>>450-451
単独例として、コソボ紛争当時セルビアに対しての空爆は、セルビア軍の抵抗もあって、軍事目標に対しての爆撃はあまり効かない。
しかし私が読んだ報道によれば、セルビア境内の発電所に対しての爆撃が決め手になって、セルビア政府を影響して、停戦条件を受け入れた。
ベトナム戦争において、北爆は割りと心理効果が高く、北爆があまり激しい過ぎるため、北ベトナム政府はパリ和平会談を応じるようになった。
さらにアメリカ政府は北爆再開を談判カードに運用した。

爆撃以外、2003イラク侵攻当時、アメリカ軍がモスルダム を重要目標と判断し、レンジャー部隊を投入してそこを強襲占領した。
その後、2014年ISISが蜂起する時、やはりモスルダム を占領した。

とにかく、経済制裁ほど普遍的ではないが、経済目標に対しての軍事攻撃は珍しくない。
しかし経済攻撃はその遅効性故に、速効性ある政治攻撃ほど運用されていない。

それでも影響が大きいの交通機関(橋や駅など)、発電所、ダム、製油所など目標を攻撃や占領することは現代戦の常識である。