海・航空・陸上戦考察スレ 軍事戦略・作戦・戦術 29
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!extend:checked:vvvvv:1000:512 陸上戦闘は如何に戦われるのか? 海戦は? 航空戦は? 史上のあの戦いにおいて、勝利する方策は? 近現代の陸上戦闘・海戦・航空戦について真剣に考察しましょう。 初心者から本職まで、幅広く参加者募集。 煽動者は黙殺、勘違いには罵倒ではなく善導で。 現職・元職は保全に注意しつつ、広い心でご参加を。 ※軍事戦略(Military Strategy)、戦域(Theater)、作戦(Operation)、戦術(Tactics)、技術(Technical) について主に扱うスレッドです。 世界観・展望(Vision)、政策(Policy)、国家戦略・大戦略(Grand Strategy)の言及は控えて下さい。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 前スレ 海・航空・陸上戦考察スレ 軍事戦略・作戦・戦術 28 https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1515417952/ VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured >>450-451 単独例として、コソボ紛争当時セルビアに対しての空爆は、セルビア軍の抵抗もあって、軍事目標に対しての爆撃はあまり効かない。 しかし私が読んだ報道によれば、セルビア境内の発電所に対しての爆撃が決め手になって、セルビア政府を影響して、停戦条件を受け入れた。 ベトナム戦争において、北爆は割りと心理効果が高く、北爆があまり激しい過ぎるため、北ベトナム政府はパリ和平会談を応じるようになった。 さらにアメリカ政府は北爆再開を談判カードに運用した。 爆撃以外、2003イラク侵攻当時、アメリカ軍がモスルダム を重要目標と判断し、レンジャー部隊を投入してそこを強襲占領した。 その後、2014年ISISが蜂起する時、やはりモスルダム を占領した。 とにかく、経済制裁ほど普遍的ではないが、経済目標に対しての軍事攻撃は珍しくない。 しかし経済攻撃はその遅効性故に、速効性ある政治攻撃ほど運用されていない。 それでも影響が大きいの交通機関(橋や駅など)、発電所、ダム、製油所など目標を攻撃や占領することは現代戦の常識である。 ちなみにWW2の戦略爆撃を分析する論文によれば、電力と燃料施設に対しての爆撃が一番効果が高い。 何故なら燃料はないと、自動車は動かないため、物流全般が止める。 電力供給が不安定になると、工業全般の稼働率が低下する。 復旧の速度が重要なファクターでは 線路や工場よりもとに戻すのが大変そう >>452 モルトケはフランスの民兵を無駄な抵抗として批判した。あのじいさんは割りと古風の精神を持つ、戦場で軍人よる決着を好む。 しかしその故にドイツ軍は対叛乱戦を研究しない、植民地経験もつイギリス軍と比べれば、ドイツ軍は対叛乱戦を理解していない。 そのため両大戦でドイツ軍は民兵に苦しめられた、経験なさ故にドイツ軍は治安戦で無駄に暴力を乱用したため、悪名が極めて高い。 対叛乱戦に関してイタリア軍の方がマシだ。 >>464 平時の経済を見ても、現代工業と物流業にとって、燃料と電力の供給は極めて重要だ。 燃料の価格が上がれば物流コストも上がるため、商品全般の価格が上がる。 電力の供給が不安定の場合、工業が上手く稼働できない。 実際、311当時の報道を見れば、発電所と製油所が被害を受けたため、被災地を中心に日本が電力と燃料不足になった。 『クラウゼヴィッツ「戦争論」を読む』川村康之(防衛大学校教授) http://www.clausewitz-jp.com/pages/publications/kawamura-01/kawamura_y00.html >クラウゼヴィッツはジョミニとは反対にどの時代にも共通する戦争に勝利するための法則があるとは信じなかった。 >彼は戦争という現象を政治的・社会的な要因も含めて総合的に考察した。 >それゆえ、クラウゼヴィッツの[What is War]型の理論は普遍性が高く、現代においても十分通用する。 し>かし、『戦争論』は抽象的で難解な部分も多く、一般にはあまり歓迎されなかった。 なんで日本の自称クラウゼヴィッツ研究家ってこんな知識ないの? 絶望するんだが(´・ω・`) >>467 川村康之氏のクラウゼヴィッツ解説は優良。 クラウゼヴィッツ自身、十八世紀のフリードリヒ大王戦史と十九世紀のナポレオン戦史を論拠に戦争論を展開してて「どの時代にも普遍的」などと不遜なことは言っていない。 少しは原文(日本語訳でも)を読んでから来れば? >>460 >中国やロシアにとって、それらは「王道」的に進化してきた軍事思想ですよ 本気で言ってるとは思えんな。 まともにアカデミズムが許されていない世界ですよ? 研究対象としては面白いが。 >>461 >NYや世界各国でおきている、アレは何? 「犯罪」。 あれを「戦争行為」とする認識が間違ってる。 >>468 うわぁ恥ずかしいやつだな リンク読んでからもう一度自分の書いた文章読み直してみ >>462 戦略爆撃対象たり得る「重心」がそもそもそも対象国にあると限らない。 