若い女性は育児休業の拡充、脱原発、給料格差の是正などを支持する傾向がある。このため左寄りの政党に票が流れる
https://www.swissinfo.ch/jpn/%E7%9B%B4%E6%8E%A5%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%88%B6%E3%81%B8%E5%90%91%E3%81%8B%E3%81%86/%E9%81%B8%E6%8C%99_%
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■スイス発の最新の研究結果

政治学を研究するチューリヒ大学の学生たちがこのほど、最新の研究結果を公表した。

スイスの主要政党
国民党(SVP/ UDC、保守右派) 社会民主党(SP/ PS、左派) 急進民主党(FDP/ PLR、リベラル右派) キリスト教民主党(CVP/ PDC、中道右派)
緑の党(GPS/ Les Verts、左派) 自由緑の党(GLP/ Vert'libéraux、中道派) 市民民主党(BDP/ PBD、中道派)
社会民主党青年部(JUSO/ JS、左派)

 ところが男女で比べたとき、上記の様な政治的意見を持つ女性の数は男性よりも多かった。この違いが投票行動に現れているという。

 その他の一般的な研究では、より深遠な分析がされている。それは「現代のジェンダーギャップ」で、今日の若い女性が昔の若い女性とは異なるということを意味する。
 特に若い女性が左派に投票する傾向が強まっているという。英マンチェスター大学のロザリンド・シャロックス氏ら社会科学者たちは、宗教への信仰心が薄まっていることが背景にあると指摘する。
 つまり欧州の新しい世代の中で、社会保守的な価値が後退しているということだ。
 対照的に共感を集めるのが(自由主義の中で社会福祉を重視する)社会自由主義だ。ジェンダーの観点から言えば、(富の)再分配に女性の支持が増える一方、
 男性は自己責任が重視されるべきだと主張する。