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統合エア・シー・バトル構想の背景と目的 海幹校戦略研究 2011年12月
http://www.mod.go.jp/msdf/navcol/SSG/review/1-2/1-2-8.pdf

米軍は、冷戦終結後に空軍の遠距離打撃戦略を見直し、次期遠距離打撃戦兵力の整備を中止した。
だが、新たに出現した中国のアクセス阻止の環境下においては、在日及び在韓米軍の基地を利用することは危険である上、
空母を始めとする戦力投射のためのプラットフォームが沿岸に近接することもできない。

また、グアムやハワイ、ディエゴガルシアといった米軍基地からは作戦地域までの距離が遠く、縦深性と抗たん性を有する
中国の軍事目標を攻撃することが困難である。

このため、米軍は空母や戦車を中心とした兵力から遠距離打撃能力を中心とする新たな兵力組成への転換を図るとともに、
ミサイル攻撃に耐えうる格納庫や滑走路、さらにはテニアン、サイパンといった新しい前方基地の開発を含む大規模な軍事態勢の
見直しが急務となっているのである。

>中国のアクセス阻止の環境下においては、在日及び在韓米軍の基地を利用することは危険である上、空母を始めとする戦力投射のためのプラットフォームが
>沿岸に近接することもできない。