特にベトナム戦争ではなんぼ北爆してもソ連や支那から装備・兵站が補充されてしまうんだから。 ラインバッカーその他の航空作戦も損害補充されて、逆にオーソドックスな北ベトナムの地上侵攻で南ベトナムは倒されてしまったでしょう。 夫人の序文で紹介してる文からしてクラウゼヴィッツがどの時代でも普遍的な論文を少なくとも目指していたのは明らかだし ナポレオン戦争やフリードリヒ大王を代表とした戦例もそれなりにページを割いて紹介はしてるが 全編に渡ってそれを元に展開してるわけじゃなく局地的に紹介してるだけで しかもなぜ戦例を用いて紹介するかについても第二篇で説明してるだろ >>465 >植民地経験もつイギリス軍 現代的にはあまり肯定的に評価されない。<アザー・ガットのイギリス植民地戦争評価 ローカルな戦訓を拾って大規模な近代戦争に対する教義の進化を怠ったから第一世界大戦で苦戦した。 植民地戦争仕様の少数軍はあっというまに消耗し、新編成のニューアーミーはドイツ軍の防御砲火の餌食と消えた。 イギリスで真っ先に民間の兵学研究勃興したのは植民地戦争で驕り高ぶった陸軍の思考停止疑問もったから。<スペンサー・ウィルキンソン >>473 もう4回くらい書いたような気がするが、普遍的な理論化なるものは「無理」というのがクラウゼヴィッツの見方。 例えば十六世紀の領邦君主-傭兵時代戦争にクラウゼヴィッツの三位一体(政府・国民・軍隊)重心論が適用できるわけがない。 そこはクラウゼヴィッツも重々承知してる。 クラウゼヴィッツは、目の前でナポレオン戦争のパラダイムシフトが起きてプロイセンが滅亡したのが原的体験。 そこに問題認識を持ってる議論。 >>475 そのレス先で話してるのは全くそういう内容ではないよね >>467 どこがどうおかしいのか「具体的に」説明できる? 川村康之氏のクラウゼヴィッツ解説は良いと思いますよ。(不遜な言い方ではあるが。) というか権威と言えば権威でしょう。 クラウゼヴィッツは、「軍事におけるパラダイムシフトが起きる」ことを前提に書いている。 読み込んでいくと本当に言いたいことが(文学的行間から)分かってくる。 ありていに言えば「フリードリヒ戦史」から「ナポレオン戦史」への兵学的パラダイムシフトが 起きていることを説明したいわけです。 ところが、フリードリヒ大王はご主君の王家で、ナポレオンは憎むべき敵。 自ずとストレートには書けない。 しかも愛する嫁は王家の侍女あがりで、(本来はバリバリの共和主義者の)本人も 骨抜きにされて、「戦争論」の編集権まで(結果的に)もってかれてる。 嫁の弟がかなり加筆しtたという説もあるね。 プロイセンは、三十年戦争の頃まではまともな常備軍を持っていなかった。 スウェーデンのグスタフ・アドルフやら皇帝軍のヴァレンシュタインに蹂躙され、 軍税をむしり取られててどえらい目にあった。 大選帝侯のときに常備軍を持ってバルト海沿岸の覇権を確立したが代償として 常に三方の数的優勢な敵と戦う戦略環境に置かれた。 それを戦列兵の計算されつくした運用で各個に撃滅する思想が「殲滅戦理論」。 時代が下ってフリードリヒ大王の後半期くらいから戦列兵以外に戦闘を流動的にする 前衛部隊(軽騎兵・猟兵)が出現し、かつ防御火力が増大して殲滅戦思想が通用しなくなる。 ブリュッヒャーは軽騎兵あがり。クラウゼヴィッツは猟兵あがりと言われています。 さらにナポレオンに完敗して亡国の危機に陥るが、このときに「余所者」の「養子達」が 戦場の霧や摩擦を積極的に活用する用兵を提起する。 「作戦術(参謀本部)」と「訓令指導(前線部隊への権限委任)」のプロトタイプ。 シャルンホルストはハノーバー軍からの移籍、グナイゼナウはオーストリアの没落貴族。 (モルトケはメクレンブルク−デンマーク軍からの移籍) 以後、「外国からの養子」「下賤(猟兵)出身」連合の「流動的作戦派」とプロイセン正統の「殲滅戦思想派」の 見えざる思想上の綱引きが第2次大戦、下手すると戦後のドイツ連邦軍まで続いていると。 クラウゼヴィッツの「戦争論」の記述もこの二派の暗闘の影響を受けていると思われ。 >>135 >負け馬に賭けるのは阿呆<安倍 2014年3月にプーチン政権のロシアがクリミアを併合して以来、日本の安倍内閣の立場はどうなった? 極右ナショナリストとかいう欧米からの批判も聞かれなくなったし、中国は尖閣のセの字も出さなくなったろ? ソ連は日ソ中立条約で「満洲国」を公式承認した http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/history2/1332816060/ ソ連解体の1990年代とロシア復活の現在で、日本の立場は良くなったか悪くなったか? >>481 バカだつおにはそもそも「立場」なんぞないだろw >>135 >ウクライナやグルジアを同質民族として自律的な協力が得られるようにならないと意味ない すると中国は台湾を同質民族として自律的な協力を得られるようになったのか? ロシアのクリミアと中国の台湾、それはバグラチオン作戦と大陸打通作戦くらいの差がある。 ロシアとしては中国に対し、台湾問題と絡めて中国に対してクリミア併合を承認させることもできる。 中国としてはロシアのクリミア併合を承認する代わりに、ロシアに台湾独立を否決してもらう。 こうすればロシアはクリミアを実効支配したまま、中国は台湾に手が出せないままで現状維持となる。 