>>754
いいかげん、帝国海軍の空母でしか通用しない「正規空母」という言葉を使うのは止めたらどうよ?
「正規空母」って言葉を使ってる人間は「私は空母に関して何も知りません」と白状しているに等しいんだよ

「正規空母」という言葉は太平洋戦争当時の帝国海軍の空母にだけ通用する言葉で
「他の艦種や民間船からの改造でなく最初から空母として建造された船」という定義であり
空母としての能力の高低とは直接には関係しない

例えば、
・南雲機動部隊の中核を担った赤城も加賀も
・ミッドウェイ海戦で艦隊型空母4隻を失った後の帝国海軍空母機動部隊を翔鶴・瑞鶴と共に支えた飛鷹と隼鷹も
・当時、世界の空母で圧倒的な排水量を誇った信濃も
どれも正規空母ではないって知ってる?

逆に鳳翔はその小ささ故に太平洋戦争終結時の艦載機を運用する能力を完全に喪失していたが、それでも戦争終結時に正規空母だったって知ってる?

「その時代の本格的な艦載機を運用できる規模と艤装を有する空母」意味の言葉として(帝国海軍以外の)世界共通の言葉は、「艦隊空母」あるいは「艦隊型空母」だ

だが現代ならば空母の航空艤装の水準が運用できる艦載機のクラスを決めるので、現代空母に関して議論したいのならば、航空艤装を表す分類に従うのが適切だ、
つまり能力の高いほうから順に
・CATOBAR空母
・STOBAR空母
・STOVL空母
・ヘリ空母(STOVL空母と基本的には同じだが飛行甲板の強度や耐熱性の面で差がある)

軽空母は排水量や飛行甲板の長さが小さい/短いということを意味する言葉だが運用できる航空機のクラスを直接には決めない(まあ、大抵はせいぜいSTOVL機までだろうが)から
空母の運用や技術に関して議論する場合にはあまり適切な言葉ではない

いずれにしても帝国海軍の空母に関してしか通用しない「正規空母」という言葉を「艦隊空母」の意味で誤用するのは無知蒙昧も甚だしい