>>749
私は資料を調べる途中で、軽装甲機動車は陸自普通科にとって救世主に成らなくても福音書ではあるということを分かった。まさに21世紀の夜明けに現れる期待の明星だった。

……故になぜ長年に渡ってあの手の4x4装甲車を採用していなかったこと*と、あの微妙な性能でいいのか自衛隊?のことに、疑問を感じる。
海外であのサイズの装輪装甲車は亜流ではあるが探せば出るなので、設計する時参考対象に困らないはずだった。

そして日本にとってLAVは新しいタイプの車両なので、多少な性能不足を許しても、採用から20年に近いを過ぎた。
この間でアフガン、イラク、ウクライナ、シリアなど戦争の戦訓は、歩兵装甲車両の重要性を再び喚起し、改善の方向も提示した。

アメリカ軍の制式4人乗り4x4 WAPCは装甲ハンビーから各式MRAPに経って、JLTVに変わった。
イタリアもIveco LMVなど近年稀に見る西欧発ベストセラー小型装甲車両を作り出した。
海外派遣の可能性が高くなった時代で、陸自にとってそろそろLAV改を研究してもいい時期だと思う。


*:
冷戦全期に渡って自衛隊の港、飛行場など後方施設の警備部隊が装甲車両を装備していなかったことに特に驚いた。
ソ連式機動作戦の話に戻ると、ソ連は後方撹乱のために空挺と特殊部隊に力を入れていたことは当時で周知されていた、
それに対して冷戦最前線の一つの日本はそれに対して防備が薄かった。