ロシア軍の現状、独立した統合作戦司令部である「作戦・戦略司令部 (OSK)」を持つのは 西部軍管区(旧レニングラード軍管区およびモスクワ軍管区) 南部軍管区(旧北カフカス軍管区) 中央軍管区(沿ヴォルガ=ウラル軍管区と旧シベリア軍管区西部) 東部軍管区(旧シベリア軍管区東部と極東軍管区) 北方艦隊となっている。 陸軍は三十万まで低下したと言われているが、 対日戦を担う部隊(東部軍管区)は依然として常備即応態勢にありますね。 今年2月のボストーク2018でも2500〜3000人の部隊が北方領土、千嶋列島で演習をしている。 合わせて中央軍管区や北方艦隊も参加しているので、他軍管区から戦略機動して 極東軍管区に集中し日本に攻め込んでくる力は十分誇示している。 緊張高まる極東で、ロシア空軍が敵基地破壊演習 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9489.php ロシア軍、北方領土で演習か 2500人規模 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29540970Y8A410C1PP8000/ ある意味、羨ましいのは各OSKが兵站旅団を2個づつ持ってて、民間契約業者も その統制下で動かせるらしい体制になっていること。 油断してると特定のOSKに兵站旅団を集中して思いもかけない物量を実現する可能性があることです。 ロシア軍全体としては弱ってはいるが、物好きにも諸兵科師団を解体して陸軍を弱体化させた日本には 依然脅威だと思いますが。 中央軍管区はロシア作戦術で言うところの”Strategic rear”として 位置付けられていること明白なので、ここの動きへのインテリジェンスを強化すべきだと思うんだがな。 日本も。 ロシアを取り巻く国で作戦情報に関する協定を結んで、主要な旅団が軍管区を超えて 移動してないか監視する体制が必要。 >>480 >それを戦列兵の計算されつくした運用で各個に撃滅する思想が「殲滅戦理論」。 これをあなたはtacticalな理論と捉えてるの? それともoperationalな理論と捉えてるの? 自分にはそのあたりをゴチャゴチャにして捉えてるように思える >>486 > ロシア軍全体としては弱ってはいるが、物好きにも諸兵科師団を解体して陸軍を弱体化させた日本には > 依然脅威だと思いますが。 英独仏伊陸軍の弱体化には負けるやろ。 陸自の弱体化なんて全然マシ。 下見て安心してもしゃーないが。。。 >>487 まだ作戦次元と戦術次元が未分化。 逆に言えば、そこに未知や不可知な要素を認めるから作戦次元の作戦指導と戦術次元の訓令戦術が必要になる。 フリードリヒ大王の思想は全て事前に計画可能とするもの。 >>488 >独仏伊陸軍 彼らは直接的に対象脅威と隣接していない。 しかもNATOの傘に守られてる。 想定任務が多国間任務のみ。 難民に関してはアドリア海越えでイタリアが一番シビアぁね。 日本は、世界的にも最も凶悪・残忍・卑劣・狂暴なロシア・支那・北朝鮮・南朝鮮と海越しとは言え隣接してる地理環境ですよ。 航空拒否・海上拒否が機能しなかったら速攻で陸自マター。 近代以降1番暴れてるのは日本だろ 彼らが凶暴なのは日本が暴れた結果 罵詈雑言を並べ立てても公平な見方をできてない人だな と思われるだけ >>491 チャンコロって日本人の軍刀に斬り伏せられるためだけに生まれてきたみたいな生き物だよなw >>474 WW1で真先に現代化防御火力にやられたのは第一次マルヌ会戦のドイツ軍だ。 イギリス軍がボーア戦争など植民地戦争で貰った戦訓は後で現代の特殊作戦に繋がった。 (コマンドの語源はボーア戦争のゲリラ部隊だった) その戦訓は冷戦時代の対叛乱戦にも役立った。イギリス軍は西欧諸国の中、比較的に少ない代価で植民地独立問題から脱出した。 大規模戦争に備えて軍備と理論を用意することは間違いではないが、 戦史を見れば、対叛乱戦で経験を積めた軍隊において歩兵小部隊の強さが底上げる、これが後の戦争に役立ったケースが多かった。 >>472 軍事目標は最初から防空対策を取っている、あるいは防空対策を強化しやすいため、対爆撃能力は比較的に強い。 民間目標はそうではない。 だが確かに相手によって爆撃すべき重心が違う、戦略爆撃が効き難い相手も存在している。 しかし例えば、ゲリラ相手に爆撃は効くにくいとはいえ、(費用対効果が高いとはいえないが)それでもゲリラにとって最重要である基地構築を妨害する効果があって、相手をゲリラレベルのままに押さえる。 政治問題によって後方基地を爆撃できなくても、兵站ルートを攻撃し、前線基地の構築を妨害することをできる。 一番の問題は戦略爆撃システムの構築と運用コストが高すぎる、米英以外でそれをまともに運用した例はなかった。 もし空爆エネルギーが限られたの場合、それをCASや戦術爆撃に使う方が現実だ。 そこら辺はドゥーエ以来の戦略爆撃理論の欠点である。 しかし戦略爆撃より安上がりの政治/経済攻撃手段はたくさん存在し、最も古典的なのはまさにゲリラコマンドだ。 現代空軍と比べれば、敵の後方に侵入することは容易ではないとはいえ、できないでもない。 海軍において海上封鎖と通商破壊戦は明らかに有効だ。 そして弾道ミサイルが登場以来、戦略攻撃の選択が増えた。 他に、心理効果狙いケースが殆どだけど、現代で流行ったテロ攻撃もある意味人間による戦略攻撃だ。 