2003イラク侵攻当時、アメリカ軍がモスルダム を重要目標と判断し、レンジャー部隊を投入してそこを強襲占領した。 その後、2014年ISISが蜂起する時、やはりモスルダム を占領した。 とにかく、経済制裁ほど普遍的ではないが、経済目標に対しての軍事攻撃は珍しくない。 しかし経済攻撃はその遅効性故に、速効性ある政治攻撃ほど運用されていない。 それでも影響が大きいの交通機関(橋や駅など)、発電所、ダム、製油所など目標を攻撃や占領することは現代戦の常識である。 ちなみにWW2の戦略爆撃を分析する論文によれば、電力と燃料施設に対しての爆撃が一番効果が高い。 何故なら燃料はないと、自動車は動かないため、物流全般が止める。 電力供給が不安定になると、工業全般の稼働率が低下する。 復旧の速度が重要なファクターでは 線路や工場よりもとに戻すのが大変そう >>452 モルトケはフランスの民兵を無駄な抵抗として批判した。あのじいさんは割りと古風の精神を持つ、戦場で軍人よる決着を好む。 しかしその故にドイツ軍は対叛乱戦を研究しない、植民地経験もつイギリス軍と比べれば、ドイツ軍は対叛乱戦を理解していない。 そのため両大戦でドイツ軍は民兵に苦しめられた、経験なさ故にドイツ軍は治安戦で無駄に暴力を乱用したため、悪名が極めて高い。 対叛乱戦に関してイタリア軍の方がマシだ。 >>464 平時の経済を見ても、現代工業と物流業にとって、燃料と電力の供給は極めて重要だ。 燃料の価格が上がれば物流コストも上がるため、商品全般の価格が上がる。 電力の供給が不安定の場合、工業が上手く稼働できない。 実際、311当時の報道を見れば、発電所と製油所が被害を受けたため、被災地を中心に日本が電力と燃料不足になった。 『クラウゼヴィッツ「戦争論」を読む』川村康之(防衛大学校教授) http://www.clausewitz-jp.com/pages/publications/kawamura-01/kawamura_y00.html >クラウゼヴィッツはジョミニとは反対にどの時代にも共通する戦争に勝利するための法則があるとは信じなかった。 >彼は戦争という現象を政治的・社会的な要因も含めて総合的に考察した。 >それゆえ、クラウゼヴィッツの[What is War]型の理論は普遍性が高く、現代においても十分通用する。 し>かし、『戦争論』は抽象的で難解な部分も多く、一般にはあまり歓迎されなかった。 なんで日本の自称クラウゼヴィッツ研究家ってこんな知識ないの? 絶望するんだが(´・ω・`) >>467 川村康之氏のクラウゼヴィッツ解説は優良。 クラウゼヴィッツ自身、十八世紀のフリードリヒ大王戦史と十九世紀のナポレオン戦史を論拠に戦争論を展開してて「どの時代にも普遍的」などと不遜なことは言っていない。 少しは原文(日本語訳でも)を読んでから来れば? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
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