だが稀に石油、ガス精製所、発電所など狙うケースもあった。 >>491 七十年前の話ではなくて今今は北朝鮮、ロシア、支那非難の大合唱。 CNNでさえ連日、北朝鮮ミサイル問題を取上げ、またウクライナとトランプ政権のスパイ疑惑を合わせてロシアを叩いている。 FOXはFOXで経済・南シナ海問題で執念深く支那を叩いている。報復関税の発動は避けられない。 南朝鮮に対する「疲労」はピークに達し、在韓米軍撤収を本気で議論してる。 モリカケ日報セクハラ問題で持ち切りなのは日本だけですよ。 >>493 >マルヌの会戦 3個軍とパリ防衛軍を動員した連合軍の反撃作戦では? 成功した理由はドイツ第1軍と第2軍の間隙を突いたから。 本格的な塹壕戦になるのはこれからで、東部戦線をケアするドイツ側は防勢に転じ、 連合軍側がエランビタールをたぎらせてドイツ軍の柔軟防御に突っかかっていく。 そして防御火力で蒸発していく。 フランス軍の損害が1番苛烈だったのは開戦から第一次マルヌ会戦とその後の反撃戦までの間で塹壕戦開始以降は下がるからその認識は微妙におかしい 第一次マルヌを戦役として捉えれば、 ドイツのパリ接近→連合軍の即応機動→ドイツ攻勢阻止→そのドイツ側方に対する連合軍の限定攻勢になりますが、 マルヌを会戦として捉えれば、一般的(英仏的)には、 連合軍の限定反撃(結果として初めての独軍後退→戦線の膠着化) >493 のミスは、マルヌを戦役と捉えているにも関わらず、狭義のマルヌ会戦直前までの戦いをマルヌ会戦と呼称してしまったこと >496 のミスは、狭義のマルヌ会戦に拘り戦役ととらえず、493が言わんとする直前の状況をスルーしたこと だと思うのですが、いかがか? >>493 >戦史を見れば、対叛乱戦で経験を積めた軍隊において歩兵小部隊の強さが底上げる、これが後の戦争に役立ったケースが多かった。 第1次大戦のイギリス軍で言えば、初期は軍のMASSの小ささを植民地戦争で身につけたプロフェッショナリズムで戦った。 小銃射撃の技量を磨き、1分間で15発速射できる技量を磨き、分隊速射で機関銃の不足を補った。 ただし、これが抜本的な解決に何ら寄与しなかったのは言うまでもないでしょう。 初年度で植民地戦争経験がある正規軍は瞬時に消耗し、キッチナーが募集した「ニュー・アーミー」は ソンム会戦でドイツ軍の砲火でなぎ倒されていった。 (「図説・第一次世界大戦」(学研)) 抜本的な歩兵の戦術的な能力向上とは、戦闘群戦術による火力と機動の連携、 敵の火力から掩蔽を得る築城、それから他兵科との諸兵科協同としか言いようがないと思うが。 >>498 Vernichtungsgedanke(殲滅戦) https://en.wikipedia.org/wiki/Vernichtungsgedanke Vernichtungsgedanke, literally meaning "concept of annihilation" in German and generally taken to mean "the concept of fast annihilation of enemy forces" is a tactical doctrine dating back to Frederick the Great まずはここから。 >>497 とんでもない。ソンム会戦以降も連合軍は大出血大会ですよ。 ●各国の死傷者の割合(死傷者/動員兵力(比率)) 〇ドイツ 6,400,000/13,400,000 (48%) 〇オーストリア 2,483,000/7,800,000 (32%) 〇イギリス 2,860,000/7,101,000 (40%) 〇フランス 5,715,000/8,660000 (66%) 〇ロシア 5,310,000/12,000,000 (44%) 〇アメリカ 256,000/4,355,000 (6%) 主要国のみですが。 西部戦線と東部戦線の両方を戦った枢軸国側の死傷者も膨大だが 連合国側、特にフランス軍の死傷者は動員数の66%に及び 士気はほぼ崩壊寸前で反乱まで起きてた。 さらに、ロシア革命でロシア帝国が崩壊したことにも注意。 アメリカの参戦が無かったら、消耗戦でも先に崩壊したのは連合国側だったでしょうね。 最終的に敗北したが、ルーデンドルフが第一次大戦中に開発した 前方地域、主戦闘地域、後方地域のエリアで守る柔軟防御戦術は 現代軍の防御戦術のモデルになっている。 >>502 マルヌ戦以降の話をしてたと思うんだがなぜソンム戦に突然変わったのだ? まあ説明するならフランス軍の死者・行方不明・捕虜は 1914年8月-1915年1月に50万人以上(第一次マルヌ会戦とその後の反撃の時期) 1915年2月-1916年1月に40万以上(阻止された大攻勢の時期) 1916年2月-1916年12月に35万(ヴェルダン戦とソンム戦等のあった時期) 1917年1月-1917年12月に19万(シュマン・デ・ダム戦等のあった時期) 1918年1月-1918年11月に31万(カイザーシュラハトと連合軍最終攻勢) と言った結果でいわゆる開戦から塹壕戦開始までの損害の大きさが他の時期より突出してる事がわかる 100年たった今もなお、不発弾などで立ち入り禁止の村跡が残ってるからね。それを言うなら、ロンメルの『悪魔の花園』だって現役だし。 >>504 第一次世界大戦のフランス軍の死傷者の累計は570万。 開戦時にジョッフルがプラン17に使用した兵力が170万。 戦争通してこれが3回以上全滅する死傷者を出している。 だから開戦からマルヌ会戦までの損害が大半ということは無いと。 心理的には1917年のニーヴェル攻勢、エーヌ会戦の損害が効いている。 硬直した移動弾幕射撃に連携したソ連軍ばりの分刻みの攻撃前進を強要され、この作戦でフランス兵の心が折れた。 4月29日にフランス軍内で大反乱が勃発し68個師団で反乱事件が起きた。 このときドイツ側が事態に気づいていたら戦争は連合軍敗北で終了してた。 ニーヴェルが更迭されペタンが総司令官に就任し反乱を収拾した。兵士の待遇を改善した。 「攻勢主義」派からより戦略的な発想ができるペタンに主導権が移ったことでやっとまともな運用が始まった。 >>506 開戦からマルヌ会戦までの損害が大半なんて主張してないぞ この時期が明らかに突出してて第一次世界大戦におけるフランス軍の死者の話の肝であると言うだけで大半なんて単語は一度も使ってない 君が言った"エランビタールをたぎらせて蒸発していく"のが1番適応されるのは塹壕戦期間ではなく1914年だと覚えておいてくれればいい 別にそれ以降エランヴィタールがなくなるわけでも蒸発しないわけでもないが 1番相応しいのは塹壕戦開始後でなくこの期間 それを否定して塹壕戦開始後の方が酷いと言うなら論拠の乏しい全体の死傷者の累計なんかじゃなくもっと細かい累計で主張してみてくれ https://www.sankei.com/world/news/180408/wor1804080004-n1.html >台湾の潜水艦自主建造計画は昨年3月に正式に始動。 >台湾が保有する4隻は老朽化が進み、うち2隻は第二次大戦直後の就役。蔡政権は対中抑止力強化の要として1500〜2千トン級のディーゼル潜水艦の新造を目指している。 >だが過去に建造した経験がなく、国防部は必要な技術25項目のうちエンジンや武器システムなど6項目は海外からの調達が必要だとしている。 1500〜2000トン級って小さいな Taiwan veteran armyさんの意見を聞きたいところ >>508 1914年はまだ動員規模自体が最大というわけでなく、「死傷者」の年割でいけば突出して多い年でも無いんじゃないか? 手元に内訳の数字までは無いが、「死者」数がやけに多いのは野外衛生の不備で「負傷者」がそのまま「死者」になったのではと推測。 たしか蛙軍の当初の教令ではエランビタールの最大発揮のため「負傷者を放置して前進を継続」みたいなとんでもない原則があったように記憶。 >>510 年区切りだと多少1914年が多い程度だが1914年だけは4ヶ月程度で50万人だと割合的には他年度の4倍くらいになるんだが その理由が野外衛生の不備と負傷者を放置して前進する教義だとは随分極端な推測だな ところで負傷者を放置して前進する教義だが1914年のフランス軍がどれくらいドイツ国内に前進したか知ってる? 知ってるならその教義がほとんど適応される状態になかった事はわかると思うんだがね まあこれ以上ただの推測と記憶だけで話すなら退屈だからもうこの話はてきとうに終えていいよ 第一次世界大戦の教訓収集のため帝国陸軍参謀本部が欧州に送った要員はフランスが65名で最多。 2位がドイツ55名、3位がイギリス50名。 戦間期、比較的火力重視の陸軍省に対し参謀本部が「白兵主義」が強かったのはフランスの教義が影響しているのではないかと。 ドイツから収集した教訓も、もっぱら東部戦線でロシア軍を殲滅したタンネンベルクの戦いが主体。 対ソ連戦重視の気持ちは分かるが結局、西部戦線の防勢作戦による膠着や、1918年のドイツの春季攻勢、連合軍側の攻勢作戦完成形アミアンの戦いを十分に収拾し損ねた。 これは隔世遺伝で最近まで残ってて、第一次世界大戦の戦史で重視してるのが何故かタンネンベルク。 これじゃ、いつまでたっても変わらないね。 ただドイツ視点で見ればタンネンベルクが最大の成功例であって シュリーフェンプランに基づく開戦直後のベルギーへの進撃から膠着までの戦闘も カイザーシュラハトもヴェルダンも失敗例になる 逆に連合軍の最大の成功例は100日攻勢になって 第一次マルヌ会戦はプラン17の失敗をカバーできたというだけだし ヴェルダン戦も阻止に成功しただけで戦果ではない 他の多くの攻勢も犠牲ほどの戦果は毎回出してない だから最も参考すべき成功例は連合軍とドイツ軍限定ならタンネンベルクと100日攻勢になって しかもこの2つは数で劣る軍が機動で大勝したタンネンベルクと重武装の攻撃部隊が重武装の防御戦線を突破する100日攻勢という明らかな対比があって 日本がタンネンベルクを最大に重視するのは当時の視点では当然だと思う 成功例より失敗例を重視しろと言うのは逆に中々勇気のいることだしな 第二次世界大戦のドイツ軍の機動戦重視を生んだのもタンネンベルクの影響は濃いだろうし もう反論済みだけど>>506 とか>>510 みたいな意味不明のツッコミ、ほんとうに疲れるな 1914年の大損害は、数に勝る独軍に裏をかかれて押しまくられて、退却中に捕虜やら行方不明大量に出るし、必死で反撃して野戦で押し戻した訳で。 そりゃ大損害だけど、やむを得ない犠牲と、必要で有益な犠牲だったから、士気への悪影響は大きくない。 だけど1915年以降の攻勢での損失は、兵士たちにとって無益感、不必要感が大きいので、士気への打撃が大きくなるのは当然。 大半の師団は攻勢を放棄しただけで持ち場から離れて家に帰ったり上官と戦ったりしてたわけじゃないから そういう意味で戦闘意欲自体が失せてたわけではないな カイザーシュラハトはアメリカ軍の主力が来る前に阻止されてたし 士気が原因でフランス軍が敗退する可能性は薄かっただろう >517 重心を指向しない弱点攻撃は戦争の帰趨を変える決定打にはなりえないって旧軍が言ってた(おまいう >>509 2000トン通常動力型潜水艦が小さいと感じるのは日本基準故じゃない? ドイツの214型潜水艦もこのサイズだ。 それにある意味建造テスト用の物で、 いきなり3000-4000トン級通常動力型潜水艦を作ることはコスト面でもリスク高すぎる。 >>518 局地戦で負けた故に、意地になって資源を投入し続け、大局の判断を誤ったことは戦史上稀によくある。 ガダルカナル島はまさにそれだ。 だが局地戦は負け続けていた方にとって勝てば反撃の狼煙になる、しかし勝ち続けていた方に取って勝てもメリットはなく、負けたら面目が失う。 ジョン・フラーが言った「決定性会戦」(日本では「決定的戦闘」に訳された)も案外そのような心理的な勝敗が多かった。 >>519 特に「革命精神の勝利」と宣伝された1792年ヴァルミーの戦いはそうだった。 台湾海軍の潜水艦って意味があまり分からん。対支那戦では意味が無いし。 台湾海峡くらいだとアクティブソナーの捜索範囲で覆われ潜水艦が行動する余地が無い。 仮想敵が日本か、もしくはスターリング機関の情報携えて支那に寝返るか。怪しいもんだね。南朝鮮海軍の潜水艦(安重根他)と同じ異音がする。 まぁ、欧州や米国と組んでやる分には御随意に。 オーストラリアへの輸出の話も潰れて良かったと思ってる。 潜水艦は徹底的にガラパゴスでいいよ。 しかも水深も浅いから姿をくらますための変音層もなかろう。 本当に彼らは何のために調達しようとしてるんだ? 昔はバシー海峡付近は絶好の待伏せポイントだったが現代の潜水艦戦では違うだろう。 どっちかと言えばSOSUS網と対潜哨戒機が有利な海域。 >>521 最近、空母を含めた中国海軍艦隊が太平洋に進出して、バシー海峡と宮古海峡経由で台湾一周したの話を聞えなかったか? 確か日本では自衛隊の宮古海峡スクランブルニュースとして報道された。 潜水艦あれば、偵察や監視、太平洋方面への警戒と他に、牽制攻勢を打ち出し、南シナ海や東シナ海に陽動作戦やゲリラ作戦を仕掛けることも可能だ。 平時でも対潜戦演習の仮想敵になれる、無駄はない。 オーストラリアは商戦あっても 台湾には誰も売りに来ないんだなw だって台湾軍ちゃんって平気で機密をお漏らしするし・・・ (ペトリや雄風の情報を漏洩した少将を見ながら) もっとも、日本は他国をとやかく言える立場ではないけどな とはいえアメリカから売ってもらえない、あるいはコンペの結果アメリカ製の能力不足が判明した場合は、大抵の装備を自国で開発できる強みがあるのが救いか >>524 日本にとって潜水艦は有用ですよ。南西諸島近海は水深も深く待伏せするには絶好の海域。 SSMやSAMと組み合わせれば航空劣勢下でも支那海軍の海上優勢を拒否できるかもしれない。 支那大陸との距離が200km未満で水上艦のアクティブソナーで海峡を覆うことができ、 また浅深度で潜水艦が潜む変音層もない台湾海峡で、潜水艦を何に使うつもりかと。 そう言えば、台湾って支那と歩調を合わせて尖閣諸島や南沙諸島の領有権を主張してましたね?と。 海洋戦略(マリタイムストラテジー)は外交・貿易・海軍力とセット。 支那から独立するのか、それとも支那に併合されるのかはっきりさせない台湾と外交関係を増進させる奇特な国は存在しない。 ほとんど米国しか(実質的な)同盟国が存在しない台湾に独自の遠洋海軍力なんて無用の長物。 それでもなお潜水艦技術の取得を、何やら水面下で画策しているのは支那に漏洩しそうで怖いですね。 支那のインエリジェンスが日本国内で狙ってる最大級の標的は潜水艦技術。過去に露骨に狙ってきた。 潜水艦技術資料持ち出す 中国軍に流出か 警視庁、防衛庁元技官を聴取 https://newshla.exblog.jp/110304/ 陸自が海上輸送力の整備検討、南西諸島で機動展開=関係者 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180508-00000074-reut-cn https://jp.reuters.com/article/ 陸自が海上輸送力の整備検討-南西諸島で機動展開=関係者-idJPL3N1S81W1 陸上自衛隊が、独自の海上輸送力の整備を検討していることが分かった。 中国の海洋進出をにらんで発足した水陸機動団などを南西諸島で機動的に展開するため、離島の小さな港に接岸したり、海岸から人員や車両を揚陸できる輸送艇の取得を計画している。 実現すれば陸自が初めて船を運用することになるが、乗員育成には5年以上かかることが予想される。 台湾に潜水艦が必要なこれだけの理由 岡崎研究所 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/12604?layout=b >台湾は、日本の潜水艦技術にも強い関心を持っていると言われている。 >日本の潜水艦技術は世界でもトップクラスであり、特に騒音軽減技術が優秀である。 >台湾が最新鋭の潜水艦を導入することは、日本の安全保障にとっても当然プラスになる。 どこがどう「日本」に「プラス」になるのやら。 岡崎氏は比較的タカ派でならしているが「あの」孫崎の師匠筋ですよね? 軍事戦略や海軍作戦レベルでどう「プラス」なのか何も分析できない連中が適当なこと言って世論を左右するとしたら怖いね。 数は少ないが、比較的新造艦で推進装置の音紋が知られていない海自の潜水艦は対支那戦の切札。 安易に「外国に技術供与しろ」なんて奴は信用できない。 >530 どこまで先祖がえりするつもりだ・・・ またSS艇か >>532 >>533 深く考えすぎ。 加山雄三でさえ結構なプレジャーボート(全長25m,重量105t,1800ps,14ノット)を運用してた。燃えたけど。 陸軍にできないわけがない。 東レが炭素複合材を提供し軽くて大馬力の高速艇が五億円。 昔ほどハードル高くないです。<日本のプレジャーボート産業の底力 実際に米軍にもパーツ売ってるしね。 東レもわりとバリバリの防衛産業。 どっちかというと自衛隊法の船舶運用規定(海自が運用)を改正する方が手間隙かかるかもしれない。<自民党の国防部会(「制海権」「制空権」があれば中国様は侵攻しない!) >>531 孫崎はチャイナスクールで岡崎はワシントンのシンクタンク系だから 系統は全く別。 因みに政治的に台湾に技術供与が出来ないのは、そもそもの「中華民国」の スローガンに大問題があるから話が出ない訳なんで、批判するならば 外務省の顕官まで上り詰めたのにその点に触れない事を先ず批判すべきだろう。 炭素複合材はかなりの軍事科学技術のブレークスルー。 UAVが汎用化したのもこれが大きい。 東レ系の会社はUAVも作ってる。 海上・航空での汎用的な移送手段が変わりつつあります。 高価で戦闘機くらいしか使えない時代から汎用の時代へ。 >>536 孫崎はチャイナスクールじゃない。(出身が満州国で怪しいが。) ロンドン大、モスクワ大を経てハーバード大の国際問題研究所です。 外務省のいわゆる「情報屋」として、岡崎久彦の後輩にあたり、岡崎氏の情報調査局長時代は分析課長として仕えた。 岡崎久彦氏は2014年に亡くなったようで、今の台湾のは「岡崎研究所の見解」と訂正しとくわ。 >>538 台湾については『台湾関係法』という米国の国内法が全てで、日本政府の立場は何の関係も無いはず。 たとえ米国が台湾を巡って中共と戦争したとて日本としては何も出来ない。朝鮮戦争のときもそう。 あるいは『アメリカ帝国主義は日中共同の敵』とでも声明するのか。 >539 >海自がやるべきことだな。 だが、やってくれないから陸独自で欲しいという話 米海大に人材を送り込んでいる割に、いまだ海自には作戦術が根付いてない模様 (陸も、まだまだあまり言えたものでは無いようですが…) >>アウアウカー Saeb-DX3U) ロシアは元々中国の同盟なので別にして、他の潜水艦製造国は中国怖いの腰抜けばかりで、唯一武器を台湾に売れるのアメリカは通常型潜水艦能力を失っただけの話 だ。 台湾軍は機密漏れに関して確かにリスク高いが、そもそも武器技術を公開的に中国に売れたフランスとイスラエルの方が遥かに問題だ。 日本の武器輸出はそもそも自国の政治がややこしいなので世の中で誰も本気で期待していないじゃないか? あとこのスレで何度も言ったが、台湾が中国の手に落ちたら先島諸島はほぼ確実に守れないぞ。 まあ、台湾にとって先島諸島が日本領地故に限定的な壁に成っているため、そこは感謝している。 >>540 「周辺事態法(今は名前が変わった?)」という不気味な法律があるんだよな。 >>541 「まだまだ」つうか「皆無」だろう。 「統合機動防衛力」という言葉があって、かなりの広大な空間の中で「即応展開」「1次展開」「2次展開」「3次展開」という時間的要素も考慮した運用が求められている。 これを作戦術を教義化せずに戦術だけでどうするつもりかと。 強靭な陸上自衛隊の創造 -統合機動防衛力の実現に向けて- http://www.mod.go.jp/gsdf/about/roles/index.html#gdf イメージビデオより"Operational art"。 >>542 先島諸島から台湾まで250km、浙江省まで400km。 FBの戦闘行動半径としてはそこまで変わらない。 台湾が大陸に飲み込まれても防衛が機能するようにせいぜい教義を磨いて防衛力を増強することが肝要。日本にとっては。 >544 >これを作戦術を教義化せずに戦術だけでどうするつもりかと。 作戦術はなくても、作戦計画は立てられるんだぜ・・・orz (それで十分と思ってるのが、まだまだおるんよ) (もちろん若手は変わってきてるし、上やOBにも判ってる人はいるんですが、なにぶん陸は規模がでかいので急激には変わらない) >>545 キッド級も泊める台湾二番目の海軍基地蘇澳は与那国島からや110キロしかない。 雄風三型ASMの有効射程は基本型150km、改良型300km、台湾から石垣島周辺まで届く。 蛙跳び戦術使えば台湾のヘリボーン部隊は宮古島までいけるぜ。 今こそ減ったが冷戦時代の全盛期で台湾は海兵隊二個師団を持っていた、アメリカ抜きで考えばあの時代日本は逆上陸部隊皆無しなので、先島諸島は軍事的に無防備に近い。 >>548 CH-53Eクラスになれば航続距離2000km。 戦闘積載で半減するとしても支那大陸から先島諸島に対してヘリボンできる時代に既になったと。 SSMもラムジェット等で支那大陸と先島諸島で直接撃ち合う時代になりつつある。 台湾が支那にとられようが、とられまいが本質的な差違は既に無いわけで。 逆に準首都たる上海近傍基地に「敵策源地攻撃」をしかけるオプションを整備し攻防両面で作戦を考える時代ですね。 >>548 >冷戦時代 1972年まで沖縄自体がアメリカの委任統治領だが。 アメリカと戦争してまで先島諸島を取りにくるなんて豪快な発想だね。 >>546 >作戦術はなくても、作戦計画は立てられるんだぜ・・・orz その場合、特定の「設想」に「設想」を重ねざるを得ないと。その設想が外れると作戦計画の前提が崩壊し無に帰す。 作戦の環境・枠組(作戦地域他)、End state・重心・極限点等の"operational art's element"を可視化(visualize)して本質を明らかにし、状況の推移に応じてoperational processを回す。 作戦術を導入することが普通に理にかなっているはずですが。 先島諸島近傍での海上戦闘・航空戦闘って東支那海をウジャウジャ航行してる民間船舶を整理しないと到底できにでしょう。 空対艦・艦対艦でミサイルぶちこむっても、海上のレーダーエコーに撃つわけで。 黄海から東支那海を経て太平洋航路に抜けていく船舶がどれほどあるかと。 支那-北米だけで年間100兆円以上の貨物が航行してる。 それを整理している間に戦況はどんどん進んでしまう。 さらに、どの島嶼が対象にんるか分からない。 先島以外にも五島や奄美や対馬も上海から見れば等距離の扇状の地理環境にある。 こういう「時間」と「空間」でかなり幅がある作戦環境・枠組での作戦になる。 対日戦に指向される北部戦区と東部戦区は江沢民系の上海閥の影響が強いとされている。 必ずしも中部戦区を基盤とする習近平政権とは一枚岩ではないと。 支那側の戦争の主体となる「重心」も作戦術の観点から良く分析すべきかと。 先方もそれを危険にさらすような戦争はできないわけです。 島嶼の防衛と並行して策源地への逆侵攻やミサイル攻撃が抑止に効果的。 先方の究極的な目的は国内での権力抗争の延長線上にあるわけで。 (香港・マカオの奪回で江沢民政権の基盤が固まった例) >>550 そして1989年までの中共はソ連を食い止める人海の肉蒲団。「気分はもう戦争」だな。 人海やらせるにしても肝心の小火器がどうにもならんので、製鉄所だのNORINCOの工作機械だの日本もずいぶん貢いだ。 『当時としては』最善の方法と思えた訳だが、ビンラディンに梃入れしてたアメリカより酷い下手打ったかな。 >>アウアウカー Sa11-C8gt 私は「台湾が中国に占領されたら日本にとって先島諸島が危ない」 のことを説明したいだけだ。 台湾から出発すれば、作戦半径200km級のUH-1クラス部隊が攻撃ヘリ付きで宮古島まで行けるのアドバンテージが大きい。 台湾東部の陸海空基地を利用すれば先島諸島周辺の制圧が容易になる。 台湾から発射して長射程の対空対艦ミサイルが石垣島周辺まで届く。そして八重山諸島が占領されたら宮古島制圧の前進基地になれる。 そもそも南シナ海と台湾海峡は日本のシーレーンにとって非常に重要である。 台湾が中国に占領されたら、南シナ海と台湾海峡が完全に中国に制圧される。 日本の軍事能力に自信を持つことはいいことだ、しかし隣の中小国を舐めることはよくない。 台湾が中国の軍事基地になると日本にとって確実脅威になる。 そもそも正式的な国交はないが、長年、両方にとって軍事的に対抗していないことは良い事と思う。 >日本の軍事能力に自信を持つことはいいことだ いや 日本の軍事力って自信を持てるほどのものじゃないだろ 戦車や火砲の数は少ないし、個人装備だってベトナム戦争みたいな時代錯誤のものだし、護衛艦は殆ど時代遅れのターター艦だし、戦闘機だってまだF-4が現役だ そもそもあれは軍隊じゃない 台湾的な美辞麗句か皮肉かも知れんが >>556 戦車の数なんて日本の防衛にほとんど関与しないし、個人装備もナム戦とかいつの時代の話だよ・・・ ついでに護衛艦隊の殆どのESSM装備艦はターターとは隔絶した性能よ >>557 556の知識と能力がナム戦止まりなんだよw 察してあげようよw 流石にFCS-2艦はイルミネータの関係でターター艦に及ばない 400門の火砲、100両のMLRS、400両以上の第3世代MBTを見て少ないと言ったり、 汎用艦がターター艦で能力不足に感じるところを見ると、 米露並にならないと556は自信を持てないんじゃないかな。 >>560 戦車は作戦正面の北方・西方と戦略予備に各4個大隊相当(300両)。合計900両。 野砲も作戦正面の北方・西方と戦略予備に師団砲兵3個連隊(150門)、軍団砲兵(砲兵面特科群)3個群(150門)。合計900門。 当たり前といえば当たり前だが冷戦時代の900両、900門体制が妥当。現状は不十分。 一番肝心なことは、陸上戦力を整備すると、対象国は侵略する気が失せる。 単純に作戦正面+戦略予備の600両、600門に対し二倍の優勢を確保しようとすると1200両、1200門を揚陸することになる。 しかも、その効果に対して金がそれほどかからんこと。 海・空の大金を吸い上げる割には抑止力になってない高額装備に比べて安い。 冷戦時代の防衛費も今よりも安かったし。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる